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占有権~指図による占有移転・占有者と果実~

宅建試験に出題される民法では、占有権について定めています。

宅建試験に出題される民法では、物を占有する占有者に発生する、占有物に対する権利である占有権について定めています。

指図による占有移転

貸借人は賃貸人のためにも所有しているので、占有代理人といわれます。

たとえばAさん所有の建物がBさんに賃貸されていて、引渡しを得たBさんがそこに居住しているとします。
この時、Aさんが当該建物をCさんに売却し、移転登記しただけではCさんに占有権が譲渡されたことにはなりません。
占有代理人によって占有をする時には、本人がその占有代理人に対し、以後第三者のためにその物を占有することを命じて第三者が承諾することで、第三者の占有権取得が完了します。
必要なのは本人と第三者の意思表示で、上記の場合はAさんがBさんに「今後はCさんのために占有してください」と命じ、それをCさんが承諾すればCさんへの占有権の譲渡がなされるのです。

占有者と果実

果実とは、果物の実などの自然のめぐみである天然果実や、賃料である法定果実を指します。

所有権が無いのにあると信じて占有している善意の占有者は、占有物から生じる果実を取得することが出来ます。
たとえば、建物1をBさんに売却するつもりだったAさんが、間違って建物2をBさんに引渡してしまったとします。
Bさんは建物2をCさんに賃貸し、10万円の賃料を受領し、そして消費しました。
その後にAさんが錯誤によって売買契約が無効だと主張してきたとしても、この時Bさんが善意であるならば、10万円をAさんに返還する必要はありません。

しかし、善意の占有者が所有権の訴えにおいて敗訴した場合は、その訴えの提起の時点から悪意の占有者とみなされます。

悪意の占有者は残っている果実を返還、かつ、すでに消費したり、過失によって損傷したり、収取を怠った果実の代価を償還しなくてはいけません。
消費とは上記のBさんのように得た賃料を使ってしまったり、農地の野菜を食べたりすること、過失による損傷は農作物を腐らせるなどのこと、収取を怠るとは農作物の収穫をしないことなどを指します。

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