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法律と自分の生活、社会の間にある繋がりに気づく。

法学部のOさんは3年次に司法書士試験を決めますが、それまで真面目に授業を聞いていなかったため知識はほとんどなかったといいます。

大学在学中、または卒業後に司法書士試験を受ける学生は少なくありません。
このケースは、在学中に受験を決意し卒業後に合格した学生です。

「一応」の法学部生からのスタート

大学では法学部に入っていたという学生Oさんは、入学当初は司法書士試験を受験しようとは全く思っていませんでした。

試験を受けて弁護士や裁判官になろうと考える学生はごく僅かで、Oさんも含めほとんどの学生は試験前にしか法学の勉強をしていなかったそうです。
司法書士試験の内容も一応は専門だった分野ですが、あくまで「一応」でしかありませんでした。そんなOさんが司法書士という仕事に興味を持ったのは、三年生の時大学で配布されたパンフレットを見てからだといいます。

就職を控え、何か資格でもとっておいた方が良いのでは、と考えていたOさんにとって司法書士試験の案内はちょうど良いタイミングでした。
司法書士について漠然としか知らなかったOさんは、それをきっかけにどんな仕事かを調べてみました。

すると独立開業型の仕事だということ、自分の頑張りによって成果が出るのだということなどを知り、司法書士になりたいと思い始めたのです。
そこで勉強を決意したOさんでしたが、予備校に通うお金は無く、また時間もなかなかとれなかったために独学の道を選びました。

本屋で司法書士試験についての本や合格体験記などを読み、自分にも出来るかもしれないと考えたといいます。

が、その道は想像以上に厳しいものでした。

最初は入門書の読み込みから

まず、それまで法学についてほとんど勉強をしてこなかったOさんは法学知識がほぼゼロだったのです。

合格体験記に書かれていたように民法から勉強を始めようとしたのですが、大学で受講していたはずのそれさえさっぱりわからなかったそうです。
一からやり直すしかなく買ってきた入門書も読み終わるまでに三か月もかかってしまいました。
しかしその、一からやり直すという姿勢はOさんの意識を変えるきっかけになります。
入門書を読み、Oさんは民法について初めて真剣に考えたのです。
民法という法律は社会の細かいところまで行き渡った法律であること、人々の生活と密に関わっていること、自分にとっても身近なものであることなどを知ったOさんは、法律と自分の生活、社会の間にある繋がりに気がつきました。

その気づきは勉強に対する意欲となり、法律への興味を引き起こします。

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