民法と民事訴訟法は不得意科目にしてはならない| 予備試験

民法と民事訴訟法は不得意科目にしてはならない| 予備試験

民事系は公法系、刑事系に比べ得意な受験生が多く、特に民法と民事訴訟法は要注意

司法予備試験の難易度は非常に高いです。

司法予備試験は、短答式、論述式、口述式に分かれますが、特に短答式試験の難易度は高いといえます。

実際、平成26年度の短答式試験の合格率は19.5% となっています。(論述式試験の合格率は20.5%,口述式試験は91%)

とはいえ、各科目の中で平均点が高いものが存在します。

それでは、短答式試験の科目ごとの難易度はどうなっているのでしょうか?

以下に、民事系科目について見ていきましょう。民事系とは民法、民事訴訟法、商法の3科目の総称です。公法系、刑事系については「公法系は判例と条文を制した者勝ち」、「難易度の高くなった刑事系」をご覧ください。

 

民事系の平均点は高い

司法試験や予備試験における民事系は、どの程度の難易度なのでしょうか。

結論から言いますと、民事系は、他の公法系、刑事系に比べ、平均点が高いです。

公法系や刑事系では毎年一定数の受験生が基準点未満になったり、大量の受験生が苦しむという状況になったりしていますが、民事系ではそういったことはほとんどないでしょう。民事系で基準点未満となる受験生はほとんどいないのが現状です。(現在は民事系全体で基準点をつけています。)

出題傾向が安定している事や内容は親しみやすい事が原因であるといえます。

では、民事系の各科目の難易度はどうでしょう?

例年、民法と民事訴訟法が高めで商法が低めという傾向にあります。

まず民法ですが、平成24年が16.3点、平成25年が19.7点、平成26年が17.7点、平成27年度は16.9点という結果になっています。
商法は平成24年が14.7点、平成25年が12.1点、平成26年が15点、平成27年度は13.7点でした。
民事訴訟法は平成24年が16.9点、平成25年が17点、平成26年が16.2点、平成27年度が14.7点という推移です。
(各科目30点満点)
 

これは商法の条文が民法などに比べてかなり難解かつ複雑で、数も多いということから苦手意識を持ってしまう受験生が多いことが理由の一つだと考えられています。

繰り返しますが、民事系は必ず平均点を下回らないようにしましょう。平均点が高いという事は、他の受験生も出来ているということであり、そこで落としてしまうと大きく差をつけられてしまうのです。

特に、平均点も高い民法や民事訴訟法では絶対に点の取りこぼしをしないように気を引き締めなければなりません。

 

ネックとなるのは商法

今は民事系全体で基準点を判定していますが、科目別に基準点を設けた場合は商法によって落とされる受験生も少なくないでしょう。

商法の条文の多さ、複雑さに苦手意識を持っている方も多いはずです。

商法の苦手意識をなくすポイントは、問題を解くテクニックです。商法には問題の取捨選択能力も必要である程度の諦めは仕方ないとはいえ、問題を解くテクニックを身に着けておきましょう。

ただ、商法は難しい科目であるため、その分を民法や民事訴訟法で取り戻して商法の失点は出来るだけ抑えるという手法をとると良いかもしれません。

それでは、民法の勉強法から見ていきましょう。

予備試験カテゴリの最新記事