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- 2021年度 予備試験合格者の声 辛いときも勉強に向き合う事で乗り越えた S.Kさん(学生)
※写真はご本人ではなくイメージです
令和2年度 予備試験合格
お名前:S.Kさん学生
大学名:京都大学
とにかく安心しました!
この勉強を続けた日々が肯定できるのは嬉しいです。
小学生の時、ディベート・スピーチの授業があったのですが、自分の言葉で伝える事が楽しく、好きでした。作文とかも好きで。
ただ、普通にディベートすると友人をなくしてしまったりしますが(笑)、仕事にする事で人を助けられると考えて、法曹を意識するようになりました。
本格的に進路を考え始めたときは、”論理を繋いで人を助ける”仕事、という観点で、弁護士か検察官、官僚、あとはマスコミで悩みました。(実は今も悩んでいます(笑))。
ただ、どの道を選んでも法律を学んで損はないと考えて、法学部に進学しました。
最近見つけて思い出したんですが、高校2年の時に大学進学後の計画表を作っていて。夏には予備試験の勉強を始めて大学3年までに受かる、と書いてありました(笑)。
実際には、大学入学後に、「先を見据えた場合、いつから始めるのがいいかな」と考え始めて、たまたま友人と始めるタイミングが合ったこともあり、5月から勉強をスタートしました。
効率的なカリキュラムがいいと思って。
あと、対面メイン+オンラインの予備校より、オンラインだけの方がいろんな制約がないので使い勝手がいいと思いました。
そのあたりは事前に説明会で色々聞けたので良かったです。
試験直前期は別ですが、基本的には細かく計画をたてるタイプではなくて。1カ月くらいのざっくりとした計画をたてました。
勉強始める前だと正しい計画は立てられないですし、他の人がどう進めたのかや、合格体験記を色々見はしましたが、実際自分に合うかは別なので、あくまで参考という感じでした。
当初の勉強時間は、週に20時間くらい。1日2-3時間でしょうか。
大学1年生のときはサークルもバイトもあったので、空き時間で少しづつ進めた感じです。
最初はとにかく早く1周まわしてしまおうと思って、インプットを2段階に分けるイメージで学習しました。1段階目では、言葉の意味が頭に浮かぶくらいになればいいかなという程度の目標で、講義は再生速度を早くして聞き流しました。
基礎講座Ⅰを終わったのが10月、基礎講座Ⅱが終わったのは12月くらいだったと思います。
その後、過去問演習に入ったんですが全然できなくて・・・
基礎問演習をやり直して、分からないところは基礎講義を聞きなおす形で勉強を進めました。それがインプットの2段階目という感じです。
ただ、この時点で2月になってしまい、今年は短答に絞ろう!と、短答対策に切り替え、基礎問を2カ月かけてやりました。論文過去問はほとんどできなかったです。
延期になった事は大きかったです。
延期になり、短答をやめて過去問演習に戻ったら意外とできるようになっていたので、そこからひたすら論文を書く、に切り替えました。
きちんと答案を起こしたのは50通くらいです。
他は、詳しい答案構成のようなものを作っていました。
「論点を抜き出すだけ」から、段々ナンバリングもするようにして、そうしたらちゃんとした答案の形になるようになってきて・・・という感じでした。
4月から7月前半くらいかけて、取り組んだと思います。
漠然とした答案構成から答案の形になってきたのが5月くらいで。その過程でちょっとずつ進んでる感覚はありました。
「書ける」という感覚がしっかり持てるようになったのはやっぱり短答後です。
レベル別学習シートです!
特に学習中期くらいまではすごく役立ちました。
自分の部屋にバーっと貼っていたので、家に遊びに来た友人には驚かれましたけど(笑)。
達成度が分かるのは、先が見えない試験においてすごく助けになりました。
あと、一緒に資格スクエアを始めた友人とこのシートで進捗を確認しあえたことで、「今このくらいで大丈夫だな」という安心感、逆に「まだそこまで進んでいないな」という焦りなど、ペースメーカーとして使えました。
もうひとつは講義の速度調節機能。私のインプット方法的にも使い勝手が良くて、便利でした。
初学の段階では、時間ベースで勉強時間をつけていました。
それで進度を見るというより、大学に加えてアルバイトやサークルもあったので、勉強に使える可処分時間がどのくらいあるか、その可処分時間をきっちり勉強に使えたか、を見ていて。例えば、見込んでいた時間分勉強できなかったら、今週さぼったかな?とか。
学習後半の段階ではタスクベースになりましたが、この可処分時間を使えているかの感覚が身についていたことが学習に活きたように思います。
自分としてはそんなに大変な感覚はなかったです。
時間を見つけて勉強すること自体は1-2週間の単位ならみんなできると思うんです。
やっぱり続けるのが大変だと思います。
勉強をすることへのモチベーションはずっと維持できていたのですが、一緒に予備試験勉強を始めた友人以外で周囲に目指している人がいなかったこともあり・・・大学生活の過ごし方として、勉強ばっかりでいいのかなという迷いがずっとありました。落ちたらその時間は無駄になってしまいますし。
だから逆に、無駄にしたくない!という気持ちがモチベーションにつながっていました。
勉強中は息抜きがあまりできないタイプで・・・追い込みすぎてしんどくなってしまうことが多かったです。食事がとれなくなっちゃう時もあったり。
気持ち的にやる気が起きない時はたくさんあったんですが、「30%しか集中できなくても、10時間机に向かえば、3時間分は前に進める」と考えて、とにかく勉強に向き合いました。
息抜きじゃなくて勉強に向かい合うことで乗り越えた感じです。
ただ、資格スクエアで一緒に勉強をはじめた友人の存在は大きかったです。
丸2年くらい、ずっとお互いに、勉強状況を聞き合い、話し合い、進められたので・・・
高校時代からお互いに理解・信頼しあえていたから、予備試験・司法試験合格という同じ目標をもったときに、学習習慣や進捗、情報交換を通して、二人で高め合いながら勉強できた気がします。
今は法律事務所のインターンを始めていて、先輩弁護士の方々から色々お話聞いたりしています。
まだ官僚の道への迷いもあるので、今後、今後の大学での勉強、弁護士の先生方を中心とする社会人の方々からのお話を聞き、司法修習を経る中で決めていければと思います。
この試験は諦めてしまう人も多いと思います。
まずこれから勉強を始める方には、挑戦するかを決めるときに、途中で諦めてしまうことやそれによって自信を失ってしまうこと、諦めるクセがつくリスクを考えた上で、諦めない覚悟があるかしっかり考えることが大切だと思います。
挑戦することを決め、勉強を始めている方には、とにかく”自分の頭で考える勉強”を大事にしてほしいです。これをちゃんとできるようになっていれば、例え落ちても、”自分で勉強して何かを身に着ける”能力がしっかり残ると思います。
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