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  1. 資格スクエア
  2. 米国公認会計士
  3. 試験概要・受験手続

米国公認会計士試験概要

試験は全米統一試験ですが、受験要件は出願州により異なります。

<試験科目>
試験科目は4科目(AUD、BEC、FAR、REG)です。どの科目からでも受験できます。
AUD Auditing and Attestation 監査論
BEC Business Environment and Concepts 企業経営環境・経営概念
FAR Financial Accounting and Reporting 財務会計
REG Regulation 税法・ビジネス法

<試験形式>
コンピュータベーステストです。電卓は画面上のものを使用します。テストセンターでは計算用としてラミネート型シート(両面使用)とペンが貸し出されます。

<出題形式>
各科目四肢択一式(Multiple Choice Questions)とシミュレーション問題(Task Based Simulations)です。BECのみエッセイ問題(Written Communication)があります。
※2017年4月1日から試験制度が変更されます。

<試験時間・休憩時間>
試験時間 各科目4時間

試験時間外の休憩時間(Standardized break)
テストレット3終了時に、試験時間外で15分程度の休憩時間が与えられます。

 

試験時間内の休憩時間(Optional breaks)
各科目のテストレットとテストレットの間で休憩をとることも可能ですが、試験時間内の休憩となります。

  AUD BEC FAR REG
テストレット1 MCQ36問 MCQ31問 MCQ33問 MCQ38問
テストレット2 MCQ36問 MCQ31問 MCQ33問 MCQ38問
テストレット3 TBS2問 TBS2問 TBS2問 TBS2問
  休憩 休憩 休憩 休憩
テストレット4 TBS3問 TBS2問 TBS3問 TBS3問
テストレット5 TBS3問 WC3問 TBS3問 TBS3問
MCQ:Multiple Choice Questions(四肢択一問題)
TBS:Task Based Simulations(シミュレーション問題)
WC:Written Communication(エッセイ問題、BEC のみ)
 

<受験地>
米国、日本で受験ができます。(プロメトリックテストセンター東京御茶ノ水、大阪中津)
※日本で受験を実施していない州もあります。

 

<受験日>
1年を4つのテストウィンドウに分け、各テストウィンドウから受験日を選ぶことができます。1つのテストウィンドウで各科目1回まで受験ができます。
テストウィンドウQ1:January 1 – March 10
テストウィンドウQ2:April 1 – May 31
テストウィンドウQ3:July 1 – September 1
テストウィンドウQ4:October 1– December 10

<受験費用>2017年3月現在
受験料
AUD $193.45
BEC $193.45
FAR $193.45
REG $193.45

日本受験追加手数料
AUD $356.55
BEC $356.55
FAR $356.55
REG $356.55
その他出願料がかかります。  

<合格点・合格発表・合格率>
各科目99点満点中75点以上で合格となります。受験日の約1ヵ月後くらいに結果がでます。
各科目の合格率は全世界で50%前後です。
AUD 45.86%
BEC 55.41%
FAR 45.55%
REG 48.45%
※ 2016年合格率(AICPA公表データ)

※2017年テストウィンドウQ2の合格発表時期について
http://www.aicpa.org/BecomeACPA/CPAExam/PsychometricsandScoring/ScoringInformation/Pages/FAQ2011ScoreRelease.aspx  

<合格科目の有効期限>
合格科目には有効期限があります(1年6ヵ月)。有効期限が切れたら失効となります。
例えば最初の合格科目の有効期限までに残りの3科目を合格できればよいことになっています。最初の合格科目が失効したら、次の合格科目の有効期限までに失効した科目を含め、残りの科目を合格すればよいことになります。

 

受験資格

米国公認会計士試験は全米統一の試験ですが、受験資格は州により異なります。一般に「学位要件」と「単位要件」の組み合わせからなります。
「学位要件」とは、一般に4年制大学卒業の学位「学士号;Bachelor」を取得していることです。
「単位要件」とは、一般に「会計単位」や「ビジネス単位」について一定以上取得していることです。州によって、単位数や指定科目等は異なります。
大学卒業時点で単位要件が満たされていない場合でも、卒業後に大学等で単位を追加取得することで受験資格を満たすことが可能です。

 

出願州の選択

米国公認会計士試験は全米統一試験ですので、どの州に出願しても試験の難易度は同じで、合格の価値も同じです。したがって、ご自身の状況に合わせて出願州を選択することが望ましいといえます。
※ 過去の受験からしばらく時間が経過している場合、州によっては受験要件が変更されている可能性もありますので、受験要件・再受験の手続につきましてはご自身で必ずご確認ください(NASBA/州の会計士委員会)。

 

受験手続

(1)学歴審査(米国外の大学対象)
米国外の大学の英文成績証明書(必要に応じて英文卒業証明書等)を学歴審査機関に送り、審査の申請をします。審査が完了し、出願州に結果が通知されるまで、通常6~8週間ほどかかります(混み具合によってもっと長くかかることもあります)。 卒業した大学以外で会計単位やビジネス単位など追加取得した場合、米国外の大学の単位については、同様に学歴審査が必要です。米国の大学の単位は、学歴審査は不要です。
<多くの州で採用されている学歴審査機関>
NASBA International Evaluation System(NIES)
https://www.nasba.org/products/nasbainternationalevaluationservices/
※NASBA:National Association of State Boards of Accountancy
※州によって認定する学歴審査機関は異なりますので、各自ご確認ください。
 
(2)出願
学歴審査が完了の通知を受け、内容を確認したら、出願手続をします。
出願州の多くは、NASBAのWebサイトで出願できます。(直接、州の会計士委員会に出願する州もあります。)
NASBA:National Association of State Boards of Accountancy
https://www.nasba.org/
 
(3)NTS(Notices to Schedule;受験票)受領
州の会計士委員会から受験要件を満たしていると決定されるとNTSが発行されます(eメール等)。NTSには有効期限(発行から6ヵ月)があり、有効期限内に受験日を予約・受験する必要があります。
 
(4)日本受験追加手数料の支払い
日本のテストセンターで受験する場合、受験希望日時に空席があるか事前に確認してから、日本受験追加手数料を支払います(クレジットカードによる支払)。日本受験追加手数料を支払うと日本のテストセンターの受験予約が可能となります。
※グアムのテストセンターで受験する場合、グアム受験追加手数料がかかります。
※米国本土で受験する場合、追加手数料は不要です。
 
(5)テストセンター(試験会場)・受験日時の予約
試験会場と受験日時を予約します。受験予約は受験希望日の5日以上前に行う必要があります。土日や月末は比較的早い時期に満席になりやすいため、お早めに予約されることをお勧めいたします。
受験予約時のConfirmation Numberは予約変更・キャンセル・受験当日に必要となりますので大切に保管してください。
Prometric
https://www.prometric.com/en-us/clients/cpa/Pages/landing.aspx
 
(6)受験
受験の当日は、遅くとも試験時刻の30分前にはテストセンターに到着する必要があります。遅刻すると受験できませんので、時間に余裕をもって出かけましょう。
<必ず持参するもの>
・パスポート
・NTS
・受験予約時のConfirmation Number
※パスポート以外の証明書を求められた場合には、本人のサイン(署名)がある証明書(例:有効期限内のクレジットカードや銀行キャッシュカード等)を提示する必要があります。

<試験時刻前に行うこと>
・本人確認(パスポートとNTSの氏名のスペルが同じであること、スペルが異なると受験できません)
・受験のサイン
・手荷物検査
・顔写真・指紋撮影
・テストセンターのセキュリティポリシーの確認
・着席・ログイン
 

 

受験のための参考サイト

受験手続はご自身で行う必要があります。出願州によって、受験要件・受験手続に必要な書類・通数、提出先等が変わりますので、必ずご自身で確認されることをお勧めいたします。以下のサイトの内容・URLは随時変更されることがありますのでご注意ください。

◆受験手続全般
National Association of State Boards of Accountancy(NASBA)
https://www.nasba.org/
※アカウントを作成する必要があります。
最新情報はこちらで確認しましょう!

NASBAのトップページ>EXAMS>CPA Exam
https://www.nasba.org/exams/cpaexam/
上記ページ右側のEXAM LINKSの各項目、最新のThe Candidate Bulletinをチェックすることをお勧めいたします。


◆日本受験について
NASBAのトップページ>EXAMS>CPA Exam – International
https://www.nasba.org/exams/internationalexam/


◆学歴審査機関
NASBA International Evaluation System(NIES)
https://www.nasba.org/products/nasbainternationalevaluationservices/


◆テストセンター・受験日時の空席状況確認・予約
Prometric
https://www.prometric.com/en-us/clients/cpa/pages/landing.aspx
※アカウントを作成する必要があります。

 

◆受験予約のキャンセル・予約変更にかかる費用
NASBAのトップページ>EXAMS>CPA Exam
https://www.nasba.org/exams/cpaexam/
上記ページ右側のThe Candidate Bulletinに下記の記載があります。

-受験予約した日時に受験しなかった場合の再受験の取り扱い
-予約変更/キャンセルにかかる料金(受験日から何日前に手続するかによって費用が変わります)

 

◆日本受験追加手数料の支払い
NASBAのトップページ>EXAMS>CPA Exam>CPA Exam – International
上記ページのApply Nowをクリックして受験地からJAPANを選択し、画面遷移に従って支払います。Confirmation Numberを必ずお控えください。決済が正常に処理され、24時間経過すると日本のテストセンターの予約が可能となります。

 

◆AICPA(米国公認会計士協会)
American Institute of CPAs(AICPA)
http://www.aicpa.org/Pages/default.aspx
  -試験概要
AICPA>Become a CPA>CPA EXAM
http://www.aicpa.org/BECOMEACPA/CPAEXAM/Pages/default.aspx
  -AICPAによる日本語ページもあります。
http://www.aicpa.org/BecomeACPA/CPAExam/Pages/UScpaexam-jp.aspx