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秒速・過去問セレクト2019＋秒速・総まくり2019という組み合わせがお勧めです。

現在の司法試験の短答は、憲法の統治を除けば、６～７割は論文知識だけで正解を導くことができます。そのため、短答試験に合格できないということは、細かい短答知識が足りていないのではなく、論文知識が足りていないということです。したがって、まずは、秒速・総まくり2019により、論文知識を盤石にする必要があります。

また、本年度総まくりは、憲法・刑法については、短答知識網羅しているので、短答・論文対策用の一元化教材として使用することができます。短答過去問と、総まくりテキストを往復して学習を進めてください。民法については、総まくり2019では対応しきれない細かい短答知識を、条文・判例本を初めとする短答教材や短答過去問によって補充することになります。

そして、秒速・総まくり2019と並行して、司法試験の論文過去問をやる必要があります。

短答試験に合格できなかった方は、他の受験生に比べてインプットの負担が大きいため、９月以降からプレテストを含む合計１４年分・９８問の過去問を完璧にすることは難しいです。

そのため、論文過去問の学習としては、今年の出題傾向を踏まえて重要過去問を厳選した秒速・過去問セレクト2019により、科目ごとの特性、科目・頻出分野ごとのフレームワーク、重要論点の内容・書き方を習得することになります。

論文過去問は類似の出題に対応できるくらい完璧にするやり込む必要がありますから、やるべき過去問を絞るべきであると考えます。

（勉強計画の例）

９月～１２月：秒速・総まくり２０１９

年明け以降は、知識の定着化を図るために、秒速・総まくり２０１９、秒速・過去問セレクト、短答教材・短答過去問を何度も繰り返す必要があります。そのため、年明け以降に講義の視聴を繰り返すということにならないよう、１コマずつ丁寧に受講し、１回目の視聴の段階でテキストへのメモ書き・マーキングなどを終えておく必要があります。

９月～１２月：秒速・過去問セレクト

重要な論文過去問については、２時間で書くという経験を経る必要があります。実際に書いてみることで、論点抽出の難しさ、思い付いたことを答案で分かりやすく表現することの難しさ、書き方の難しさ、時間内に書き切ることの難しさなどを肌で感じる必要があります。そのため、１問ずつ、実際に答案を書いた上で、解説講義を受講するという勉強方法をお薦め致します。

そして、短答試験に合格できなかった方につきましては、論文を書くために必要とされる知識量が足りていない可能性が高いため、科目ごとに、秒速・総まくり２０１９→秒速・過去問セレクト２０１９という流れで受講するという方法が最も効率的であると考えます。

翌年１月～５月

年内に勉強したことを定着させるために、秒速・総まくり２０１９、秒速・過去問セレクト、短答教材・短答過去問を何度も繰り返します。

秒速・過去問セレクト＋秒速・総まくり２０１９という組み合わせがお勧めです。

短答試験に合格しているということは、知識の「量」はあります。それにもかかわらず、論文試験に合格できなかった原因は、①知識の「質」が司法試験論文に対応していない、②問題文・設問の読み方が確立できていない、③科目・頻出分野ごとのフレームワーク・書き方を確立できていないという点にあると考えられます。

例えば、民事訴訟法の頻出分野である弁論主義においては、公序良俗違反に弁論主義が適用されるかといった論点はほとんど出題されず、問題となっている「事実の意味づけ」の説明（主要事実・間接事実・補助事実のいずれに該当するのか、あるいは法的評価に過ぎないのか）や「要件事実」の整理などが重点的に問われる傾向にあります。

そのため、弁論主義の「知識」を論文試験に対応させるためには、基本書・判例集で論点学習をするだけでは足りません（①）。

また、司法試験の論文試験では、何を・どう書くべきかについては、問題文を通じた出題者との対話によって決まります。この問題文・設問の読み方が確立できていないと、どんなに知識があっても、抽出で間違えることになります（②）。

さらに、司法試験では、「何を書いたか」よりも「どう書いたのか」が重視される傾向にあります。

例えば、憲法では主張・反論・自身の見解の書き方が重要です。また、行政法の処分性・原告適格・行政裁量では、分野ごとの書き方やフレームワークを確立できていないと、どんなに判例知識があっても、合格答案を書くことは難しいです。刑事訴訟法の伝聞法則でも、出題パターンごとの処理手順や事案類型ごとの推認過程・証拠構造を知っているかどうかで、問題の難易の受け止め方が大きく変わってきます（③）。

したがって、まずは秒速・過去問セレクトにより、科目・分野ごとの出題の傾向（いかなる知識が、どういった角度で問われる傾向にあるのか等）、問題文・設問の読み方、科目・頻出分野ごとのフレームワーク・書き方などを習得する必要があります。

論文過去問により科目・分野ごとの出題の特徴を掴むとともに、自分の弱点を知ることで、これからの勉強の方向性を確立することができます。

その上で、科目・分野ごとの出題傾向に対応した総まくり２０１９により、今ある知識を論文試験向けに最適化するとともに、論文知識の穴を無くします。

年明け以降は、年内にやったことの定着化を図るための勉強（テキストの読み込みの繰り返し等）を重点的に行うとともに、短答対策をする必要があります。そのため、秒速・総まくり２０１９及び秒速・過去問セレクト２０１９は年内に終わらせておくべきです。

（勉強計画の例）

９月～１２月

科目ごとに、秒速・過去問セレクト２０１９→秒速・総まくり２０１９という流れで受講します。

先に過去問から勉強することで、科目ごとの傾向を反映した秒速・総まくり２０１９の理解度が高まると考えます。

翌年１月～５月

年内に勉強したことを定着させるために秒速・過去問セレクト２０１９→秒速・総まくり２０１９のテキストの読み込み等を繰り返すとともに、短答対策も行います。

秒速・過去問コンプリート＋秒速・総まくり２０１９という組み合わせがお勧めです。

上位合格を目指す上で、司法試験の論文過去問を網羅するということは極めて重要です。

類似の出題に完璧に備えるためには合計１４年分の過去問を網羅せざるを得ないですし、何よりも、司法試験・科目ごとの論文の特性に慣れるためには出来るだけ多くの論文過去問に触れる必要があるからです。

そして、最新の判例百選・学説が反映された総まくり２０１９により、司法試験論文にフィットした知識を身に付けることで、論文試験について万全の準備をすることができます。

また、論文試験で何度も躓いている方は、勉強の方法を間違えている可能性が高いです。

私自身、論文試験に２回落ちた原因は、司法試験・科目・分野ごとの特性を意識した勉強が出来ていなかったことにあります。

また、論文過去問をやっていなかったため、司法試験特有の抽出の仕方（問題文・設問の読み方など）ということに慣れていなかったというのも原因の１つです。

そこでまずは、秒速・過去問コンプリート２０１９を使い、合計１４年分・９８問の論文過去問を通じて、司法試験・科目・分野ごとの特性や抽出の仕方に慣れるということが重要であると考えます。

これを終えると、司法試験全体・科目・分野ごとに何が重点的に問われており、対策としてどういった知識を身に付ける必要があるのかということがイメージできるようになります。

その上で、過去問を通じて掴んだ論文試験のポイントを意識しながら、総まくり２０１９により論文対策として必要な知識の習得を図ります。

私が３回目の受験で３０００番近く順位を上げて論文総合３６位で合格することができたのは、「過去問の徹底的な分析・検討」と「過去問分析に基づく科目特性を意識したインプット」のおかげです。

論文試験に必要とされる知識・ノウハウが集約された秒速・過去問コンプリート＋秒速・総まくり２０１９により、最終合格、さらには上位合格を掴んで頂きたいと考えております。

（勉強計画の例）

９月～１２月

科目ごとに、秒速・過去問コンプリート２０１９→秒速・総まくり２０１９という流れで受講します。

翌年１月～５月

年内に勉強したことを定着させるために秒速・過去問コンプリート２０１９→秒速・総まくり２０１９のテキストの読み込み等を繰り返すとともに、短答対策も行います。