司法試験選択科目対策講座

司法試験選択科目対策講座は現在開講準備中です。詳細は後日アップいたします。

①司法試験選択科目とは?

選択科目は、本試験・論文式試験初日の一番最初に行われる科目です。一番最初に行われるからこそ、その後の試験のモチベーションに大きく関わります。また以降の実務にもつながる可能性がありますので、慎重に選択を進めましょう。選択科目は、以下の8種類から1種類を選ぶ形となります。

1.労働法
2.倒産法
3.知的財産法
4.経済法
5.租税法
6.環境法
7.国際関係法(私法)
8.国際関係法(公法)

各科目二問の出題で、試験時間は3時間、800点満点中100点を占める科目となります。

②対象者と学習法について

本試験突破を目指す全ての方が対象者となる科目です。ご自分に合った科目を選び、本試験突破の足掛けとしましょう。下記は選択科目を選ぶ際の3大重要ポイントです。

  • 1. 勉強のしやすさ(自分との相性、勉強量・暗記量、教科書・問題集等の多さ等)
  • ※一般的に選ぶ受験生が多いほど、教科書・問題集は充実している傾向にあります。
  • 2. 就職活動における有利不利
  • ※履歴書の志望動機が、選択科目に基づいて書けるといった有利性が考えられます。
  • 3. 働きはじめた際の、実務における有用性
  • ※選択科目が実務につながることも少なくありません。

選ぶ際に重要となる他の要素としては、「得点を稼ぐ科目」にするか「足切りを免れる科目」にするかということも考えられます。しかし、せっかく選択できるのですから、自分の興味のある分野を選び、得点源となる科目にできるよう、頑張ってください。

③選択科目の選び方

労働法

最多の選択者数であり、勉強会も組みやすい科目です。基本書・演習書も充実しています。また、一般民事・企業法務ともに役立つ(むしろ必須の)科目といえます。デメリットは、暗記量の多さにあります。判例法理を踏まえた答案が求められることも多く、学習量が他よりも多くなっています。

倒産法

労働法に並び選択者数が多く、また、実務的にも有用性は高い科目といえます。民法・民事訴訟法とリンクする分野が多く、これらの科目が得意な人に向いている科目である反面、優秀層が多い(民法・民事訴訟法が優秀な受験者と戦わなければならない)ため、高得点を得ることが困難な科目でもあります。

租税法

会計事務所も弁護士法人を設立するなど、拡大を見せている分野です。租税法律主義のため、条文の読み解きが重要な科目です(ただし条文はかっこ書きが多く非常に読みづらい)。会計の知識がなくとも設問を解くことはできますが、知識があると直観的に結論が分かるようです。

知的財産法

実務において使うかは事務所次第です。司法試験との関係では、特許法・著作権法の2つが試験範囲であり(著作権法の一部は対象外と言われているものの)勉強量自体は多い科目といえますが、民法・行政法・民訴法等に関連する論点も多く、これら科目の復習という点はメリットといえます。

経済法

検察官を目指す受験生が多く選択する科目ですが、企業法務に携わる弁護士にとっても触れる機会があります。思考枠組みとしては刑法に類似している科目であり、刑法が得意な受験生にとっては取り組みやすい科目といえます。しかし、教材の数としては充実したものではありません。

環境法

実務において使うことは稀でしょう。勉強面に関しては、民法・行政法と大幅に重なるため、相乗効果が期待できることがメリットとして挙げられます。法改正が多くそのフォローを要しますが、試験問題自体は現場思考型のものも多く、勉強量自体は比較的少なめです。穴場科目といえるかもしれません。

国際私法

近年人気上昇中の科目。渉外案件を取り扱う事務所はもちろん、最近では、一般民事の分野でも、家族関係等を中心に触れる機会が増えてきているようです。科目の特性としては、条文数が少なく勉強の負担は比較的軽い科目といえますが、教材数はやや少なめです。

国際公法

実務的有用性は未知数です。対象となる法律も多く範囲も広範といえますが、理論的な成熟性の高い科目であり、国際政治・国際情勢に関心のある受験生には取り組みやすい科目といえるでしょう。受験者数は選択科目中最少であり、高得点を狙える反面、ゼミ等を組むことは困難な科目であるといえます。

④よくあるご質問

  • Q. いつから学習を始めればいいですか?
  • A. 予備試験経由の方は、司法試験を受験するまでに約9ヶ月しかないため、勉強量が重要な要因となってきます。学部・学生時代に授業を受けた科目などを選び、予備試験論述試験後には勉強を開始できるようにしましょう。ロースクール経由の方は、ロースクールでの授業の分かりやすさ、大学ごとの力の入れ具合(コマ数が大幅に違ったりします)等も考慮しながら、選択しましょう。2年次から勉強を始め「合わない」と思った時点で切り替えをしたり、遅くとも3年次に進級するまでには決定をすることをお勧めいたします。(単位数を稼ぐという観点からも有用であるといえます)。

選択科目の選び方については、下記の記事もご参考ください。