宅建の試験科目より 〜 宅地は登記簿上の地目を判断材料にしない

宅建の試験科目より 〜 宅地は登記簿上の地目を判断材料にしない

宅建試験は、宅地建物取引士(宅建士)になるための試験です。
この「宅地建物取引士(宅建士)」はその名の通り、宅地や建物を扱う仕事ですが、まずはそれがどのような定義に基づくものなのかを調べてみましょう。

1 宅地とは

宅地とは、まず『現在建物が建っている』土地を指します。建物の用途は何でもよく、住宅、店舗、事務所、倉庫など建物が建っていればそこは宅地となります。

また『建物を建てる目的で取引される』土地も宅地となります。今が空地であってもそこにビルを建てる前提で取引されれば、その場所は宅地として扱われます。墓地でも農地でも、建物を建てる目的の取引であればそこは宅地なのです。

これらの土地をまとめて『建物の敷地に供される土地』といいます。

そして、建物が建っておらず、建物を建てる目的でない取引でも、『用途地域内にある』土地は宅地です。用途地域内にあれば、山林や駐車場、墓地や農地も宅地として扱います。ただし、たとえ用途地域内でも、現在、道路や公園、河川、広場、水路である土地は宅地として扱えません。

用途地域内の土地が宅地であるかどうかを判断する時には、必ず「現在」どうであるのかを基準に判断しましょう。

ちなみに、登記簿には『地目』という、土地の種類(田、畑、宅地、山林、原野、墓地、牧場など)が書かれていますが、もしもこの地目が宅地でなくてもそれは考慮する必要はありません。上記の条件のいずれかに該当すれば宅地で、登記簿上の地目は判断材料にしないのです。

2 建物とは

宅地に比べ、建物かどうかの判断は簡単です。

建物は『柱』『壁』『屋根』があることが条件です。
ですから、いわゆる青空駐車場のような屋根のない駐車場は建物として扱われませんが、屋根のある立体駐車場は建物として扱われるということです。建物の用途は問われず、住宅や倉庫、事務所ビルの全てが建物です。

「○○号室」のような、マンションの各専有部分はそれぞれが建物として扱われます

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