司法予備試験が怖くなくなる2つの理由

司法予備試験が怖くなくなる2つの理由

司法予備試験の出願者数はあまり増加していないし、試験慣れした「ベテラン受験生」もいない

司法試験予備試験は旧司法試験の廃止と同時、平成23年から実施されるようになりました。

開始以来、司法予備試験に合格することは奇跡に近いとのウワサもあります。

しかし、必要以上に司法予備試験を恐れる必要はありません。

なぜなら、司法予備試験は人気が出ているとはいえ、出願者の増加率はきわめて緩やかであり、「ベテラン受験生」がいないからです。
 

司法予備試験は人気ではあるが、出願者の増加率は非常に緩やか

平成26年に行われた司法試験予備試験では、出願者数が12,622人(前年より1,367人増)、受験者数が10,347人(前年より1,123人増)、最終合格者が356人(前年より5人増)でした。

合格率は僅か2.8%。
予備試験は旧司法試験並みの合格率の低さを維持しており、「超難関」というイメージを持たれています。

しかし、実際はそこまで悲観的になることはありません。
平成23年に行われた第1回から平成27年度開催の第5回までを見てみると、出願者は8,971人、9,118人、11,255人、12,622、そして12,543人というように変わっています。

つまり、例年の司法予備試験の出願者はあまり増加していないのです。

旧司法試験が最も盛り上がっていた時期は5万人以上の受験者がいたので、それに比べればたったの5分の1というわけです。

司法予備試験には「ベテラン受験生」が存在しない

今、司法予備試験という新しい形態で、「ベテラン受験生」は存在しません。

「ベテラン受験生」とは、旧司法試験の受験制限がない中で、5回10回と試験を経験している試験慣れした受験生のことです。
旧司法試験では、資格試験といえど合格者数は決められていたこともあり、毎年激しい競争が行われていたのです。あまりの合格率の低さに、旧司法試験のことを「ギャンブル」と表現する方もいらっしゃいます。

現在は「ベテラン受験生」がいない代わりに、受験生の主流は法科大学院に通っていない大学生と、法科大学院に通っているけれどもより早い受験資格取得を目指して受けているという院生たちです。

なぜ「ベテラン受験生」がいないのでしょうか?

大学生の場合、3、4年次に受験して駄目だったら諦めるか、法科大学院に通うことにする人がほとんどだからです。
法科大学院生の場合は受かればそこでおしまいですし、落ちたら普通に卒業資格を得るため2回受験することはありません。

ですからどの道、何度も重ねて受験するという人は圧倒的に少ないのが現状なのです。

受験生の多くが毎年入れ替わるというのは、予備試験の競争の厳しさを大きく削ぎ落とす要因と言えるでしょう。

予備試験カテゴリの最新記事