宅建に独学で合格するための勉強時間は?最短で合格するためのポイント

宅建に独学で合格するための勉強時間は?最短で合格するためのポイント

独学で宅建試験に合格するために必要な勉強時間は、おおむね250時間前後といわれています。ただし、学習計画の立て方や独学で勉強するためのポイントを熟知しておかないと、更に時間がかかる可能性もあります。そこで本記事では、独学での宅建試験合格のポイントや学習計画の立て方を詳細に解説します。独学で勉強する際の参考にしてみてください。

独学で勉強するには時間と労力がかかるものです。本記事では独学に時間がかかる理由も解説していますので、効率重視の方は宅建講習の受講も検討してみてください。

1 宅建の合格に必要な勉強時間

宅建試験の合格に必要な勉強時間は、約250時間といわれます。ただし、人によって異なるのであくまで目安です。例えば、不動産業で働いている方なら業務で扱う内容も多く出題されるため、勉強時間は比較的短くなるでしょう。試験日からおおむね250~300時間を逆算し、必要な期間で学習計画を立てることが、合格するために必要な対策です。

(1) 250時間前後の勉強が必要

250時間と言われても、どのくらいの勉強時間か漠然としていて分からないとかもしれません。そこで、分かりやすいように1日単位に直してみました。忙しい社会人の方や主婦の方が、1日2時間のすきま時間で勉強すると仮定します。

250時間÷2時間(1日の勉強時間)=125日

つまり、宅建試験に合格するためには、1日2時間の勉強で約4ヶ月頑張る必要があるわけです。このことから、宅建試験は例年10 月の第3日曜日なので、逆算すると遅くとも6月の中頃には勉強を始めなければいけないという計算になります。

(2) 分野別の勉強時間

1日2時間という大切な時間を使い、4ヶ月勉強するわけです。やみくもに勉強していては、非効率な勉強になりかねないでしょう。効率的な勉強を目指すには、出題数を考慮したうえで分野別に勉強時間を割り振り、学習計画を立てる必要があります。そこでおすすめの分野ごとの勉強時間を表にまとめました。確実に合格するために参考にしてみてください。表では、合計250時間をそれぞれ割り振っています。

試験分野 勉強時間
宅建業法 100時間
民法など 80時間
法令上の制限 40時間
税・その他 30時間

上記の表のように、宅建業法と民法に時間を費やすことをおすすめします。その理由は、宅建業法は50問中20問程度出題され、かつ過去問の類題が出題されることが多く、非常に得点しやすい分野だからです。一方、民法も非常に重要なので多めに時間を割きましょう。民法は、50問中14問出題されるうえ、難易度が高いです。他の受験者との差をつけやすい分野といえます。

メリハリをつけて勉強することで、宅建試験合格のために必要な点数を効率的に獲得することができるはずです。

(3) 最短どのくらいで合格できる?

宅建試験を合格する最短の勉強時間は、1〜2ヶ月程度です。ただし、先述のように1日2時間ではなく、1日の勉強時間を増やす必要があります。例えば、仮に1ヶ月での合格を目指すとなると以下の計算です。

250時間÷30日=約8 時間。要するに1日8時間以上の勉強が必要になります。

また、短期間の勉強にはデメリットもあるので注意が必要です。相応の時間を取る勉強法と比べて試験間際に実力がつくため、少しでもアクシデントがあると試験当日までに勉強が間に合わなくなってしまいます。可能であれば3ヶ月程度の勉強時間を確保することがおすすめです。

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2 独学での宅建取得は時間がかかる

独学で宅建試験に合格することは可能ですが、多くの時間と労力がかかります。効率よく勉強したい方は、宅建講座を受講するとよいでしょう。受講料金は必要ですが、勉強時間を短縮して効率的に学習できるならば、決して高くありません。独学に行き詰まった際には、宅建講座を受講することも検討してみましょう。

(1) 独学に時間がかかる理由

独学に時間がかかる理由は、以下の4つです。

  • 分からないところを人に聞けない
  • 学習ペースをつかみにくい
  • モチベーション維持が難しい
  • 法改正への対応がずさんになりやすい

それぞれの理由を、詳しく解説していきます。

① 分からないところを人に聞けない

独学の場合、分からない箇所も自分自身で調べなければいけません。必然的に理解するための時間も増えてしまいます。特に民法などは法律独特の言い回しによって、理解に苦しむ人も少なくありません。一方、宅建講座を受講すると、独学では分かりにくい箇所もプロの講師から教えてもらうことが可能です。宅建講座を比較すると独学のほうがより時間が必要なのは否めません。

学習ペースがつかみにくい

初めて宅建試験の勉強をする方は、学習ペースをつかむのに時間がかかるでしょう。なぜなら、自分自身で勉強範囲の割り振りや学習時間の管理をすることは簡単ではないからです。一方、宅建講座で学べば、学習計画や試験範囲の割り振りをサポートしてくれます。結果として、時間を有効に使い効率的に学習することが可能です。

② モチベーション維持が難しい

独学で一番つまづきやすいのが、モチベーションの維持です。例えば、最初に「1日2時間を4ヶ月間継続して勉強する」と決めても、達成するのは容易ではありません。学習の進度も見えづらいため、どれだけやればいいのか不安に感じることも多いでしょう。

そんななかで目標を見失わず、一人で課題をこなしていくには強い精神力が必要です。自己管理に自信が無い方は、スケジュール管理のサポートを受けられる講座のほうがスムーズに学習を進められます。

③ 法改正への対応がずさんになりやすい

法律は毎年改正されるため、法改正の問題は毎年必ず出題されます。しかし、独学で法改正に対応するのは簡単ではありません。独学の場合、法改正への対応はずさんになりがちです。勉強時間がかかるだけでなく、合否にも関係する可能性があります。

一方で宅建講座を受講していると、講座で必ず法改正の対策をするため、万全の体制で試験勉強を進めることが可能です。

(2) 余裕を持ったスケジュール組みが合格の鍵

宅建試験の合格を目指すなら、余裕を持ってスケジュールを組むことをおすすめします。なぜなら、自分の想定よりも学習ペースが遅れることも多いからです。場合によっては体調不良や予期せぬスケジュールが入ることもあります。想定外のことも考慮して余裕を持った学習計画を立てましょう。

3 独学で宅建に合格するための効率の良い勉強法

独学で宅建に合格するためには、効率的に勉強することが必要です。効率の良い勉強をするためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 出題範囲の特徴を理解する
  • 学習のスケジュールを立てる
  • 難易度が低い範囲を確実に正解できるようにする
  • 配点の高い科目に時間をかける
  • できるだけ過去問は解く
  • モチベーションの維持を工夫する
  • 科目間の関係性を意識して勉強する

それぞれ、詳しく解説していきます。

(1) 出題範囲の特徴を理解する

宅建試験は大きく分けて以下の4科目から出題されます。

  • 民法(権利関係)
  • 宅建業法
  • 法令上の制限
  • 税・その他

4科目はそれぞれ出題数や勉強方法のコツが異なります。そのため、それぞれの特徴を理解して、試験対策を立てることが重要です。ここでは、その特徴と試験対策についてご紹介していきます。

① 民法(権利関係)

民法は、宅建試験50問中14問程度出題され、4科目の中で最も難易度が高い科目です。その反面、他の受験生も苦手意識を持つことが多く、まわりと差をつけるためには民法で得点を稼ぐ必要があります。また、理解を求める問題が多く、暗記での受験はリスクが高いです。しっかり理解して知識を定着させるためにも、多くの勉強時間を割けるよう工夫しましょう。

② 宅建業法

宅建業法は宅地建物取引業に関わる法律で、宅建試験50問中20問程度出題されます。過去問の類題が出されることが多く、過去問対策をしておくことで、満点を狙えるのが特徴です。宅建合格の鍵とも言われるほど重要な科目なので、しっかり勉強できる時間を確保しましょう。

③ 法令上の制限

法令上の制限は、土地の使用用途や建物の建築を制限する法律です。出題数は、宅建試験50問中8問とやや少なめになります。暗記対策で得点できるものが多いので、しっかり準備しておくことです。勉強時間の配分は、問題数が少なく範囲もやや狭いことから、民法や宅建業法より少なくても問題ありません。

④ 税・その他

税・その他は、税法や地価公示法から出題されます。出題数は、宅建試験50問中8問と少なめですが、学習範囲は広いのが特徴です。また、後半5問は5問免除の対象であるため、対象者は登録講習を受けることをおすすめします。5問免除を受けることで勉強時間を短縮でき、合格にも大きく近づきます。

(2) 学習のスケジュールを立てる

宅建試験の勉強時間を約250時間前後と想定し、試験日から逆算してスケジュールを立てることが合格への近道です。例えば1日5時間勉強時間を確保できるなら、以下のように準備期間を決めます。

250時間÷5時間(1日)=50日

この場合、50日でおおむね250時間程度の宅建試験勉強ができ、力をつけることが可能です。しかし、人によっては確保できる勉強時間も大きく異なります。自分の生活に見合った勉強時間を設定し、逆算してみましょう。できるだけ余裕を持ったスケジュールを立てることも忘れてはいけません。

(3) 難易度が低い範囲を確実に正解できるようにする

宅建試験の中で、最も難易度が低い範囲は宅建業法です。過去の類題が出されることが多く、過去問対策で大きな効果が期待できます。逆に、最も難易度が高いのは民法です。民法に加えて区分所有法、借地借家法、不動産登記法からも出題され、非常に範囲が広く言い回しも独特で、苦戦する人も少なくありません。

宅建試験の問題には難易度の差があるため、メリハリをつけて学習をするように心がけましょう

(4) 配点の高い科目に時間を充てる

配点が高い科目はまず宅建業法、次いで民法です。それぞれ宅建試験50問のうち20 問と14問出題されるため、この2科目に時間を充てるのがおすすめの対策です。

宅建試験に合格するためには、必ずしも満点は必要ありません。過去10年間を振り返ってみても、31点から38点の間が合格基準点です。無理にすべての試験範囲を網羅するよりも、配点の高い科目を重点的に勉強することで、効率よく試験対策ができます。

(5) 過去問はできるだけ解く

宅建試験において、過去問対策は必須事項です。宅建試験は他の国家資格試験に比べ、過去の類題が多く出題されやすい試験だからです。また、出題者の意図を読み解けるようになるのも、過去問を繰り返し解くメリットになります。

(6) モチベーションの維持を工夫する

宅建試験を含め、どんな資格試験勉強にもいえることですが、一定期間相応の勉強を継続して行うのは大変な作業です。何か月も同じことを繰り返し勉強していると、おのずとモチベーションも低下しやすくなってしまいます。

モチベーションを維持できるよう、自分でも工夫することが合格への近道にもなります。同じ宅建試験勉強中の仲間を見つけたり、過去に受験して合格した人の話を聞いて見たり、自分に発破をかけられるよう心がけてみてください。

(7) 科目間の関係性を意識して勉強する

一見、無関係そうに見える科目であっても関係性があります。科目間の関係性を意識しながら勉強したほうが、効率よく学習を進めることが可能です。おすすめの方法は、図や表を使い相関関係図を作ってみることです。文章でインプットしたのち、図や表でアウトプットしてみると、頭に入りやすくなるのではないでしょうか。

4 サマリー

宅建試験の合格を目指すには、必要な勉強時間を逆算して学習スケジュールを立てること、勉強方法のポイントを把握することが重要です。これらを怠ると、独学で宅建試験に合格することは非常に難しくなります。本記事では、独学で宅建試験に合格するためのポイントと、学習スケジュールを立てる方法を解説しました。ぜひ独学で勉強する際の参考にしてみてください。

5 まとめ

・宅建を取得するには約250時間の勉強が必要

・独学で宅建を取得するにはかなりの時間がかかる

・独学で宅建を取得するには、学習の効率化が必要である

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