西:鬼頭さん。論文式の試験って何日間もあって何科目もあってめっちゃ書き続けるんですよね。
鬼頭:そう。よく知ってるね。
西:死にません?
鬼頭:死ぬ、死ぬ。ホント超死ぬんですよ。
西:どうするんですか。なんかこう手が疲れないなんちゃらみたいな。そういう対策は。
鬼頭:そう。前提として言うとね。論文式の試験っていうのは今司法試験だと8科目あって予備試験だと10科目もあるわけですよ。
西:10科目も書くのか。
鬼頭:基本法律っていわれてるものだけでも7科目あるわけですね。この7科目しかも4枚とか8枚とかあるわけです。このA4くらいの紙にね。でひたすら書き続けるわけです1時間とか。
西:手書きですよね?当たり前だけど。
鬼頭:手書き。
西:ずっと手をこうやってこうやって。
鬼頭:そう。だから皆結構いろんなグッズを用意するんですけど。私の場合は結構ね、ボールペン指定ってのがあるんですよ。ボールペンで書かなきゃいけない、鉛筆じゃダメって指定があるんですけども。ボールペンって言っても色々あるじゃないですか。
西:ボールペンって言ってもいろいろ?
鬼頭:やっぱね。太いボールペン、細いボールペン。
西:それはやっぱり好みなんですか?
鬼頭:好みも当然あるんですけど。どういうものを書かないといけないかって言ったら読みやすいものを書かなきゃいけないわけですね。読みやすいものってどういうものかっていうと、やっぱ大きい字で書かなきゃいけない。
西:小さくて、こんなになってたら読みたくない。
鬼頭:っていうのと、ある程度分量書かなきゃいけないんで。早く書けるものじゃないといけないんですね。
西:ボールペンによってそんな書く速さって。
鬼頭:全然違います。ちょっとかぶり気味に否定しちゃうくらい。全然違うんっすよ。もうホントね。僕が買ってたのはちょっとどこのメーカーか忘れちゃいましたけどマジックペンみたいなボールペンだったんですね。
西:じゃちょっと太めでやわらかい。
鬼頭:そう太めで。太めが何がいいかって言うと。大きく書いた時にめちゃめちゃ字がキレイに見えるんですね。
西:でも確かに線がぶれない感じね。
鬼頭:太いとすごいキレイに見えるし。あと大きく書いた時に結構迫力があるんですよ。あとその漢字とひらがなの書く文字のバランス。ちょっとマニアックな話しますよ。書く文字のバランスを2対1くらいにするんですね。
西:それ2対1じゃなきゃ受かんないってことはないですよね。
鬼頭:受かんないってことはないんだけど。すごい書き易いんです。なんでボールペンの話してるかわかんない。こんなこと言ってもわかんないと思うけど、意外とボールペンこだわってない人っているんですよ。例えばね良いホテルの受付にあるボールペンとかってめちゃめちゃ書き易いじゃないですか。
西:わかる。サラッサラッ。
鬼頭:サラッサラッで書くのと、もうブレッブレで書くのと、全然違うわけ。安いところで売っているボールペンは結構書きにくい場合が多いわけですよ。なのである程度の値段によってはすごい高いものを使ってる人もいるわけですね。1本数千円とかのやつね。そうなると全然違うわけですよ。
西:そうなんだ。
鬼頭:そう。だからボールペンにはぜひこだわっていただきたい。ほんとに。でも自分が書き易いやつでしかも太いものを選んでください。これポイントですよ。結構ね受かる人これこだわってますから。
西:必ずしも高くなくっちゃいけないってわけではなくって。
鬼頭:高くなくちゃいけないってわけじゃないですよ。
西:キレイな字を早く書ける。
鬼頭:論文とは人に見てもらうものなので。もともと字がキレイ下手ってのはありますけども、それ以上にどれだけ書き易いもの、それから太くて見やすいものを使うってのが重要なんで。そこ皆チェックして。
西:自分の書き易さと見やすさと。
鬼頭:そうです。ちゃんと選んでくださいね。
西:はい。今日は文房具チャンネルみたいなになっちゃいましたが。ありがとうございました