西:部長。いやこの間、部長としゃべんなくても本読んでればいいかなって思ってたんだけど。またねなんか面白いの発見した。苦手分野などない。ただの勉強不足だと心得よ。なんかさ熱い部長がいいそうことだなと思って。この間ほら、暑苦しいのやだったら本読めばいいって言ったんだけど。実際本読んでも暑苦しさがよみがえってくる。なんか。
鬼頭:本読んだら暑苦しくなるの欲しくなった感じでしょ。どっちかって言うとね。逆に。すごいポジティブ思考だから、そういうふうに受け取っちゃうんだけど。苦手分野なんてないんですよ。苦手ってのは勉強してないだけなんですよ。だから。早い話がね。やっぱり勉強してるといろんな科目とか、いろんな問題形式とかで得意と苦手出てくるわけですよ人によってね。法律でもそうだし。大学受験でもそうなんですけど。大体よくあるのが英語得意で数学苦手とかね。そういうパターンの時に。そういう奴はなにを勉強するか。英語勉強しちゃうわけ。
西:あぁ得意なほうをまずみたいな。
鬼頭:90点を95点に上げる努力をしちゃうわけ。なんでこれやるかって言ったら気持ちいいからやるんですよね。
西:得意なののほうがとっつきやすいんですよね。
鬼頭:できるし。人よりもいい点とれるから。いや俺これやってりゃいいしみたいな。いや数学。なにそれみたいな。聞いたことないみたいな。感じな態度になちゃうわけ。だからそういう時に数学が仮に50点だとして、それを70点に上げる努力っていうのは90点を95点に上げる努力よりもはるかに楽なわけですよ。
西:でもねとっつきづらいんだよ、とにかく苦手科目。
鬼頭:苦手って思ってるのは絶対的にじぶんが理解してる量が少ないからなんですよね。つまり自分が勉強してる量のほうが絶対的に少ないからそうなっちゃうわけ。だから苦手って思ってるやつを実は勉強をしておくと、あれ意外と俺分かったかなみたいな。30%しかわかってなかったら50%わかっただけで、もう20点上がっちゃうわけじゃないですか。
西:たしかに。伸び率はめっちゃいいですよね。
鬼頭:伸び率はいいわけ。だから基本的に勉強全部そうなんですけど80点までに行く努力がめちゃめちゃね。80点までいく努力と80点から100点まで行く努力って大体同じくらいの時間がかかるわけ。
西:あ、そうなんですか。
鬼頭:大体同じくらいなの。どんな勉強でも大体そう。となると。やっぱり80点にいってないものにたいして勉強したほうがいいわけじゃん。どう考えたって。だから苦手分野なんかないんだよ。ちゃんと克服せぇと。80点にいってない奴は苦手じゃなくてちゃんと勉強してないだけなんだよと。
西:全部100点を取ろうというわけではないんですよね。
鬼頭:そう。全部100点とろうと思ったら。資格試験って大体ね高くて70点とか80点。下手すりゃ50点くらいが合格点なわけですよ。なのでぶっちゃけ半分わかってりゃ受かる試験だってあるわけですよ。司法試験なんてその典型例ですよね。皆50点くらいなんだから合格点ね。だから半分わかってないのに。80点分かってるやつを勉強してもしょうがないから。もっとね20点しかわかってないやつをちゃんとやりなさいと。それを苦手だと言ってレッテル貼ってやらないっていう。
西:熱くなってるぞ。
鬼頭:やらないって奴が多いわけ。だからそれ全然やってこなかったんですよねとか言う人いるのよ。いやいや、それもう苦手とかじゃないですから。
西:やってないだけってなるわけか。
鬼頭:やってないだけですから。もうその薬ありませんからみたいな。万能薬があると思ってんだろうけど。
西:すがりたくなっちゃうんだろうね。
鬼頭:もちろんね効率良い勉強法ってあるんだろうけど、勉強の絶対的時間がないとダメなんだよ。勉強してください。苦手な分野をちゃんと勉強してください。絶対合格できるから、所詮は勉強なんだから。
西:ということで今日の教えは、もうねここに書いてある通りだった。最初に言ったけど苦手分野などない。ただの勉強不足だと心得よ。
鬼頭:同じこと言ってんじゃん今。
西:これだったから。もうおこれでいいよね?
鬼頭:苦手分野などないぞ。ただの勉強不足だと心得よと。
西:これでいいです。今日は。
鬼頭:はい。お疲れさまです。
西:お疲れさまです。