「自分」を理解してから合格体験記を読むべし

「自分」を理解してから合格体験記を読むべし

自分のとるべき対策を分かった上で、実践している人のやり方を真似すべし

点数がとれない、モチベーションが下がったそんな時に、救世主的役割を持つのが、「合格体験記」。

司法試験に一発合格した人の成功例を読んで、勉強方法を修正する人が多いと思います。

しかし、「合格体験記」は司法試験合格のために役立つのでしょうか?

答えは、否です。

合格対策に万能薬は無い

合格者の勉強方法をそのまま真似ても、司法試験に合格できるとは限りません。

たしかに、予備試験でも司法試験でも、合格者の話というものはとても貴重です。
特に予備試験はまだ始まって歴史が浅いですから、何をどう勉強してきたのかはかなり有益な情報と言えるでしょう。

合格体験記や合格者講演会といったものは、是非とも耳にしておきたいものです。

しかし、重要なのはその受け止め方です。合格者の話は自分に役立てるべき部分と役立てなくても良い部分という取捨選択をし、必要な部分だけを参考にすれば良いのです。

人それぞれ得手不得手があるのは当然ですが、合格した人たちにだってそれぞれ得意なこと、苦手なことがあるのです。
話を聞いた合格者の得意分野と苦手分野が自分と同じであれば良いのですが、大抵の場合は違いますから、全く同じやり方をしても上手くいかないのは当たり前でしょう。
 

「答案検討ゼミは役立つ」?

合格者の話を聞いた時は、まず自分の問題を知っておく必要があります。

何でもかんでも合格者の話を真似したところで、効果的な学習は出来ません。

自分と同じ問題を抱えていた合格者がそれにどう対処したのか、といったことを中心に話を聞けば自分の参考になるでしょうが、自分が出来ていないところを元々マスターしている合格者の話は聞いたところであまり役に立つとは言い難いでしょう。

例えば、答案検討ゼミを考えてみましょう。

答案検討ゼミとは、事前に書いた答案の是非をゼミ生で検討するものです。

基礎力がまだ身についていない人にとって、「答案検討ゼミ」は、役立ちません。

たしかに合格者の多くが、答案検討ゼミが役に立ったと話しています。
しかしこれは罠で、基礎力は身についているけれども答案の表現の仕方に難ありだったという人のみに有効な手段なのです。

したがって、「答案検討ゼミ」が役立ったという話を聞いたときには、自分に基礎力が備わっているかを知っておく必要があるのです。

自分のとるべき対策のみ、合格者を真似していけば良いのです。

予備試験カテゴリの最新記事