宅地建物取引士(宅建士)の独占業務 〜 重要事項の説明

宅地建物取引士(宅建士)の独占業務 〜 重要事項の説明

宅建試験に合格すると、宅地建物取引士として業務にあたることが可能です。

さて、資格を持っていなければできない独占業務の1つに『重要事項の説明』というものがありました。
これはどういうものなのでしょうか。

1 重要事項の説明とは?

不動産とは概して高い買い物です。
買う場合にも借りる場合にも、また交換する場合でも、お客様は契約前に取引物権の重要な情報を知らないと契約をすべきか不安になってしまうでしょう。

そこで、契約をする前に取引物権の重要な事項を宅建業者が説明することにより、お客様に契約のための情報を提供するのです。
これを『重要事項の説明』といいます。

2 説明のルール

重要事項の説明は契約成立前にしなくてはならず、またしなくては意味がありませんが、契約の種類によって説明の相手が異なります。

売買契約の際は買主になる人に、賃貸借の場合は借主になる人に、交換の場合は取得する人に説明をします。
説明する場所は事務所でもそれ以外でも、どこかを問われることはありません。

3 説明義務

重要事項の説明義務を負っているのは宅建業者で、取引士を説明担当者として使いながら相手方に説明しなくてはいけません。重要事項の説明は取引士であれば、専任でなくてもすることができます。

義務を負っているのは宅建業者であるため、もしも取引士が重要事項の説明を拒否した場合に宅建業法違反に問われるのは宅建業者であり、取引士に事務禁止の処分が下されることはありません。

4 重要事項の説明方法

重要事項が記載された書面を、『重要事項説明書』あるいは『35条書面』といいます。
重要事項説明書には取引士の記名押印が必要ですが、専任である必要はありません。

重要事項説明は契約成立前にこの重要事項説明書を交付することで行われますが、取引士が説明する際には取引士証を提示する必要があり、取引士証の提示無しに説明を行った場合には10万円以下の過料に処せられます。

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