宅建の試験科目より 相隣関係~隣家の植物・使用請求・窓の目隠し~

宅建の試験科目より 相隣関係~隣家の植物・使用請求・窓の目隠し~

宅建試験に出題される民法では、相隣関係についても定めています。

相隣関係とは隣同士の土地の関係をどう処理するかの規定です。

1 隣の家に生えている木

二軒並んでいる、庭付きの家をイメージしてください。

Aさんの家には長い枝がたくさんついている大きな樹木と、毎年タケノコを生やす竹があるとします。
ある時、Bさんの家の庭に、Aさんの家の樹木の枝が伸びて入ってきてしまいました。
また枝だけではなく、Aさん所有の竹が根を伸ばしたため、Bさんの家にはタケノコも生えてきました。
この時、Bさんは邪魔な枝を切ることや、タケノコを取ってしまうことは可能なのでしょうか?

結論から言いますと、枝は切ることができませんが、タケノコは取れます。

土地の所有権は法令の制限内でしたら土地の上下に及ぶため、Aさんの樹木の枝は、Bさんの土地の所有権を妨害していることになります。
しかし枝とはいえ、樹木はAさんの所有物であるため、Bさんが勝手に切ることはできないので、Aさんに切り取らせるか、Aさんの許可を得てからBさんが切るかということになります。

しかし、根は勝手に切り取ることが可能です。
土地に含まれる物はその土地の所有権に吸収されるため、Aさんの承諾を得なくても、Bさんがタケノコを取ることはできるのです。
もしも樹木の根が伸びてきた時でも、Bさんが切り取ることができます。

2 隣地の使用請求

土地の所有者は境界、またはその付近において障壁(ブロックの塀など)や建物を築造したり修繕したりする際、必要な範囲内ならば隣地の使用を請求することができます。
しかしその時は必ず、隣人の承諾を得なくてはいけません。

また、使用にあたって隣人が何らかの損害を受けた際には、使用請求者に償金を請求することが可能です。

3 窓の目隠し

境界線から1m未満の距離に、他人の宅地を見通すことができる窓や縁側(ベランダも)を設けている場合は、そこに目隠しをつける必要があります。
もしそのつもりがなかったとしても、1mという距離ではのぞきになってしまうからです。

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