司法試験は何回目で合格すべき?の記事では、司法試験や司法予備試験では、受験した分だけ合格する可能性は低くなっていくことをお話ししました。
何回も受験するほど、勉強の質は下がっていきます。単に時間的な勉強不足ならば、勉強時間を延長すれば良いだけですが、勉強の質が劣る、となると厄介です。
それでは、勉強の質はどう改善すれば良いのでしょうか?
知識を使いこなすための勉強
勉強の質を改善するためには、知識を使いこなすことを念頭においた勉強方法にシフトすべきです。
今まで何回も受験したけれど失敗してきた、何度受験しても受からない人は、勉強の方法を間違っているのです。知識を使いこなすのではなく、単なる知識の暗記作業になっているのです。
事件から解決方法を解答させる事案問題のように、司法試験で問われるのは知識の使い方です。いくら「民法第709条が不法行為の条文である」と知っていたとしても、709条をどう解釈するかを知らなければ問題は解けません。
試験に落ちた理由を、知識不足のせいにしていると、いつまでたっても質の良い試験勉強はできません。
知識を使いこなすための勉強法としては、解答例や模範解答の真似をすることをオススメします。