西:鬼頭さん。この間熱く弁護士の仕事について語ってもらいましたが。
鬼頭:俺弁護士だからね。
西:今度ね検察官のお仕事について聞きたいんですけど。やっぱりこれも有名なドラマありましたよね。あれはなんか熱い男性が、ずっと正義感を大事にして。
鬼頭:イケメンでね。
西:そうそう。イケメンで。もしかして検察官ってイケメンって多いの?
鬼頭:検察官イケメン多いんですよ。
西:おっと良い話を聞きました。
鬼頭:司法修習生っていう研修期間があるんですけど。司法試験に受かると。司法試験に受かってすぐ弁護士になれると思ってる方が結構いるんですけど。そうじゃないんですね。司法試験に受かると司法修習っていう研修期間が1年あるわけですよ。その1年の間に検察官になる人は検察官になるって決めるんですけど。検察官になりたいですって人が全部検察官になれるわけじゃないんです。検察庁から来てる人が検察官に向いてるってい思うと、キミどうだい、検察官をやらないかみたいなことを言って。それでその人がOKして初めて検察官になれるわけですよ。
西:そうなんだ。推薦って言う感じではないけれど。
鬼頭:そう。推薦で。教官っていうんですけど。検察庁から来てる人が、コイツいいな筋あるなって思った人が検察官になるんですけど。どういう人がなるかって言うと、やっぱりすごくよくしゃべれて、人の核心に迫っていけるような人。
西:じゃまさにドラマのあの人みたいな。
鬼頭:あのドラマの人。あんな人がいたら超敏腕検察官ですよ。
西:あれはすごくほら迫って来て迫って来て、隠してたことをなんか打ち明けていって。
鬼頭:そうそう。結局は被疑者、被告人でね。自分が捕まった立場になったら、自分のこと守りたいわけですよ。
西:そしたらしゃべんないとか、嘘つくとかね。
西:そう。黙秘権ってのがあるから、しゃべんなくてもいいし。場合によっては嘘つくってこともあるんですよね。でもそれを、どうやって本当のことを言ってもらうのかってのを考えて。じゃ仮に相手が本当のこと言ってなかったときに、コッチが言ってる検察官とか警察が正しいってことを、どういう証拠によって裏付けていくかってのを考えるのよ、検察官は。なので捜査って段階、つまり起訴する裁判になる前の段階から、その後起訴って言って、その裁判をして、その裁判の後、公判ってのを進行して、最後に求刑ってのを。ようするに被告人を懲役何年の刑に処するかっていうことを言うわけですよ。それを全部やるのが検察官なんですね。
西:結構なんかいろんな作業があるというか、いろんな段階でいろんなことしなきゃいけないんですね。
鬼頭:検察官は基本的には刑事事件ばっかりなんで。刑事事件って被疑者、被告人を牢屋に入れるかどうかってのを決めるわけですよ。
西:すごい重要じゃないですか。
鬼頭:めちゃくちゃ重要。人の自由が奪われるわけだから。そりゃもう民事よりも厳格な手続きによって行われるわけですよ。
西:そっか。だから誰でもなれるわけではないということなんだ。
鬼頭:そう。キチッキチッとした証拠によって、犯罪事実って言うんですけど、いかに起訴事実を立証していくか。それをちゃんとやれる人しか、しかも人間力もないといけない。だからイケメンが多いわけですよ。中身もイケメンだと顔もイケメンになってくるでしょ。
西:なるほど。わかりやすい。
鬼頭:顔に現れるんだから
西:ちなみに王子鬼頭さん場合は。
鬼頭:王子鬼頭35歳になって結構生き方変わるよ。ちょっと汗かいてるでしょ。ほら。王子て言ってる自分に汗かいてる。
西:こういう感じってのが現れるってことですね。
鬼頭:そうこういう感じ。でも検察官は素敵な人が多いですよ。検察官は凄く良い職業だと私は思ってます。
西:はい。