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瑕疵担保責任2~売主の無過失責任~

司法書士試験に出題される民法では、瑕疵担保責任は無過失責任であると定められています。

司法書士試験に出題される民法では、債権について定められています。

瑕疵担保責任について議論する時、「特定物の売買である」ことが前提です。
特定物は中古品など、すなわち、瑕疵があっても「その瑕疵がある」特定の物ということで、売主はたとえ瑕疵がある場合でもその特定物を給付する、つまり瑕疵があるものを売るということが契約上の義務の全てなのです。
欠陥の部分については不可能なことの合意がされているため、契約のその部分は「無効」となり、もともと何もなかったことになります。

ということで、売主は契約上の義務を、無効部分を除いて全部果たしたことになるのです。
これは民法483条『特定物の現状による引渡し』で「債権の目的が特定物の引渡しであるときは、弁財をする者は、その引渡しをすべき時の現状でその物を引き渡さなければならない。」と裏付けられており、中古品の場合、瑕疵があるなら瑕疵があるままで売るべきだとされています。
そのため、隠れた瑕疵のある特定物の引渡しをした売主には債務不履行の問題は生じず、売主に完全履行請求権はありません。

法定責任

しかしそれでは、瑕疵があると知らずに中古品を買った買主があまりにも報われません。
そのため、国は「特定物の売買の売主という地位である」という理由の下、民法570条を作って売主の責任を定めているのです。
これは売買の信頼性を守るためのものであり、国の決めた「法定責任」であるので売主と買主の間で成立する契約上の責任とは全くの無関係です。

法定責任である瑕疵担保責任は、売主の過失・無過失を問いません。
そもそも売主に義務違反が無いため、契約上の責任を負わせられないからこそ、買主の救済を目的として売主の無過失責任である瑕疵担保責任を作ったといえます。

とはいえ、売主に過失が無いのも事実である以上、どこまでも責任を負わせるというのも問題ではないでしょうか。
そのため、買主が出来る損害賠償には限りがあるのです。

 

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