【憲法】の論文式試験のコツを教えて? 司法試験最短合格の道!

【憲法】の論文式試験のコツを教えて? 司法試験最短合格の道!

論文式試験は、科目ごとに書き方のコツが変わる

西:
鬼頭さん。論文式の試験って「科目ごとに書き方のコツが変わる」って聞いたんですけど、どういうことですか?

鬼頭:
もう全然違いますね。科目ごとにね。

西:
へぇ~。じゃあ、最初は憲法から聞いてみようかな。

鬼頭:
憲法!「最初」をよく知ってますね。憲法はね、書き方に一定の流儀があって、誰もが同じ書き方をするんですね。

西:
同じなんですか。

鬼頭:
そうなんです。最初にどんな権利が侵害されているか、それが憲法上保障されているのか、その権利ってどれくらい重要なのか。じゃあそれを踏まえて、今回はどんな違憲審査基準、憲法違反かどうか判断する基準にしようか。じゃあそれを本件の事例にあてはめたら、どういう結論になるのか。

こういう感じで、最終的に違憲か合憲か、つまり憲法に適合しているのか憲法違反なのかって結論が出る。そういう感じの書き方なんですね。

西:
でも、そうやって聞くとすごいシンプル。

鬼頭:
すごいシンプルでしょ。だから実は、その処理手順はすぐに覚えられちゃう人が多いんですよ。

書き方の公式を覚えてしまうと、答案が雑になる

西:
じゃあ、みんなどこでつまずくんですか?

鬼頭:
実はそれっぽい答案を書ける人は、憲法ってのはものすごく多いんですね。ところがみんな、その公式みたいなものを覚えたから、もうそれでいいだろうと思って結構雑に書いちゃうんです。すべてのところを。

特に意見審査基準っていう違憲かどうか憲法違反かどうかを判断する基準のところを、すごいザックリ書いちゃうんですね。

たとえば表現の自由って権利がありますよね。表現の自由ってのは、政治に対して国民が意見するすごく重要な権利なので重要な権利だとみんな書くわけです。重要な権利なのでものすごい厳しい基準で判断しないといけない、とだいたい書くんですね。

でも表現の自由といっても全然違うわけです。たとえば今回の消費税の増税が良いことだ悪いことだとか、たとえば日米安保条約の良いことだ悪いことだっていうのって、直接国会に対して言う話なわけですね。それも表現の自由なんです。ところが、インターネットの掲示板で「アイツ死ね」みたいなことを言うのも、一応、表現の自由なんですね。

西:
全然種類が違いますよね。

鬼頭:
全然種類が違うでしょ。なのに「公安上では、それは表現の自由だから重要で厳しい審査基準で判断するべきだ」ってなるわけです。

西:
それはたしかにモヤっとしてる。

鬼頭:
そう。だから違憲審査基準を導くところでちゃんと悩みを見せられるかどうか。

つまり今のSNSで悪口を言うという話だったら表現の自由なので、一般的には基本的にすごい重要な権利なんだけど、今回の場合は一個人が一個人に対して単なる誹謗中傷をいうものだから、一般的な表現の自由よりも保護の程度は低いですよ、みたいなことを違憲審査基準を導くときに書けるかどうかってのがメチャメチャ重要なんですね。

西:
これ、雑な人はダメなやつですね。

鬼頭:
そう。雑な人は大体覚えたことを書いちゃうわけですよ。

たとえば「なんとかの自由だから重要じゃない」「なんとかの自由だから重要だ」みたいなことを書いて、公式にしたがって厳しい基準に当てはめて。厳しい基準にすると全部違憲になるわけですね。目的が必要最小限度で手段が必要最低限みたいなことをいうと、大体必要最低限じゃない手段の問題になっているので、そうすると違憲だって簡単に書くわけです。

基準にあてはめるだけではなく「悩み」を持って書けるか

鬼頭:
でも実際の世界、実際の日本では違憲判決、つまり憲法に違反しているという判決って10件そこそこしかないわけです。

西:
そうなんですか。

鬼頭:
裁判の歴史はめちゃくちゃ長いし、何万件も裁判がおきているのに、憲法違反だってのは10数件しかないわけです。

西:
少ない。

鬼頭:
そうなると、めったなことじゃ憲法違反にならないわけです。

西:
なるほど。

鬼頭:
にもかかわらず答案上で簡単にね、「違憲である」「憲法違反である」と書いてそんな人を実務に出していいのかって感じになるわけですよ。

西:
ちょっと非現実的ですよね。

鬼頭:
でしょう。その違憲審査基準というものに対して、ちゃんと悩みを持って書けるかどうか。これがすごい重要!

で、大体の人はあてはめていって、違憲審査基準をこの問題文にあてはめるっていうところに大体紙面をいっぱい使って、ここをちゃんと書いておけば良い点数がくるだろうと思って、ここを頑張るわけです。

ところが実際には、ここで結構勝負がついちゃってて、ここでちゃんとしたことが書けるかどうかというので憲法が良い答案になるか、それとも普通以下の答案になるかっていうのが決まっちゃうんですね。

西:
丁寧さも大事だけど、そこに気づけるかというところがね。

鬼頭:
そうですね。普通の答案書くのは憲法は早いんですけど、そこから安定して良い答案を書けるようになるまでが。意外とここに気づかない人が多いんで、結構憲法が苦手ですって人が増えてしまうんですね。

西:
もしかしたらね、ずっと独学でやってると気づかないまま過ぎちゃうかもしれない。

憲法は勉強量が少なくても良い答案が書ける

鬼頭:
独学だとなかなかそこに気づくのは厳しいので、本当に良い答案をみるとか、自分で答案を書いてみるとか、そういうことをしないとなかなか憲法の答案が良くならない。

逆に言うと、憲法って勉強量が少なくても良い答案が書けるんです。

西:
チャンスといえばチャンスですね。

鬼頭:
そうですね。憲法を得意科目にすると実は他の科目を結構カバーできるので、そういう意味では憲法の答案のコツを覚えるっていうのは、かなり合格を近づける1つの手段ですね。

西:
合格に近づく手段を教えてくれるのが……

鬼頭:
資格スクエアですね!

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