元SDN48のなちゅさんと、資格スクエア宅建講師である田中裕介さんによる、大好評シリーズの第2弾「宅建ちゃんねる2」。今回は、仕事で忙しい人の試験対策と、必要な勉強時間・勉強量についての考え方を田中先生が伝授します。
目次
1 忙しくて時間がない人のための対策!
(1)「始業前に勉強する」と決めていたなちゅさん
なちゅさんは昨年の受験時、不動産賃貸業で働いていました。忙しい人は隙間時間を有効活用するしかない、と考えて勉強に励んでいたそうです。早めに出社して、朝7時から2時間、始業の9時まで、元気な朝のうちに勉強していました。
「朝、この時間は勉強します」と決めるのが、なちゅさんの勉強法だったというわけです。朝は自分の努力で確実に時間が確保でき、体力や集中力もあるので一番効率的なのでは、となちゅさん。
(2)「毎日やることが大事」だと田中先生
田中先生は、なちゅさんの方法が上手く行っていたので何も言わなかったそうですが、忙しくて時間が取れない人は勉強する時間を決めない方がいいと考えています。
勉強する時間を決めてしまうと、忙しい人ならそこに仕事が入ってしまう可能性もあるでしょう。すると、勉強時間が仕事で埋まってしまったので、その日は勉強しなくていいという思考になる可能性があるのです。
そこで柔軟に、「1日5分でもいいので毎日少しでも必ず勉強する」という習慣を身につけるのがオススメ。朝やる時もあれば、昼休みや夜にやる時もある、でいいのです。フレキシブルに考えておくと、1日のスケジュールに勉強という瞬間が入ってくるようになります。
▼【宅建試験攻略法】忙しくて時間が無い人のための対策!【宅建ちゃんねる2】#11
2 宅建に合格するための勉強量・勉強時間について!!
(1)勉強時間はあくまでも目安
受験を考え始めた時には、必要な勉強時間やいつから始めれば良いかなどが気になりますよね。宅建試験には300時間の勉強時間が必要と言われていますが、これは1つの目安として間違いとは思わない、と田中先生。
ただし、これはあくまでも目安で、必ず合格できる能力が身につくわけではないので誤解してはいけません。だからこそ、毎日の勉強時間を日記のように書いていくことには大反対だという田中先生。時間を記すのが目的になってしまう上、長い時間勉強すれば必ず成果が出るとは限らないからです。
(2)どれだけ身についたかを重視する
また、テキスト何周回せばいいなどもよく聞くが、田中先生はその考え方も好きではないと言います。模擬試験や未来問などをどう解いたのか、そのプロセスを大事にして、勉強時間よりもどれだけ身についたかを重視しましょう。
勉強量と勉強の方向がガチッとはまらないと合格はできません。正しい方向・時間で勉強をすれば合格することができるのです。
忙しい方も無理だと決めつけずにチャレンジしてほしいと思います。
▼宅建に合格するための勉強量・勉強時間について!!【宅建ちゃんねる2】#12