

T.H 様
29歳
メーカー技術部勤務
2回
基礎・短答・論文パック

弁理士という仕事を知る前から「手に職をつけたい」という意識があり、国家資格を取得したいと考えていました。
当時メーカー技術部に勤務していましたが、そこは中小企業で知財部がなかったんです。
そのため自分自身で研究開発から顧客対応、それこそ知財の出願まで幅広く対応する必要がありました。
入社3年目のことです。私の開発に関して特許事務所と出願の打合せをする機会がありました。発明者兼、出願人という立場で関わり、初めて特許に携わる弁理士という存在を知ったんです。
自分は元々文章を書くのが好きなのですが、弁理士はライティングの能力が必要とされる仕事なので、「これは適性があるのかも」と感じました。
また、弁理士は最終的に独立開業も可能です。まさに「手に職をつける」という目的にも打ってつけでした。
ちょっとお堅い感じというか、理系でずっとやってきた身にとってはやや馴染みにくいなというのが第一印象でした。
その頃の職場は特許出願の機会も年に数回で、さらに知財部がなかったこともあり、弁理士に対して「先生」「先生」と持ち上げる態度で接していたんですね。
一方で弁理士の方は打合せの時なども比較的上から目線なんですよ。そんなわけで取っつきにくい印象を持っていたんです。
実はその時ちょっと不遜な態度をとられたなぁと感じることもありまして。
「この権利化をもうちょっと広くしたいんだけど」と思いつつ、言いにくいなと、、、
そんな時、「もし自分だったら、もっと相手に寄り添う姿勢でヒアリングをするんじゃないかな」と思ったのが弁理士を目指したきっかけでした。
はい。理系ですので、選択論文は生物で免除となりました。
2023年の9月から学習を開始して、2024年は短答不合格、2025年に短答・論文・口述と突破して最終合格となりました。
「頑張れば何とか短答はいけるかな?」と思いましたが、結果は31点でした。
平日1~2時間、休日5~6時間で、一週間20時間ほどです。
多い時は25時間いくこともありましたが、まとまった時間はとりにくかったので、平日は通勤の電車内の時間を活用しました。
2023年の9月から基礎講座、それから論文書き方講座を1回やって、2024年の年明けから短答講座に取り組みました。
資格スクエアのロードマップを目安にしました。時間軸で区切ってあるので、「いつまでに何をする」という目安がわかり、マイルストーンとして役立ちました。
2024年の年明けから短答対策講座に1ヶ月半近くかけました。そして過去問を3周ほど回し、アウトプットしました。
学習を開始した頃はつまづきもありました。
具体的には、基礎講座を初めて回す中であまり習得できた気がせず、つい復習に手を伸ばしてしまい、そこで時間をとってしまったんです。
林先生もよくおっしゃる通り「とりあえず1回さらっと講義を見てみること」が必要でしたが、全体を見通す前に理解を焦ってしまいました。
以前合格体験記でWordに短答の要点をまとめていた方がいらっしゃいましたが、私はExcelを使いました。
条文を見ると、同じ内容の部分が多かったので、まず同じところをまとめ、違うところはそこから枝分かれさせて記載しました。文字ではなく一つの文節・ブロックとして理解していく感じですね。
それを春頃まで続けるうちに、一項と二項の違いが徐々にわかっていきました。
はい。短答過去問を解いている時から、書き込みをしていました。
そこで初めて、異なる法域で「あ、ここの部分が違うんだ」と理解し、それぞれの知識が徐々につながっていったように思います。
4~5月頃には過去問やExcelを使った構造化によって、少なからず知識がついてきた実感がありました。
短い対策期間でしたが、記念受験ではなく、戦えるくらいの実力はついたんじゃないかなという気持ちでした。
短答後に転職活動をした関係で、ややブランクがありましたが、7月末から8月末までの間で基礎講座2周目を視聴しました。
続いて論文対策に移り、まず論文書き方講座、青本講座、そして解き方講座という流れで進めました。
正直この時点では起案というか、構成の本当に手前の段階です。書き方・解き方講座でやるレベルですね。
ただ書き方講座をやっていた頃、「知識が有機的につながったな」という感覚が明らかにありました。短答対策で得た知識が、書くことにより整理され一気に理解が進んだ感じです。
2024年に関して言えば、論文実践講座には一切入っていませんでした。それでも、解き方講座までやった時点で、講座に出てくる題材であれば太刀打ちできるくらいの力はついていたと思います。
まだ過去問には取り掛かっていなかったので、本試験の問題に関しては完全に未知でしたが。
2025年の年明けですね。ここからは「まずは短答に受かる」ということしか考えていませんでした。
二年目(2024年~)は、8月頃から基礎講座のノート(菊池先生が板書したものをノートに書いたもの)と、基礎講座のテキスト、そして四法対照を並べて、条文ベースで見返していくということをやっていました。
これは年明けに短答対策を始めるまで、5~6周は繰り返しました。
2024年末から審査便覧や審査基準を見始めて、論文式試験が終わるまではずっと読んでいました。
審判関係などはこれによって流れや登場人物が本当によくわかるようになり、一問にかける時間が少なくなって、正解する問題も徐々に増えていきました。
苦手なところを早めに潰して、周回数を上げることができ、好循環が生まれたと思います。
2024年の1月から青本の精読をやり始めました。
菊池先生が「10周くらいして、絵が浮かぶようになった」とおっしゃっていたので、「そこまではいかずともやるぞ!」と。
自分は不器用な質ですので、ポイントを絞ることなく全体を読み込み、目に焼きつけるような作業をしていました。
条文はもちろん、改正の流れなど条文の後ろに書いてある文章なども、「そこから出題される可能性も否めない」と考えて全体的にカバーしました。
また、青本を読む時は四法対照を横に置いて「これは、商標だったらどう規定されているんだろう」といった感じで横のつながりを同時にチェックするようにしていました。
おかげで知識の下地が仕上がったと感じますし、これは短答対策として大変有効だったと思っています。
そうですね。目を通したはずなのに「あ、これ何だっけ」とならないようにと心がけ、何度も周回したりじっくり目を通したりしました。
実力的にはいけるだろうと思いました。しかし、31点で落とした前年のことが頭をよぎり、試験を終えた後も「思ったより取れてなかったかもしれない」と、細かいところの取りこぼしが気がかりでした。
蓋を開けてみると、53点で短答合格できてホッとしました。
また論文書き方講座からもう1周回して、その後初めて実践講座に取り掛かりました。それから直前論文ゼミをとりました。
「結構まずいな」というのが正直な気持ちです。まず書く文字数が多すぎる、と。
過去問も実践講座も、模範解答を見ると2000字くらいありますよね。
知識云々よりも、「この文字数を時間内に書くのは現実的に無理なのでは?」と愕然としたのを覚えています。
構成をどれだけ早く、正確にできるかを突き詰めていきました。
それから林先生がよくおっしゃっていた、「書き方・解き方講座でやるようなところは絶対に落とさない」というところですね。
論文式試験まで時間は限られています。そこで、過去問をどれだけやるか、模試などの実戦形式をどれだけやるかではなく、誰もができるような基礎的な問題の取りこぼしをなくすことを徹底しました。
そうですね。6月の終わり頃でしょうか。ふと、「過去問で訊かれている内容は、結論自体はあまり難しいことではないな」と気づいたんです。
例えば書き方・解き方講座の場合は、基礎の段階なので、問題を解く際は構成を積み上げていき、最終的に「あ、これが結論だった」と行きつきますよね。
ですが、過去問など本番形式のものを解く時には、先に結論を考え出すといいんだなと。
そうして、結論をもとにして「これは拒絶理由がくるだろう」「こういうところに留意するだろう」と、当てはめる。
ベクトルを逆転させることによって書くべきポイントが集約され、結果として書く時間が短縮されていきました。
弁理士試験は相対評価ですから、「できた」「できなかった」ではなく、手応えがまったくわかりませんでしたね。
ただ一番手応えがあったのは商標で、聞かれていることに対してはほぼ答えられたと思います。意匠と特許に関しては、後から考えると「もうちょっと丁寧に書けばよかった」という部分もありました。
論文式試験が終わって合格が発表されるまでの1ヶ月ほどの間も学習は続けていました。具体的には基礎講座と青本講座、それから論文書き方講座ですね。講座を聴き返して、ノートを見返していました。
ただこれは、どちらかというと口述試験のためではなく、論文がダメだった時のことを考えて、来年の試験に向けて知識を落とさないように復習していた、という感じです。
実際に口述に特化した対策を開始したのは、合格発表後でした。
資格スクエアと他校、それから会派のもので、計3回受けました。
特許・実用新案で、前の人が結構時間かかっていたんです。それこそ2~3回ベルを鳴らされ、それでも出てこなくて、、、それを見て「ちょっとやばいな」と思いました。
ところが実際に受けてみたところ、幸いなことに自分からしてみれば簡単だったというか。模試とは違って、試験官の方も比較的ふわっとした答えでOKを出してくれるような感じでした。
そこで余裕が出てきて特に特許、意匠はあまり困ることもなく、終えることができました。
会場を出る時も気持ち的には落ち着いていて、帰り道はちょっといいご飯を食べにいきました(笑)。
自律して進めるのが好きな性分のため、通学型の対面授業は自分には合わないだろうと思っていました。
そこでオンライン型予備校の中で探し、「コスパが良い」と高評価だったのが資格スクエアでした。
安さを重視するなら他校にするという選択肢もありました。でも資格スクエアは単に料金が手頃というだけではなく、合格に必要十分なカリキュラムが備えられていると感じられたんです。それが大きな決め手となりました。
アプリの「弁理士短答攻略クエスト」です。短答対策にとても役立ちました。
力がついてきた3~4月くらいから、分野をごちゃ混ぜにして取り組みました。他の枝との関係によって導き出すような、曖昧な答えの出し方を絶対になくそうと思ったんです。
例えば、審査をやったら次はガラッと変えて訴訟をやってみる、といった形ですね。そうやってランダムに解いていくことによって、かなり力がついたと実感しています。
資格スクエアのカリキュラムを信じ、基礎をしっかり見つめて学習することをお勧めします。
私は口述対策の問題集以外は、資格スクエアの教材しか使いませんでした。
今ある教材で十分ですから、新しいことに目移りせずに繰り返す。そうすることで、弁理士試験は合格できると、自分は思います。
四法対照への書き込み例


ノートのまとめ方の例

