司法試験合格に必要な事案分析能力と答案作成能力とは

司法試験合格に必要な事案分析能力と答案作成能力とは

司法試験や予備試験に合格するために、5つのスキルが必要だという話をしました。

基礎力、事案把握能力、論点抽出・選別能力、事案分析能力、答案作成能力がその5つですが、今回は後半の2つについて見ていきましょう。

「本件事案の特殊性」を見抜く事案分析能力

司法試験では事実関係にひねりを加えた問題が多いですが、厄介なのは有名な事案に「似ている」問題を出してくるところです。
実は似て非なるものだった、ということが少なくないため、うっかりすると元の事案と同じように考えてしまうのです。

当然ですが、問題は試験本番になってみないとわかりませんから事案の特殊性を事前にまとめておくことは出来ません。
ですから、その「似て非なる」部分をいかに探し出せるか、事実関係とのズレをどれだけ見つけられるかが明暗を分けるポイントとなるのです。

本件事案の特殊性に気が付くには、基準である重要基本判例の事実問題を頭に入れておくことが必要でしょう。

また、司法試験では「抽出」した事実に法的な「評価」を加えることも大切です。
事実関係を問題文から抜き出すのではなく、そこに法律的な評価を下すことによって初めて法律の文章になるというわけです。

時間に勝つために答案作成能力が必要

これは文字通り答案を作成する能力で、制限時間内に答案を作りきる力です。

司法試験や予備試験の論文式は小問で2、3問出題されることがほとんどです。
1番や2番に苦しんでしまい、3問目は時間が無くて出来ずじまいというケースが多いのですが、しかし3問目こそが実は簡単というバリエーションが多いのも事実なのです。

途中答案は、本来解けるはずの問題すら解けないというリスクを膨らませるため危険です。
当日の判断に委ねられる部分は出来る限り減らし、時間不足をなるべく減らすべきでしょう。

答案作成能力を高めるには、まず自分の能力を自覚するところからスタートです。
答案を作るためにどれだけかかるのか、ということを把握しながら対策を進め、時間切れという悲劇を招かないようにしましょう。

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