宅建の試験会場は選択可能?会場での注意点・過ごし方

宅建の試験会場は選択可能?会場での注意点・過ごし方

宅建試験を受ける際、試験会場を選択することは可能です。ただし、試験会場を指定する際には注意点があります。本記事では、試験会場の指定方法や注意点をはじめ、試験当日の試験会場での過ごし方についてもご紹介します。宅建試験を受験する際の参考にしてみてください。

1 宅建の試験会場はどうやって決まる?

宅建の試験会場は、大学や高等学校、会議場などの会場から試験センターが割り振る形で決定します。そのため、基本的に受験者が試験会場を指定することはできません。会場の決まり方は、次のとおりです。

(1) 宅建の試験会場は居住地である都道府県の会場から決定される

宅建試験は、原則として住民登録のある都道府県でしか受験できません。ただし、単身赴任や学生で住民票を移してないなどの特別な事情がある場合は、実際に居住している都道府県の会場でも受験可能です。その際、合格後の宅建建物取引士の登録は、受験した試験地の都道府県知事に申請されます。

このように、必ずしも住民登録のある都道府県に帰って受験する必要はありません

(2) インターネット申し込みの場合のみ試験会場が選択可能

宅建試験に申し込む際、インターネットで申し込むことで、試験会場を選択できます。ただし試験会場の指定は、それぞれの試験会場に定員があるため先着順です。そのため、申し込むタイミングによっては希望の試験会場で受験できない可能性があります。もし希望する試験会場がある場合は、できる限り早めに申し込みをするとよいでしょう。

また、一度決定した試験会場は、どんな事情があっても変更できません。そのため、仮に現在居住している都道府県外に引っ越した場合、宅建試験のために以前居住していた都道府県まで足を運ぶ必要があります。このような事態を避けるためにも、試験会場は慎重に選ぶことが大切です。

2 試験会場・試験時の注意点

試験会場が決まったら、当日の持ち物や過ごし方についても事前に確認しておきましょう。宅建試験の合格のためには、事前の試験勉強はもちろん、当日いかに集中して試験問題に取り組めるかも重要です。次の3点は必ず確認しておいてください。

・必須の持ち物
・用意しておくと便利な持ち物
・試験会場での注意点

(1) 宅建試験における必須の持ち物

宅建試験を受ける際、絶対に忘れてはいけないのが以下の3点です。

・受験票
・筆記用具
・時計

上記の持ち物は、どんな試験であってもほぼ必須の持ち物です。万が一忘れてしまっても試験自体は受けられる可能性がありますが、焦ってしまいいつものように問題が解けなくなってしまう可能性があります。試験前日には、当日持参するカバンに上記の持ち物が入っているか必ず確認しておきましょう。

①受験票

宅建試験を受ける場合、事前に郵送されている「受験票」が必要不可欠です。万が一忘れたり紛失したりした場合は、試験当日の試験会場に設けられている「相談係」に声をかけてみてください。氏名と生年月日を申し出ることで、受験票の再発行を受けることができます。

②筆記用具

試験を受けるには、筆記用具がないと回答を記載することができません。筆記用具は必ず試験前日にカバンに入れておくようにしましょう。必要な筆記用具は以下です。

・BかHBの鉛筆もしくはシャープペンシル
・消しゴム
・鉛筆けずり(鉛筆持参の場合のみ)

尚、ボールペンでの受験はできず、「BかHB」と濃さも指定されていますので注意が必要です。また、電卓の使用は禁止されているので、持参・使用しないようにしましょう。

③時計

宅建試験を受ける際、時間配分は非常に重要です。時計は必要不可欠であるものの、試験会場には時計は置かれていません。時計も忘れないよう準備しておきましょう。また、一口に時計と言っても、シンプルな時計機能だけの腕時計しか使えません。携帯や音の出る時計、置き時計は使用できませんので注意が必要です。

(2) 宅建試験で用意しておくと便利な持ち物

試験会場に持参すると便利な持ち物は以下の2点です。

・耳栓
・テキスト・問題集

必須ではありませんが、用意しておくと便利です。以下で詳しくご紹介します。

①耳栓

宅建の試験中は、基本的に静かです。だからこそ、周囲の受験者が問題を解く音や衣服が擦れる音など、意外な物音が目立ちやすい状況でもありますそのため、特に周りの音が気になりやすい人は、耳栓を用意しておくことをおすすめします。耳栓をすることで、周りの音を遮断して試験に集中できるはずです。また、試験会場についてから最後の復習をする際などに役立ちます。

②テキスト・問題集

宅建試験の会場には、テキストと問題集を持参することをおすすめします。試験前の最終確認ができ、これまでやってきたテキストなどを見ることで自信にもつながるはずです。試験前に重要なポイントを再確認することが、宅建試験の合否に大きく関わることもあります。さらに、苦手な問題を自分でまとめたノートを持参することで、より効率よく復習できるでしょう。

ちなみに、直前に確認すべき重要なポイントは、「統計問題」と「宅建業法や法令上の制限などの暗記問題」の2つです。特に「統計問題」は、数字を覚える必要があるため、直前の学習がおすすめです。

(3) 宅建試験会場での注意点

宅建試験を受ける際、試験会場での注意点を把握しておきましょう。場合によっては受験できなくなる可能性もあります。ここでは、以下の注意点についてご紹介します。

・遅刻は厳禁
・スマホの扱いは試験監督の指示に従う
・途中退席は禁止
・問題用紙の持ち帰りはOK

①遅刻は厳禁

宅建試験に遅刻は厳禁です。そのため、基本的には電車やバスが遅れても遅刻しないように、1時間〜2時間前には試験会場に到着しておくと安心でしょう。

しかし、どれだけ早く出発しても、電車が全く動かないなど急な事情で遅刻してしまう可能性はあり得ます。その際は、各会場に設けられている「相談係」に相談しましょう。適切に対処してもらえます。ただし原則としては、13時30分(試験開始は13時)より遅れた場合は受験できないので注意が必要です。

②スマホの扱いは試験監督の指示に従う

当然ですが、試験中はスマホを触ってはいけません。万が一触っているところを見られてしまったら、不正受験として扱われてしまいます。そのため、スマホの扱いは試験監督の指示に従いましょう。おそらく、電源をOFFにした状態で試験当日に配布される封筒に入れておくことになります。この際に慌てないよう、自分のスマホの電源の切り方は把握しておきましょう。特にスマホを新調したばかりの人は要注意です。

③途中退席は禁止

宅建試験では、原則として途中退席を認めていません。そのため、トイレなどは事前に済ませておきましょう。しかし急にお腹が痛くなるなど、どうしようもないこともあると思います。その際は、試験監督に許可を得たうえで退室が可能です。ただし、貴重な時間を消費することには変わりありません。事前に食べすぎないなど対策をしておくとよいでしょう。

④問題用紙の持ち帰りはOK

宅建試験では、問題用紙の持ち帰りが認められています。そのため、問題用紙に答えを書き込んでおくことがおすすめです。そうすることで、試験終了後の自己採点ができます。自己採点をすれば、合格発表を待たず合否を知ることも可能です。

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3 宅建試験当日・試験会場での過ごし方

宅建試験の当日や前日の過ごし方によって、宅建試験の合否が大きく左右されることもあります。精神的な状況次第で、試験の出来不出来も変わってくるためです。自信をもって試験に挑むためにも感情を良好に保つことは非常に重要になります。

ここでは、試験の当日や前日におすすめの過ごし方をご紹介します。ぜひ試験当日の参考にしてみてください。

(1) 前日夜に持ち物の確認

試験前日は、必要な持ち物をすべてカバンに入れておくことをおすすめします。その理由は、試験当日に慌てないようにするためです。準備不足により試験当日にバタバタしてしまうと、落ち着いて試験が受けられません。

また、忘れ物を防止する意味でも前日確認は有効な手段です。試験前日及びそれまでに、必要な持ち物は忘れずカバンに入れておくようにしてください

(2) 当日は早めに起床

試験開始は13時からです。いつもよりゆっくり寝られるという人もいるでしょう。しかし、試験当日はいつもより早めに起きることをおすすめしますその理由は、寝坊の防止と、最後の復習をするためです。

寝坊をすると精神的にもマイナスですし、最後の復習次第では、1〜3点(特に統計問題)ほど得点に影響する可能性があります。その1〜3点が合否を分けるかもしれないのです。試験当日はできる限り早めに起き、限りある時間を有効に使いましょう。

(3) 家で復習

家を出るまでの時間を使い、復習をしましょう。やるべきポイントは暗記教科です。具体的には、宅建業法と法令上の制限を集中して復習することをおすすめします。その際、自分が苦手とする問題をノートにまとめておくと、より効率的な復習が可能です。

(4) 早めに軽い昼食をとる

宅建試験は13時から(注意事項の説明は12時30分から)です。一般的なお昼時間に昼食を食べてしまうと、試験直前に食べることになってしまいます。直前の食事は集中力を欠いてしまう原因にもつながるため、避けたほうがよいでしょう。

そのため、試験当日の昼食は少量で少し早めに摂るようにしてください

(5) 試験1時間前に会場に到着

最低でも試験1時間前には試験会場周辺に着くとよいでしょう。宅建の試験会場の雰囲気は独特であり、雰囲気に飲まれないように多少でも慣れておくことが大切です。

雰囲気に飲まれてしまうと、周囲がすべて自分より優秀な人のように見えて焦ってしまいます。焦りは不合格の原因にもなりかねません。早めに到着し、試験会場の雰囲気に慣れておきましょう。試験当日は、試験1時間前には試験会場に到着するように家を出ることで遅刻の防止にもつながります。

(6) 最後の復習

早めに試験会場に着いたら、最後の復習をしましょう。稀に会場での復習をせずに試験を迎える人がいますが、ここで復習した内容が1点2点につながる可能性があるので、時間いっぱいまで取り組むのが賢明です。

最後の復習におすすめの内容は、統計問題と暗記問題です。統計問題は数字を覚える必要があるため、学習のタイミングは直前であれば直前あるほどよいでしょう。一方、暗記問題は量が莫大なため、苦手な問題に絞る必要があります。事前に苦手な問題をノートにまとめておくと、最後の復習が非常に効果的になるはずです。

(7) 試験30分前から試験の説明を受ける

試験30分前からは、試験監督から宅建試験を受験するための注意点を説明されます。そのため、12時30分には試験を受ける教室に入り、着席しておきましょう。その際、スマホの管理に関する説明もあります。よく聞いて試験監督の指示に従うようにしてください。スマホの管理は、不正受験を疑われる原因にもなるため注意が必要です。

(8) 宅建試験本番

いよいよ試験本番です。試験を効率よく解くポイントを以下にまとめたので、確認してみてください。

・宅建業法などの暗記科目から解き始める
・見直しの時間を必ず設ける
・マークシートへは後で転記する
・時間のかかる問題は後回しにする
・分からない問題も後回しにする

上記を守ることで、限られた時間を有効的に活用でき、ミスも最小限に抑えることができるはずです。

4 サマリー

宅建試験の試験会場の決まり方、試験会場での過ごし方について解説しました。宅建試験の試験会場は、インターネットで申し込むことで指定できます。ただし先着順に割り振られるため、早めの申込を心がけましょう。

また当日、試験会場で落ち着いて過ごすために、事前の準備を怠らないようにしてください。万全の状態で試験に望んでください。

5 まとめ

・基本的に宅建の試験会場の指定はできない。しかし、インターネットからの予約の場合は試験会場が選択可能

・宅建の試験会場が決まったら、必須の持ち物、用意しておくと便利な持ち物、試験会場での注意点は必ず確認しておく

・宅建の試験会場では、遅刻は厳禁、スマホの扱いは試験監督の指示に従う、途中退席は禁止、問題用紙の持ち帰りはOKといった点に注意が必要

・試験前日までに持ち物の準備は済ませておく

・最後の復習は統計問題と暗記問題がおすすめ

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