~試験の趨勢は変わっている。今何をすべきか~


司法書士講座・三枝りょう講師

【講師メッセージ】

~基準点に3~5点届かなかった方へ~

平成29年度司法書士試験・択一式の基準点が発表されました。
午前25問,午後24問です。
両方の要件をクリアしなければならないため、仮に午前で満点を取っていても、午後が23問ならば今年の合格はありません。

基準点の低さに目を奪われますが,
今年の午前基準点をクリアした人は、受験生の上位19.24%午後は,上位20.3%であり、試験の難度は変わりません。

自己採点が上記基準に達していない場合は、お盆休暇前にリスタートをしてください。
双方の基準点を突破していても、そのうちの7割は合格できないので、
「基準点突破できなかった = 無茶苦茶がんばらないと来年の合格もない」
という事実を知っている受験生は、もう既に学習を再開しています。

とはいえ、なかなか気分が乗らないシーズンでもあるので、ダラダラと教材の読み返しをするよりは、択一の過去問肢を解きながら、
「本当にできなかったのか」
「できなかった部分はどこなのか」
を探りながら学習を再開するとスムーズに行くかも知れません。

何はともあれ、来年必勝のためには、人に差を広げられぬよう、早めの再始動を推奨します。

従前であれば、
「双方の基準点を突破していれば、9月下旬の筆記試験合格発表までのんびりする」
というのが一般的であったかも知れません。

しかし、ここ数年は,択一基準点突破者でも筆記試験合格に至らない人の割合が急激に上昇しています。
ということは、厳しい言い方になりますが,
今年、基準点を一方でもクリアできなかった受験生は、もう既に来年合格に黄色信号が点灯している状態です。

大切なのは、現実を直視して、淡々と着実に学習を進めることです。
「正しい学習法」で夏から勉強をしていけば、青信号にすることは十分に可能です。
自分に厳しく、かつ自分を信じて日々の学習を続けていきましょう。

 

【講師プロフィール】

三枝 りょう講師/司法書士

大手資格試験予備校にて司法書士講師として就任直後から、一発合格者を輩出する。
これまで15年以上に渡り、最前線で受験指導を行なっており、受験生がつまずく箇所や理解を追わなければいけない箇所に精通。

司法書士実務にまつわる話を交えた、わかりやすい講義と強弱をつけた独特の口調が特徴で、資格スクエアにおいても人気の高い講師。
自身も一度落ちた経験を持ち、なぜ一度目は失敗したのか、どのように勉強を進めれば最短合格につながるのかを、受験生の視点から分かりやすく解説。
特に民法の分かりやすさは、毎年多くの受講生から人気を博している。

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徹底アウトプットと反復に加え、15年以上の実績と経験を持つ、三枝りょう講師の充実した講義内容で、合格に必要な知識の補完を目指します。