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刑事系の難易度上昇の正体は学説問題

司法試験・予備試験の短答式において、刑事系は学説問題の出現により難易度が上がりました。

平成26年度以降、今まで出なかった学説問題が出たため、難易度は急上昇

司法試験・予備試験の短答式では公法系、民事系、刑事系の三つの分野からの出題があります。
公法系は例年点数が低く、反対に民事系の平均点が高い状況が続いていますが、刑事系の問題はどうなのでしょうか。

刑事系科目は、刑法と刑事訴訟法の二科目から出出題されます。
 

急激に難しくなった刑事系

刑事系は平成26年度以降、難易度は高くなっています。特に、刑事訴訟法は特に難易度が高まったといえます。平成26年度における刑事訴訟法の平均点は平成25年度の3分の2までに下がりました。

それでは、実際の過去四年間の平均点の推移を見てみましょう。

刑法は平成23年が18.6点、平成24年が16.6点、平成25年が17点、そして平成26年が14.1点でした。
一方刑事訴訟法は、平成23年が17点、平成24年が15.6点、平成25年が17.9点、平成26年が12.4点です。

ご覧の通り、第三回目の試験までは平均点が高得点のまま推移をしていたのですが、どちらの科目も平成26年度で大きく落ち込んでしまっています。

予備試験は本試験の問題を流用していますから、26年は本試験短答式でも多くの受験生が苦しむこととなったそうです。
合格最低ラインの4割を下回った受験生が720人も出る結果となり、これは採点対象者の実に1割近くです。

では、どうしてこんなことになったのでしょうか。

難易度が上がった原因は「学説問題」

平成26年度以降、難易度が跳ね上がった理由は、5、6年出題されなかった学説問題が突然姿をあらわしたことが考えられます。旧司法試験ではよく出ていたのですが、ここ数年出題されなかったため、多くの受験生が油断していたのです。

平成26年の短答式では、刑事系の2割が学説問題だったのです。

学説問題は、単純正誤問題と比較すると複雑なため、難しいものとなっています。各学説を理由づけしたり反対論の正しい組み合わせを選んだり、論点に関する学生を複数当てはめて結論を考えたり、といった内容です。

慣れていない人だと時間がかかってしまい、全部の問いを見終わらないという事態に陥ってしまうことさえあるのです。

平成26年度以降、学説問題が出されたことを考えると、今後は学説問題の対策も不可欠になってくるのは言うまでもありません。

ちなみに、学説問題以外の出題としては、過去に出題されたことのあるテーマです。これまでに出されなかった出題テーマ、例えば堕胎罪(刑法 第29章)略取誘拐罪(刑法 第33章)は出される確率が低いといえます。

では、学説問題の対策としては、どのような物が考えられるでしょうか?

刑事系の攻略法」をご覧ください。

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