受講生 合格体験記

令和5年度
予備試験
合格

基礎問をつみ重ねて「論文7位」
大学早期卒業&高順位合格の快挙!

大学生小野 伊織 様

  • 職歴・学歴

    専業受験生・早稲田大学 法学部 (3年卒業)卒業

  • 受講講座

    逆算プラン 7期(現在の『合格フルパッケージ』)

  • 学習期間

    約3年

  • 受験回数

    3回

  • 予備試験を目指したきっかけ

    弁護士への憧れ

  • 試験順位:

    短答327位 論文7位

グローバルな仕事をしたい「そのための予備試験受験」

予備試験の合格、おめでとうございます。今のお気持ちを率直に聞かせてください。

合格までの長い勉強期間を考えると、やっと結果を出せて嬉しいです。とはいえ、就職活動と司法試験が現在進行形ですから「やっとスタートラインに立てた」という気持ちです。

法曹を目指したきっかけを教えてください。

弁護士が活躍するドラマを観て「格好いい世界だな」と思ったのが始まりでした。

そして実際に法学部で学んでみて「法学面白いな」「専門職になれたらいいな」とあらためて感じ、本格的に法曹を目指した形です。

予備試験合格は狭き門ですが、受験に迷いはありませんでしたか?

合格率4%と知った時は確かに難しい試験だなとは思いましたが、ちょうど大学1年時がコロナ禍で比較的時間に余裕がありました。そこで、「とりあえず、やるだけやってみよう」という気持ちでスタートしました。

大学の授業と予備試験対策の両立はいかがでしたか?

大学1、2年の間の授業はほぼオンラインでしたし、勉強も試験前にがっつり取り組むという感じだったので特に問題はありませんでした。

それに予備試験の勉強をしていると、大学の試験の答案はずいぶん書けるようになりますから、そういう意味でも両立はしやすかったですね。

大学生活では、サークルやアルバイトにも力を入れていましたか?

サークルは国際系に所属し、主に英語でのプレゼンテーションを行っていました。プレゼンのイベント前には忙しくはなりますが、それ以外は週1程度の活動なので、こちらも普段は問題なく両立できました。

当初から留学や国際交流に興味があって英語力を鍛えたい気持ちがありましたし、ここでの活動も進路の希望に作用していると思います。

アルバイトの方は、大学2年までは塾の事務、3年からは塾講師を始めて今も続けています。夏期講習や冬期講習を除けば通常期は週2~3回といった感じです。

早稲田大学を3年で早期卒業されたというご経歴は素晴らしいですね。この成績には予備試験対策の学習が良い影響を与えたと考えますか?

それは絶対あると思いますね。法学部に在籍していれば学習するのは法律科目がほぼメインになってきますから、予備試験受験者にとっては有利な環境です。

また、予備の勉強をしている人とそうでない人とでは、事実摘示も含めて答案の書き方が変わってくるように思います。法学部にいても進路として法曹を目指さない人もいて、「答案を書くために必要な法的三段論法すらよく分からない」という場合もあるようです。

そう考えると予備試験の勉強があってこそ、大学の試験でも評価を得やすかったのではないかと考えています。

早期卒業後は専業受験生というお話でしたが、法科大学院へ有利な条件で進学することも可能だったのではないでしょうか?

大学を3年で卒業できると分かった当時は、法科大学院をあまり意識していませんでした。
というのも元々社会人になったら国際的な舞台で仕事をしたいという希望があり、「それなら大手法律事務所に就職を」と考えていたんです。

そして大手の採用では予備試験ルートの司法試験合格が重視されるという話を聞き、この時は予備試験受験を第一目標に据えました。

「短答は演習量が勝負」直前期は過去問に集中を

予備試験3回のチャレンジで辿った道筋について、ご教示いただけますでしょうか。

大学に入学した2020年の6月に受講を開始し、21年と22年は短答不合格でした。そして、23年に短答・論文・口述を突破し最終合格しました。

まずは学習を開始した基礎期のお話をお聞かせください。

資格スクエアのカリキュラムに従って、まずは上三法(憲法・民法・刑法)のインプットを始め、続けてアウトプットに移りました。

先にお話ししてしまうと、この年は下四法(行政法・商法・民訴法・刑訴法)には及ばず上三法の学習でタイムオーバーでした。

アウトプットでまず取り組んだのは基礎問となりますか?

インプット直後に論文過去問を書くのはハードルが高く、絶対無理だなと思いました。その点、基礎問は本当に短めの1行問題のような形なので、すぐにアウトプットできるのがすごく良かったですね。

基礎問は最初に問題を見て考えてみて、その後に解説講義を聴くような形でやっていました。

↑資格スクエアのカリキュラムは”スモールステップ”
合格に必要な力が着実に身につく(画像は10期講座のカリキュラム)

短答対策はどのように進めましたか?

基礎問を一通り終えてから、短答過去問にうつりました。
下四法までは終わらないと考え、とにかく上三法を重点的に解いていきました。

一年目の短答式試験の手応えはどうだったのでしょう。

学習済みの上三法に関しては結構得点できました。憲法は8割がた、その他の科目も20点(6割強)くらいは取れていたと思います。「やった分だけいける」という手応えを感じました。

この年はダメ元の受験でしたが、場慣れや時間配分の感覚を得るための経験ができたことは後々役立ったと思います。

二年目の短答に向けた学習はどのように進めましたか?

下四法から始めました。基礎講義、基礎問、短答対策講座と、前年に上三法でやった同じ流れで進めました。

上三法をじっくり学んだ後の下四法は吸収しやすかったのではないでしょうか。

そうですね。例えば刑法は窃盗といった身近な犯罪が題材なのでイメージがしやすいです。そういう意味でも取っつきやすい上三法で書き方を掴んでから下四法に進むのはやりやすい流れだと感じました。

また科目によって書き方は違っても、根本的な考え方は法律全体で共通しています。上三法の書き方が分かってくると下四法もスムーズに学習できると思います。

結果として残念ながら二年続けて短答を逃すことになりましたが、要因はどこにあったと分析されていますか?

短答は「過去問をどれだけこなせるか」にかかっています。

一年目の短答対策時はまだやる気も盛り上がらず、上三法の勉強が終わったあたりでの受験でした。

二年目は自分なりに勉強を進めていましたが、試験前に忙しくなりまして、、、所属しているゼミの新歓など、立て続けに模擬裁判を催す機会があったんです。

自分のスケジュール管理の甘さもあったかと思いますが、「これをやろう」と予定していた短答過去問をこなす時間が全く確保できませんでした。特に下四法に手が回りませんでしたね。

「短答もやはり演習量だ」と痛感した二年目でした。結果的に短答式試験は翌2023年に合格しました。

なかなか成果が形にならなかった頃に、モチベーションの低下はありませんでしたか?

個人的な感覚ですが、「予備試験のためにやる勉強量が多い」とつくづく思いました。
二年続けて短答不合格となりましたが、短答過去問を軽視していたわけではないんですよ。短答・論文を通してやるべきことが大変多く、量をこなせず合格できなかったのだと思っています。

これを全て消化して成果を出す。そのための勉強を継続するモチベーションを維持するのはなかなか難しいと感じました。

でもそんな時は当初の目標設定に立ち返りました。
大きな案件を取り扱いたい。そのためには大手の法律事務所に就職する必要がある。ならば予備試験に通るのが一番だ。そうやって自分を奮い立たせて学習を続けました。

「短答突破」「論文7位」努力が一気に開花

三年目の学習を開始するこの頃、論文を書くための土台はどれくらいできていましたか?

二年目の受験の時点で、もちろん論文に受かる実力はありません。しかし、論文学習の基盤は築けつつあったと思います。

論文はやはり難しいので、誰しも論文式試験を天王山と考えて学習を進めていきます。まさに私も同じく、論文対策のインプットとアウトプットに主眼を置きました。
論文対策に時間を割き過ぎて、短答過去問を解く時間が足りなくなったくらいでしたからね。

論文アウトプットのはじめの一歩として基礎問をご活用いただいたのですね。

はい。講義を観る以外にも、基礎問を解いて提出する添削もしっかりやりました。基礎問の1周目は、「まずは全部書こう」と思って取り組みました。

一方、この時点で論文過去問の方はほとんど解いていませんでした。

ここからの論文学習は過去問をメインに進めたのでしょうか。

そうですね。ただ、この頃ちょうど受講していたプランが期限切れになってしまったんです。とはいえ、先生が講義で使われる教材と音声ダウンロードは手元にありました。
この2点があるおかげで、不便なく学習できたと思います。

最後の一年は、2023年度の予備試験に向けて突っ走った感じですか?

二年目の予備試験が不合格だった後の6月はそれなりに勉強していましたが、7~8月はそこまで根を詰めませんでした。「この一年の中で最後の余裕ある期間になりそうだな」と思い、バイトや遊びの予定を入れて一息つきました。
そして徐々にエンジンをかけて、23年の1月頃から本腰を入れた形です。

論文過去問に取りかかってからは基礎問は使いませんでしたか?

いいえ、基礎問は最後まで大分使わせていただきました。短答式試験を受ける前の論文学習でも、短答合格後の論文式試験までの期間も、ひたすら繰り返しましたね。

ありがとうございます!何度も基礎問を解いた狙いはどこにあったのでしょう。

まずは論点つぶしの意味がありました。
予備試験の論文式試験の問題文は司法試験に比べると短く、その問題文に対して論点を書いていくスタイルが多いです。つまり論点を外すと大きな失点になってしまいます。その不安の芽を摘むために基礎問の反復は有益でした。

あとは直前期に各科目の論点をすぐに吐き出せるところまで身につけたいと思った時、基礎問はぴったりでした。

↑「基礎問」は単一の論点にしぼった形式の問題
論文学習の基礎から、試験対策まで広く対応

カリキュラム以外で取り組んだことはありますか?

論文を書くための基本的な力は資格スクエアで身につけましたが、現場思考問題への対応や試験本番の時間配分の練習のために他校の答練や模試を使うこともありました。

そうして2023年度には短答・論文・口述を一気に突破し、見事最終合格を果たします。論文7位という結果は予想していましたか?

予備試験の受験生の多くがそうだと思いますが、私も受験直後は「受かった」という手応えさえありませんでした。

ただ日にちが経つにつれて「五分五分というところだろうか」「受かっていればいいな」という気持ちになり合格発表を迎えたんです。
成績表は合格発表から1週間ほど経ってから送られてきますが、開いてみて自分でもびっくりでしたね。

論文式試験の高順位合格を叶えた学習のカギは何だったのでしょう。

個人的には過去問はもちろんですが、基礎問を繰り返したことが論文問題を解くための礎になったと思っています。

特に私は直前期になればなるほど、新しい教材に手を広げるよりも、手持ちの教材を繰り返して完璧にすることに重きを置きました。その意味でも基礎問は周回しやすくて使い勝手が良かったです。

基礎問は本当に基本的な論点です。だからこそ、そこをあやふやにせずに確実に吸収することで答案の書き方が身につきます。さらには、未知の論点についても、問題の所在を見つけ出したり、自分の考え方を表現する上で、非常に役立ったと実感しています。

合格者の方にお話をうかがうと、論文は「型を押さえるべき派」と「論証を覚える派」の二つに大きく分かれるように思われますが、小野様はいかがでしょう。

私はどちらかといえば「型を押さえるべき派」でしょうか。

論証は出てきたものを一言一句覚えるというより、キーワードを覚えて「そもそも何故そこを論証しなければいけないのか」と問題の所在を押さえる形で確認していました。型を押さえつつ同時並行で対応していた感じですね。論証をしっかり覚えたのは随分と後になってからです。

↑学習初期から「フレーム(型)」と「論証」を同時並行で学べる
(画像は10期講座カリキュラム教材)

論文を書けるようになるために、まず必要なものは何だと考えますか?

自分自身でも書けているのか書けていないのか、いまだにはっきり認識していないんですよ。だから答えにくいのですが、、、やはり基礎問を自分で書いてみることじゃないでしょうか。

実際に書いて、模範解答や解説と見比べて、どこが駄目だったのかを自己添削していく中で、ある程度自分なりの型を見つけていくことが大事かと思います。

資格スクエアを選んだ理由・良かったポイント

数ある予備校の中から、資格スクエアをお選びいただいた決め手はどこにあったのでしょうか。

コロナ禍で対面授業が難しい中、全てオンラインで完結できるところが魅力でした。実際受講を開始してからも、自分のやりたい時間にできるのは使い勝手がよかったですね。

そしてこれも大きなポイントですが、他の予備校に比べて料金が手頃です。それでは内容はどうだろう?と思った時、ネットの口コミで「入門講義がとてもいい」という評価を見て最終的に決めました。

講座をお受けいただく中で、良かったと思う点があれば教えてください。

重ねてお話ししていますが、やはり基礎問講義です。「インプットした後に取っ付きやすい問題で即アウトプットできる」点がとてもいいですね。

論文のアウトプットは初心者には非常に困難ですが、この難しさに挫折することなく、勉強が継続できたのは基礎問の存在が大きいと思っています。

基礎問だけでなく、そもそも基礎講座が他の予備校に比べてコンパクトです。厳選された内容だからテキストも薄いんですね。学習内容の多さが障壁になって勉強開始をためらっている人には特にお勧めです。

今後のキャリアとメッセージ

予備試験合格を経て、今後はどのような活動をお考えですか?

実は最後の1年は予備試験と、法科大学院の入試も受けていたんです。晴れて両方とも合格でき、法科大学院に進学するという選択肢もできました。

元々大きな事務所で国際的な仕事をするために予備試験ルートを選びましたし、そのまま司法試験を受けて就職するのが当初の希望でした。

とはいえ合格した東大の法科大学院には有名な教授の方もいらして、講義にも大変興味があります。そんなわけで今はまだ検討中です。

どちらの道を選んでも、いつかは世界で活躍できるような弁護士になりたいと思っています。

「ここは押さえておいた方がいい」というポイントを含め、これから受験をする方に向けてメッセージをお願いします。

予備試験の勉強をする上で論文対策が大切なのは間違いありません。けれど試験の流れとして当然、短答に受からなければ論文に行けないんですね。

そんなわけで論文学習に軸足を置いたとしても、短答直前になったら短答に全振りしてもいいのかなというのが、自分の実感です。

それから、なるべく本番の試験を経験するチャンスを逃さない方がいいように思います。受けてみれば、予備試験の評価がどのような形でされるのかを知ることができます。

「今年は短答も受かりそうにないから」と諦めるのではなく、落ちると分かっていても頑張って、何とか論文に辿り着く気持ちで進んでいただきたいなと思います。

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