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債務不履行~債権者の損害賠償請求権~

司法書士試験に出題される民法に定められている債権では、債務不履行に対する損害賠償請求権について決められています。

司法書士試験に出題される民法では、債権について定めています。

事例の続きです。
時計がもう手元にないAさんは、Bさんに時計を引き渡すことが出来ないため、AB間の売買関係が果たされなくなってしまいました。

債務不履行

この場合のAさんのように、約束を果たすことが出来ない状態のことを「債務不履行」と言います。
民法415条では債務不履行による損害賠償について定められており、「債務者がその債務の本旨に従った履行をしないときは、債権者は、これによって生じた損害の賠償を請求することができる。債務者の責めに帰すべき事由によって履行をすることができなくなったときも、同様とする。」とされています。
つまり、債務不履行があった場合には民法415条に基づき損害賠償を請求出来るということで、BさんのAさんに対する「時計を引き渡せ」という請求権がAさんの債務不履行で果たされない場合、それはBさんからAさんへの損害賠償請求権に変わるのです。

と、いうように、債権の視点から見るとAB間、AC間の債権債務関係は別のものとして扱われ、法律的に無関係に成立・進行することになります。

物権と債権の違いの1つに、登記されるか否かということがあります。
不動産賃借権は例外として登記出来ますが、債権は原則登記されないのです。
物権は「物」に対する権利で、特定の物が誰かの所有物であるということは日本国民全員に関係することですが、人に対する権利である債権は公示の必要性がないとされているのが理由です。
たとえば、AさんとBさんの売買契約については本人たちにとっては重要かもしれませんが、他の日本国民とは全く無関係であるため、わざわざ登記する必要はなく、本人たちが知っていれば十分ということです。

司法書士は実務で登記の代理申請にあたるため、司法書士試験では登記に関する問題が重点的に出題されます。
そのため、登記されない債権よりは、登記のある物権の問題の方が主力となっているといえます。

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