気象データの観測方法

気象データの観測方法
気象データの観測方法|気象予報士試験について | 資格試験対策なら資格スクエア

予報業務に関する専門知識は当然ながら、気象予報士には絶対的に重要です。気象予報士は気象に関する専門家である事からも、試験ではよく出るポイントになっています。尚、気象予報士の試験においては、計測機器に関する問題が良く出るのでしっかりと覚えておく必要があります。

と言う訳で、気象データの観測方法に関して今回は述べていきます。気象データの観測方法は、観測資料の長所・短所を知る意味で気象予報士ならば必ず知っておかねばならない事です。

まず、地象付近の空気の温度について考えてみましょう。地表付近の空気の温度の観測方法ですが、通常日本では気温は約1.5mの高さで測定します。この際の条件は地上の照り返しがない事や太陽の光が直接当たらない事、風通しのよい事が条件に加わります。気温の計測機器は白金抵抗温度計と通風筒が使われます。気象予報士の試験においては、計測機器に関する問題が良く出るので、しっかりと覚えておく必要があります。尚、計測機器に関する問題が出る際には他の計測方法と関連付け、あるいは比較されて出題される事が一般的です。

今度は湿度に関して覚えましょう。空気の湿り具合を量的に表したものが相対湿度です。この相対湿度は、その空気の塊が、その気温で含むことが出来る最大水蒸気量に対して、実際は何%の水蒸気を含んでいるのかを表したものです。この相対湿度は

相対湿度=水蒸気量÷飽和水蒸気量×100%

になります。また、現在気象台などの観測中に取り付けられている湿度計は電気式湿度計や隔測温湿度計です。

次に、降雨量を図る雨量計の仕組みを考えてみましょう。降水量は水平な面にたまった雨水の深さです。そして、気象庁が観測する雨量計は転倒升を使った雨量計になります。また、降雪時の降水量には転倒升型雨量計のうち温水式あるいは溢水式を用います。転倒升とは0.5㎜分の雨が溜まれば、マスが傾き雨水をこぼします。その雨水が落ちた回数を記録する事によって、降雨量を図るのです。

最後に、風向と風速について述べていきます。風向も風速も絶えず不規則かつ複雑に変動していきます。常に変化する為、どうしても完全にその時その場所の風向や風速を測定しても意味がありません。その為、風向と風速を測定する際には、利用目的に合わせて1~10分の間の平均した値を観測地とします。また、一般的に瞬間風速は10分間の平均風速の1.5~2.0倍になると言われています。さて、風向や風速を測る機器について学んでいきましょう。風向や風速を求めるのは超音波風向風速計や風車型風向風速計です。超音波風向風速計は音波の伝播速度を応用して風速や風向を立体的に求める原理になっています。それに対して、風車型風向風速計は尾翼によって風がふいてくる方向に先端が向き、飛行機のプロペラのようなもので風速を求めています。

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