司法試験予備試験の合格を目指すには?予備校を選ぶポイントについて解説!

司法試験予備試験の合格を目指すには?予備校を選ぶポイントについて解説!

司法試験予備試験(以下 予備試験)を勉強するにあたり、市販の書籍もある程度充実しています。まずは本屋にいき、予備校の出版している本を読んでいる人も多いのではないでしょうか?

「将来、法曹三者になりたい!」

と心に決めて勉強を始める決意をしたものの、何から手を付ければよいのかわからないという方も少なくありません。『予備試験』とは、司法試験を受験するための受験資格の一つです。司法試験は、誰もが知る最難関国家資格ですが、その前提条件ともいえる位置付けの予備試験に合格するためにはどうすればよいのでしょうか?この記事では、予備試験の合格に欠かすことのできない『予備校選び』の選択基準などを解説していきます。

1 司法試験と予備試験

◆法科大学院ルート

◆予備試験ルート

司法試験の受験資格を得るためには、2つのうちどちらかが必要です。これらのうちどちらかを満たさなければ、法曹三者になるどころか司法試験を受験することもできません。予備試験は、「法科大学院修了程度の知識・能力があるかを判定する試験」です。

つまり、法科大学院を修了していなくても司法試験の受験資格を得ることができます。また、予備試験は平成23年に創設された歴史の浅い試験です。しかしながら、司法試験自体は50年以上も前から実施されている伝統的な試験ですので、長い歴史の中で出題傾向が明らかになってきています。そうした出題傾向を踏まえた勉強をするべく、予備校を利用して予備試験を目指している方がほとんどといえるでしょう。

特に、大学生や社会人の方は、法科大学院生とは異なり、周囲に仲間がいなかったり、質問できなかったりする場合が少なくありません。そのため、予備校を利用してそのような点をカバーしようとするケースもみられます。どちらのルートを選択すればよいか悩みますよね。

令和2年度のデータによれば、司法試験の1位合格者は『予備試験合格者』であることがわかっています。これは近年の傾向であり、予備試験合格者の司法試験合格率は非常に高いものとなっています。また、予備試験自体には受験資格はなく誰でも受験することが可能です。法科大学院に通う必要もありませんので“時間的・経済的負担がかからない”といった点もメリットといえるでしょう。

このことからも予備試験ルートが有利であることがわかりますよね。最短で司法試験合格を目指すのであれば、『予備試験ルート』という選択も視野に入れてみてはいかがでしょうか?


2 司法試験予備試験を目指すには

結論からいえば『予備校』を利用することが一般的であるといえます。その理由とは、いったいどのようなものでしょうか?以下で、詳しくみていきましょう。

理由1:司法試験予備試験は難易度が非常に高い

先にもご紹介したとおり、近年では予備試験合格者の司法試験合格率は高い傾向にあります。その理由は、予備試験の難易度が非常に高いからです。合格率は例年4%ほどと非常に難易度の高い試験となっています。

“予備試験に合格すれば司法試験も合格できる可能性が非常に高い”といわれており、試験科目や範囲も大幅に重なっています。

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司法試験予備試験の難易度は非常に高い!

理由2:司法試験予備試験の試験範囲は広く独学では限界がある

さまざまな理由により、独学の道を選ぶ人もいらっしゃるでしょう。しかしながら、独学で司法試験に合格できる人はごくごく僅かであり極めて難しいといっても過言ではありません。予備試験の出題範囲は幅広く勉強しなければならない科目もかなり広範囲に及びます。

◆短答式(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法・一般教養科目)

◆論文式(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法・民事実務基礎・刑事実務基礎・一般教養科目)

◆口述式(民事実務基礎・刑事実務基礎)

※論文式の一般教養科目は2021年をもって廃止され「選択科目」が導入されます。(選択科目の詳細は未定)

参照元:文部科学省 法科大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律等の一部を改正する法律案

このように幅広い科目と出題範囲に加えて、法改正により選択科目も導入されるとなると、個人で対策を講じながら勉強していくことは現実的ではありません。また、予備試験の受験層は、大学・大学院生・社会人の方が大半を占めており、ほとんどの受験生が予備校などを利用し毎日多くの時間を捻出して勉強に励んでいます。

つまり、受験層という観点からも、予備試験はそれなりの勉強量や資質を持ち合わせた層が受験していることにほかなりません。以上のことから、独学よりも予備校を選択する受験生が多いのです。また、予備校では、予備試験・司法試験について研究し尽くされた効率的なプロのメソッドを備えていますので、効率よく且つ最短で合格を目指すのであれば予備校を最大限に活用されることをおすすめします。

3 司法試験予備試験の予備校選びのポイント

最短ルートで効率よく勉強するのであれば予備校を活用することがおすすめであることはおわかりいただけたのではないでしょうか。では、いったいどの予備校をどのような基準で選べばよいのでしょうか?

「CMでやっているからやっぱりそこかな?」
「老舗の予備校の方がよいのかな?」

ご自身に合った予備校選びのポイントについて、以下でしっかりと確認していきましょう!

ポイント1:予算

予備校の費用は高いものだと100万円を超えてしまうとても高価な買い物です。なかなか即決できる人はいないのではないでしょうか?学生であれば親御さんとの相談も欠かせませんし、社会人の方であればご自身が無理なく捻出できる範囲であることが必要です。

ポイント2:ライフスタイルにマッチしているか?

続いて、ご自身のライフスタイルにマッチしているかを検討してみてください。

・予備校の受講形態にもよるが、通学する時間的余裕があるか否か?

・通学、通勤時間や休み時間などのスキマ時間を活用して勉強したいのか?

ご自身の置かれている立場が、学生か社会人かにもよりますが、1日の勉強に対する可処分時間がどのくらいなのかが重要なポイントとなりますので心に留めておきましょう。無理な勉強計画は、後々破綻しやすく勉強が続かない原因となりやすいのでよく検討してみることをおすすめします。

ポイント3:講義スタイル(通学・web・オンライン)がマッチしているか?

最後に、講義スタイルについてもご自身にマッチしているか検討してみてください。先でも触れましたが、講義スタイルは実はとても重要な役割を果たしています。メリット・デメリットを考慮し、最終的にどの講義スタイルで勉強を始めるのか決断されることをおすすめします。

  通学受講 web/オンライン受講
メリット ・講師に直接質問することができる
・通学がリフレッシュになる
・費用が比較的高い
・他の受講生の意欲を感じる事ができるのでモチベーションを維持しやすい
・自分の好きな時に受講できる
・費用が比較的安い
・オンライン機能が充実している(レジュメ・過去問など)
デメリット ・受講費用が比較的高い
・通学に時間がかかる
・講義の時間帯が決まっている
・教材が大量にある
・講義時間が比較的長い
・講義のLIVE感を感じられない
・勉強仲間が出来にくく孤独になる
・他の受講生から刺激を受けることが出来ないのでモチベーションの維持が難しい
・講師にその場で質問することができない

このように、どの講義スタイルも一長一短であり、ネットで検索しただけではわからないことも多いものです。わからないまま悩んでしまい時間だけが過ぎ去ってしまっては、その分、合格が遠のいてしまいます。

そのようなときは、各予備校が行っている『説明会』や『相談会』に参加してみましょう。また、実際に担当講師の講義の進め方や話し方、テキストの見やすさなどを無料講義で体験してみることをおすすめします。

「こんなはずじゃなかった・・・・」

などと、後になって後悔しないためにも出来ることは積極的に行いましょう。

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『無料講義』に関する詳しい記事はこちらへ

4 司法試験予備試験の予備校の種類

予備試験に特化したおすすめの予備校をピックアップしましたので、ご参考になさってください。どの予備校も受講生目線の素晴らしい特徴があります。残念ながら本記事には全てを掲載することが叶いませんので、詳しくはホームページまたは各予備校にお問い合わせくださいね。

(1) 老舗大手予備校


伊藤塾

法律系資格の予備校といえば老舗の伊藤塾です。講義時間は長めでじっくりと法学を学びたい方におすすめ!伊藤塾長の講義を一度は聞いてみたいという方は是非おすすめです。

合格者を多数輩出している実績があるのも魅力の一つです。

LEC

伊藤塾に並ぶ有名な資格の予備校です。豊富な講座もや多彩な講師陣に加え、近時ではzoomによる講座配信などを行っています。

老舗ならではのノウハウや合格者を多数排出している実績があり安心して受講できそうです。

(2) 新興オンライン予備校

アガルート

テレビCMで一躍有名になりご存知の方も多いのではないでしょうか。元大手予備校の合格者輩出実績のある講師が立ち上げており新興オンライン予備校という位置付けながらも、その評価は高く特に講師自ら作成したテキストや受講生フォローが高評価です。各対策講座も豊富です。

studying

有料受講者9万人突破と勢いのあるオンライン予備校です。テレビCMでもお馴染みですね。運営費用を徹底的にコストカットすることにより衝撃の低価格で講座を提供しています。また、オンライン機能の充実度は利便性が高く忙しい社会人にはピッタリです。

資格スクエア

“逆算思考で予備試験合格を掴む”を掲げ合格のために必要なカリキュラムで効率の良い講座を提供しており、論文式1位合格者の輩出実績があります。また、受講生フォローやオンライン機能の充実はもちろんのこと、AIを駆使したアウトプット学習は一度試してみる価値ありです。

 

資格スクエアの予備試験講座はNO-LIMITさまにて紹介されました!
司法試験・予備試験対策に強い予備校5選の特徴・評判|最短合格の為に選ぶポイント
ぜひ、併せてお読みください。

5 サマリー

最難関国家資格である司法試験の受験資格を得るには『法科大学院ルート』と『予備試験ルート』の2つのルートがあり、最短且つ効率よく合格を目指すのであれば『予備試験ルート』がおすすめということをお伝えしました。

また、予備校選びはご自身のライフスタイルや予算に合ったものをしっかりと考慮して決めてくださいね。

6 まとめ

  • 最難関国家資格である司法試験の受験資格を得るには『法科大学院ルート』と『予備試験ルート』の2つのルートがある
  • 最短且つ効率よく合格を目指すのであれば『予備試験ルート』がおすすめ
  • 合格率4%ほどである予備試験の合格を目指すのなら独学ではなく予備校で勉強を行うのがおすすめ
  • 予備校選びのポイントは3つあり、①予算②ライフスタイル③受講スタイル(通学・web・オンライン)を考慮しご自身に合った予備校を選びましょう
  • 予備校選びの際は、『無料講義視聴』『説明会・相談会』に積極的に参加し疑問点を解消し、担当講師の講義を実際に聞いてから判断するのがおすすめ

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