西:さてさて、司法試験って難しいんですか?
鬼頭:きましたね、シンプルな質問。
西:なんにも分からないんですよね。
鬼頭:いや難しい、難しいっていう人が多いんですけど、
私はですね、正直結構もうコツつかんじゃって、すぐ受かっちゃったんですよね。
西:あっ、天才タイプだ。
鬼頭:いや、天才じゃないです! 天才じゃないんだけど!!
やっぱ、その「試験」なんで、”受かるコツ”っていうのがあるんですよ。
西:その”コツ”っていうのはなんなんですか?
鬼頭:まぁ、ひとことで言っちゃうと、”過去問”なんですよね!
西:ふ〜ん、過去問。 過去問が司法試験はちゃんとみられるんですね。
鬼頭:過去問をやると、やっぱり同じような問題がでるわけですね。
西:本当に?
鬼頭:本当に。もうね、僕はね、過去問40年分くらいやったんですよ。
西:わー すごい。
鬼頭:そしたら本番の問題で、もう、ほとんど過去問なんですよ。
西:へ〜 意外と手抜きなんじゃないですか?
鬼頭:いや、やっぱり、試験委員の人も毎回毎回新しい問題を作るのが大変なんで、過去問のデータベースをみて、
「あっ、最近これ出てないな」とかいうので作るわけですよ。
西:それは自分で作るというか、「自分で発見するんですか?」
鬼頭:私が「自分で発見するか」ってこと? そうですね。
ある程度サイクルがあったりとか、出やすい分野とかがあったりとかするので、過去大体、40年までやらなくても、
20年分くらいまでやればですね、そこの傾向がわかってくるんで、それをひたすら分析するわけですね。
西:20年分の問題を解いて、かつ分析するのって、どのくらい時間がかかるんですか?
鬼頭:ザックリ言ったら、3か月くらいかな!
西:(ハァ〜) 長い道のりだ…
鬼頭:でも僕は大体1日12時間〜14時間くらい勉強してましたけど、それだったら3カ月かかんないで
2カ月とか、1か月半くらいでできちゃうんで、社会人の方、たぶんそこまで勉強する時間ないと思いますけど、
でも実は、過去問やるのが1番合格に近いですね!
西:一見遠回りのようで、実は近いっていう。
鬼頭:そうですね。意外とね、みんな過去問やらないんすよね。
西:なんでだろう。 めんどくさいからかな?
鬼頭:過去問やってね、解けないのが嫌なんですよ。
西:あ〜、でもそれは嫌だ! だってモチベーションが下がっちゃうもん。
鬼頭:本当に? 下がっちゃう? でも過去問しかでないので、新しい問題解くよりは、過去問をひたすら
10回とか20回とかやるのがやっぱり1番良くて。 落ち続けてる人みると過去問やってないんすよね。
西:過去問が結構、左右するんですね、合格を。
鬼頭:そうですね。 司法試験って結構制度が変わってて、
昔の、「旧司法試験」っていうのがあるんですけど、そこの問題も「昔の制度だからいいや」ってやらない人が
多いんですけど、実はこれが今の試験制度にも活きてるという感じなんですよ。
西:じゃあ、”20年分頑張ってやろう”というのがコツの1個目ですか?
鬼頭:そうですね。 今の司法試験は、まだ10年しかやってないんですけど、
”過去の司法試験も含めてやる”っていうのが”司法試験のコツ”ですね!
西:なるほど。
鬼頭:じゃ、今日はこのへんで。
西:さよなら!
鬼頭:さよなら!