停止条件と解除条件/条件の成就と相手方/期限の利益(宅建)| 条件と期限

停止条件と解除条件/条件の成就と相手方/期限の利益(宅建)| 条件と期限

停止条件と解除条件/条件の成就と相手方/期限の利益

宅建試験に出題される民法には、条件や期限といったことについても定められています。

停止条件と解除条件

停止条件とは、契約の条件が完成したら契約の効力が生じる、という場合の条件のことです。
解除条件は、契約の条件が完成したら契約の効力が消滅する、という場合の条件です。

たとえば、「次のテストで100点をとれたらお小遣いがもらえる」という契約において、「次のテストで100点とる」という停止条件が完成すれば、「お小遣いがもらえる」という効力が生じるというわけです。
あるいは、「成績が基準点以下になったら奨学金が取りやめられる」という契約は、「成績が基準点以下になる」という解除条件が完成すると、「奨学金」という効力を失うということになるのです。

また、条件が成就することにより不利益を受ける当事者が、故意にその条件の成就を妨げた場合、相手方はその条件が成就したものとみなすことが可能です。

条件の成就と相手方

条件の成就が未定でも、将来条件が成就した場合において相手方の利益が期待出来る場合、その期待は法律によって保護されます。
条件付契約の各当事者は、条件の成否が未定の間、条件が成就した場合にその契約から生じる相手方の利益を害することは出来ません。

一方、相手方は条件成就が未定でも、その契約言置ける権利義務を処分(譲渡)し、相続し、保存することが可能です。

期限の利益

法律行為に期限を設定した場合、期限が到来するまで、その法律行為の履行請求は出来ません。
借金の債務者は弁済期が来るまでお金を返す必要がないという利益があり、これは「期限の利益」と呼ばれます。

しかしこの期限の利益は、放棄は可能ですがこれによって相手方の利益を害することは不可能です。
たとえば借金の場合ですと弁済期前に支払う事が出来るのに支払わなかった場合には、支払日以降の利息も支払わなくてはいけません。
これは、お金を貸した側が利息を期待して待っているためです。

期限の利益の喪失

  • ・債務者がが破産手続開始の決定を受ける
  • ・債務者が担保を滅失させ、損傷させ、または減少させる
  • ・債務者が担保を提供する義務を負うのに、これを提供しない
  •  

    という場合に、債務者は期限の利益を主張することが出来ません。

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