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占有権~占有権とは・占有訴権・本権~

宅建試験に出題される民法では、占有権について定めています。

宅建試験に出題される民法では、占有権について定めています。

占有権とは

占有とは、自分のために何か物を所持(支配)することです。
賃借人が賃借物を占有している場合でも、賃貸人は賃借人の占有を通して占有していると考えられており、賃借人の占有は自己占有・直接占有、賃貸人の占有は代理占有・間接占有といわれています。

占有権は、物を占有する人(占有者)に発生する占有物に対する権利で、占有訴権等の保護が与えられます。

占有訴権

占有者は、占有を妨害された場合にその妨害の停止および損害の賠償を請求することが可能です。
たとえば台風によって隣の家の樹木が自分の敷地内に倒れてしまった場合などがこの「占有保持の訴え」にあたり、妨害された被害者が損害賠償請求をするためには、侵略した側の故意または過失が必要です。

また、まだ被害は受けていないけれどもこれから受けそうだという時には、その妨害の予防または損害賠償の担保を請求(保証人を立てたり抵当権等の担保権を設定したり)出来ます。
これを「保有保全の訴え」といい、侵略者に故意または過失が無くても提起することが出来ます。

占有者が占有を奪われた場合には、その者の返還および損害賠償を請求することが出来ます。
これを「占有回収の訴え」といい、占有を侵奪した者の善意の特定承継人に対しての提起は不可能です。
盗まれた物だとわかっている、悪意の特定承継人には提起することが可能です。

占有訴権と本権の訴え

盗んだものであっても、それを占有していれば占有権が発生します。

たとえばAさんの所有している宝石をBさんが盗んだとします。
しかし3日後にAさんが気づき、Bさんから奪い返しました。
するとBさんはAさんに対し、直ちに占有回収の訴えを提起しましたが、Aさんは自分に所有権があることを主張することで、占有回収の訴えに勝とうとしています。

このままでは、Aさんは負けてしまいます。
占有の訴えは本権(所有権)に関する理由に基づいて裁判をすることが出来ないため、Aさんの「所有権は自分にある」という主張では、占有状態を守るための訴えには勝つことが出来ません。

しかし、Aさんがこの訴えとは別に、所有権に基づく訴えを提起すれば最終的にAさんが勝つことが可能です。
所有権を持つAさんは、占有の訴えを提起されている状態でも、本権の訴えを提起することが出来るのです。

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