お問い合わせ

全100講義が無料で見放題 会員登録(無料)

会員ログイン

  1. 資格スクエア
  2. > 気象予報士講座
  3. > 気象予報士
  4. > 勉強法
Image062

降水過程について

日本は世界的に見ても雨が多い国です。そんな日本で暮らしていると雨を当然のように受け入れていますが、よくよく考えてみると空から水が降ってくるというのは実に興味深い現象ですよね。今回は、そんな雨のメカニズム、降水過程についてお話ししたいと思います。

降水過程について|気象予報士試験について | 資格試験対策なら資格スクエア


さて、本日は降水過程についてみてみたいと思います。この分野は数年に一度程度出題されており、我々にも身近な塵(ちり)が大切な働きをしていること、水蒸気が集まることで効果的に雨がつくられていることを学びましょう。

まず、降水過程においては、2つのパターンがあります。一般的に、水蒸気を含む空気が上昇すると気温差が生まれます。これにより「断熱膨張」した空気は飽和状態を迎えます。これは雲を形成することを意味しますが、さらに飽和が進むと雨に変わります。これが一般的なプロセスなのですが、注目したいのは「拡散過程」と「併合過程」の2つです。

まず、拡散過程についてみてみましょう。これは日本で降る雨に多くみられるもので、比較的冷たい特徴から「冷たい雨」と呼ばれます。そのままの名称ではありますが、これは、雲ができるレベルの高さにおいて大気の温度が氷点下まで下がった際、雲が過冷却水により構成される場合に微細な氷の結晶を生成を促す氷晶核により一定の大きさになると浮遊する状態を維持できないため落下します。これがこのまま地上に落ちるわけではなく、気温が0度を超える場所に来ると氷晶は解け始めて雨粒となって地上におきてきます。これを拡散過程といいます。

一方で、併合過程とはどのようなものでしょうか?これは、上空の大気が0度以上の場所において起こる過程です。気温が0度以上の場所では、主に凝結核が雲を生成しますが、これらが合わさって(併合過程の併合はここからきています)重くなり、雨として落下するのです。拡散過程では冷たい雨という表現をしましたが、この併合過程では0度以上と氷点下よりも高いので、地上に落下しても比較的暖かいためとなります。ここから「暖かい雨」というふうに表現されます。これはよく熱帯地域等でみられます。

塵については、大気中に塵がないと水蒸気が飽和していても表面張力がないため微小な水的ななかなかできないという特徴があります。単純に水蒸気が凝縮すれば水滴ができそうなものですが、そこは表面張力を超える過飽和度(100%を超える相対湿度)が必要となります。ここに塵が存在することで安定的に存在することができるのです。

雨の種類にも、非常に細かい霧のような霧雨、晩秋のころに降ったりやんだりする雨であるしぐれ(時雨)、日が出ているにも関わらず降る天気雨、短時間の間に降る通り雨、熱帯地域でよく目にする一時的に激しく降るスコール、さらに、梅雨の雨である五月雨(さみだれ)、その他にもヒョウやアラレを示す氷雨(ひさめ)、雨と雪が混ざった霙(みぞれ)など、雨と一言でいっても多様な種類の雨があります。これも一般の人はあまり意識しませんが、気象予報士としては必ず押さえておきたいところです。

資格スクエアの気象予報士講座