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強制執行~判決文に相手が従わない場合~

司法書士試験に出題される民法に定められている債権では、強制執行について決められています。

司法書士試験に出題される民法では、債権について定められています。

債権は人に対する権利なので、「契約自由の原則」に基づき国は基本的に口出しせず、個人は自由に契約を結ぶことが出来ます。

AさんからBさんに賃金の返還請求権が生じているということで、この事例はそれを裁判所が認めれば訴訟に勝つことが可能です。
Bさんが「返していません」と自白してくれればそれだけで終わるのですが、しかしBさんも返せない事情などがある場合には「お金なんて借りてない」などと言いだすかもしれません。
そうなるとAさんはお金を貸したことを証明しなくてはならなくなります。

Aさんには返還の約束と金銭の授受についての立証責任と、弁済期が既に来ているということを主張する必要があります。
民法上では口頭の返還約束が有効とされているのですが、立証活動の際には借用書を作っておいた方がずっと強い証拠として使うことが出来ます。
借用書が無いときには、他の証拠で裁判官を納得させなくてはいけません。

立証が成功すれば、お金を払うよう命じる判決文が裁判所によってBさんに書かれます。

強制執行

ですが判決が出たからといってBさんが確実に支払うとも言えず、Aさんは強制執行の手続を取らなくてはならないこともあります。
強制執行には不動産執行、動産執行、債権執行があり、どれもBさんの財産を差し押さえることで強制的に、つまりBさんの意思に反して売却などを行うということになります。
こうした強制競売においてはBさんの財産を国家権力が勝手に売却し、その代金からAさんが100万円をもらいます。

契約自由の原則では、契約を自由に結べるような世界であるために「約束は守らなければならない」という原則も同時に存在しています。
そのため国家の強制力が発動されることもあります。
この仕組みは民事訴訟法や民事執行法の分野ですが、民法を理解したり判例を見たりする上で重要になるので、民法の手続法として押さえておきましょう。

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