レベル分けについて

司法試験講座のレベル分けについて

司法試験講座一覧

司法試験、予備試験、法科大学院入試は、短答式、論文式、口述式(予備試験のみ)という形式で行われますが、いずれの試験においても、論文式が天王山となります。

  • ・スピーディーに問題を読み切り、事案を把握する能力(事案把握能力)
  • ・問題文から論点を抽出し、選別する能力(論点抽出・選別能力)
  • ・事案の特殊性や判例の射程を考えることのできる能力(事案分析能力)
  • ・時間内に形式・実質両面で答案を書ききる能力(答案作成能力)

が問われることになります。

この論文式試験対策こそが、司法試験対策の中軸をなす、といえます。

そして、論文式試験の対策には、3つのレベルに分けることができます。

Level . 1

強固な基礎力を身に着ける段階

具体的には、条文・定義・制度趣旨・要件・効果・基本論点(問題の所在・理由付け・規範部分)・重要判例(事案と規範と評価部分)について理解と記憶をする段階を指します。

そして、このレベル1には2つの範囲があります。「論文対策としても必要な基礎力」(論文基礎力養成部分)と「短答式対策でのみ必要になる基礎力」(短答プロパー部分)の2つです。

総合講座では、論文基礎力養成部分を重点的に講義し、効率よく全範囲を回していくことになります。一方、短答対策講座(「上三法」「下四法」)では、短答プロパー部分について短時間で重点的に解説していくことになります。

Level . 2

基礎固めが終了した後に、論文の雛形をストックしていく段階

旧司法試験の問題を利用して事例問題の処理手順を学んだり、基本論点の論証を記憶したり、論点抽出能力を鍛えたり、という方法がメインになります。法科大学院の既修者試験や予備試験は、このレベル2の能力が身についていれば突破することができます。

毎年、予備試験合格者が司法試験本試験で高い合格率を誇っていることが話題になります。これは、レベル2の段階での完成度が、司法試験本試験に合格するためにも最も重要な点であるからです。予備試験合格者や、上位法科大学院既習者合格者は、このレベル2の完成度が高いのです。

Level . 3

現在の司法試験本試験で新たに要求されるようになった部分

事案の特殊性、判例の射程問題、事案の各要件への割り振りの仕方、事実の評価の仕方、実務的な事案処理手順といった、現在の司法試験本試験で新たに要求されるようになった部分です。

これは、レベル2が十分に仕上がった後に勉強しておくべき部分です。司法試験本試験に合格するだけであればレベル2が完成していれば達成できますが、上位合格を狙うには、レベル3の能力まで身に着けておくことが不可欠です。

司法試験講座設計では、こうしたレベル分けを踏まえて、各講座を表の形で位置づけています。