西:部長。
鬼頭:おう。
西:おうって言われちゃった。部長に聞きたいことがあるんですけど。暗記。暗記って勉強の中でも1番めんどくさいっていうか、やりたくないっていうか。
鬼頭:やりたくないよね。わかる。
西:どうしたらサクサク暗記できますか?
鬼頭:サクサク暗記なんかできないけど。暗記の量を減らす工夫はあります。
西:それを知りたいな。
鬼頭:それはですね。理解するってことと。あとはですね。まとめちゃうっていうゴロ合わせするっていうことですね。理解をするのと暗記をするのと、どっちが大事なんですかみたいな。仕事と私とどっちが大事なんですかみたいな話なんですよ。それって。つまり仕事と私と。全然違うものでしょ。理解と暗記もそうなんです。ところが、ところがですよ。仕事と私と一緒で。理解をすることによって暗記がしやすくなる。環境がよくなるわけですよ。理解ってのは暗記の量を減らすためにあるわけですよね。これ何度か言ってますけども理解をするためには全体を理解しなきゃいけない。例えばよ、1から100まで覚えるべき知識だとしましょうと。その場合に勉強の方法としてやっちゃいけないのは1,2,3,4,5ってするのをやっちゃいけないわけです。
西:でも普通に考えたらそうやりそうですけどね。
鬼頭:そうでしょ。でもね1番やるべきなのは1から50まで勉強する。51から100まで勉強する。ボンボンって流しちゃって。もしかしたらね、その中の1から50までの1とか7とか11しかおぼえてないかもしれない。それはいいの。いいからとえりあえず1から50.51から100って勉強する。その次2週目は1から25、25から50っていうふうな感じで、3回目は1から15、16から30.4回目は1から10みたいな感じで最後にファインチューニングで細かく覚えるわけ。
西:最初はわりと大ざっぱにワーってやったほうがいいんですか。
鬼頭:最初は大ざっぱにやって、なるべく早く回すのが重要なんです。それは法律の試験に限らず全ての試験がそうなんです。歴史とかでも実は。歴史とかだと大学受験とかだとね、1,2,3,4と対応できちゃうんだけど。でも歴史の流れを知っていると。あ、ここでそら反乱起こすよねとかわかるわけよ。
西:たしかにね。
鬼頭:それはそういう流れになってたら、それは平氏がやりすぎちゃったらねみたいな、そりゃ源氏の時代になるよねって分かるわけじゃん。それと一緒で理解と言うのは暗記をすごく促進してくれるわけですよ。理解してないと丸暗記になっちゃうから。丸暗記ってのは超分量限られてるわけ。例えば電話番号を、1桁の電話番号を1分だけ覚えるのはできるけど1日中その電話番号覚え解けって言ったらすごいツライじゃん。何回も何回も学習しないと覚えられないじゃん。それと一緒で理解をしとかないと、その覚えるってのはできないんですよね。そう。だからまず理解をしようというのがポイントです。暗記のためには。
西:じゃ暗記ツライツライって思ってる人ほど、ちょっと飛ばしめで全体を理解してみる。
鬼頭:なるべく早く回す。なるべく早く1周する。まずこれ今日のポイントですね。
西:早く1周してください。
鬼頭:独学最高。