予備試験合格までにかかる費用はいくら?!予備試験受験料から予備校講座価格まで徹底解説

予備試験合格までにかかる費用はいくら?!予備試験受験料から予備校講座価格まで徹底解説

司法試験に合格すれば法曹三者となる事ができます。しかし、司法試験を受験するためには2つのルートがあり『法科大学院終了』or『予備試験合格』のどちらかを得なければなりません。

難関国家試験と言われている予備試験の合格率はわずか4%ほどであり、その道は狭き門となっているのが現状です。しかし、予備試験ルートでの司法試験合格率はおよそ90%ほどと驚異の合格率を叩き出しており、例年多くの方が司法試験に合格する事ができています。つまり、予備試験に合格する事で司法試験の合格へ限りなく近づけると言っても過言ではないかもしれませんね。

また、経済的な事情から法曹三者の道を諦めてしまったという方も少なくありません。これから勉強を始めようと考えている方(又はお子さんが)にとっても経済面は重要な事柄であることに変わりはないかと思います。

この記事では、司法試験に高確率で合格する事のできる予備試験の“合格までにかかる費用”にスポットをあて、予備試験受験料や予備校の講座価格までを解説していきます。特に、予備校の受講料は価格帯に大きな開きがありますので、各予備校の特徴を理解した上で、どの点を重視して選ぶかなどご参考になさってくださいね。

 

 

1 予備試験の概要

令和3年度予備試験の概要を簡単にまとめてみましたので、以下で確認していきましょう。

(※この記事に記載している情報は4月15日現在の情報です)

 

(1) 短答式試験

【試験期日】令和3年5月16日(日)

【合格発表】令和3年6月3日(木)午後5時頃

(法務省ホームページhttp://www.moj.go.jp/にて発表)

集合時間 着席時間 試験時間 試験科目
8:45 9:15 9:45〜11:15(1時間30分) 民法・商法・民事訴訟法
  ― 11:45 12:00〜13:00(1時間) 憲法・行政法
  ― 14:00 14:15〜15:15(1時間) 刑法・刑事訴訟法
  ― 15:45 16:00〜17:30(1時間30分) 一般教養

 

(2) 論文式試験

【試験期日】令和3年7月10日(土)、11日(日)

【合格発表】令和3年10月7日(木)午後4時頃

 

試験期日 集合時間 着席時間 試験時間 試験科目
7月10日(土) 8:30 9:00 9:30〜11:50

(2時間20分)

憲法・行政法
 ― 13:00 13:15〜15:35

(2時間20分)

刑法・刑事訴訟法
 ― 16:15

 

16:30〜17:30(1時間) 一般教養科目
7月11日(日) 8:30 9:00 9:30〜12:30(3時間) 法律実務基礎科目(民事・刑事)
 ― 13:45 14:00〜17:30(3時間30分) 民法・商法・民事訴訟法

 

(3) 口述試験

【試験期日】令和3年10月23日(土)、24日(日)

【合格発表】令和3年11月5日(金)午後4時頃

(4) その他

◆受験料 17,500円 

受験に関するお問い合わせ先は以下の通りとなっていますので、ホームページをご確認いただくか『司法試験予備試験係』まで直接ご確認をお願いいたします。

 

法務省大臣官房人事課 司法試験予備試験係

Tel:03-3580-4111(代)

問い合わせへの対応:9:30〜12:00、13:00〜18:00

(土曜日、日曜日及び祝日などの休日を除く)

 

受験料は17,500円ほどかかり、決して安いとは言えない金額ですよね。社会人の方であれば、経済的に少しゆとりがあり勉強を始めるハードルは少し低くなるかもしれませんね。冒頭でも触れた通り、予備試験司法試験を受験するためには『受験資格』が必要です。

『法科大学院修了』か『予備試験合格』ルートのどちらかをクリアしなければなりません。この記事では、“法曹への最短ルート”との呼び声の高い予備試験ルートでかかる費用について解説していきたいと思います。また、効率良く予備試験の最短合格を果たすためには『予備校』の利用が欠かせません。

続いて、気になる各予備校の講座価格を見ていきましょう。

 

2 予備試験講座の学習スタイルはいろいろ

予備校の学習スタイルも各校さまざまな工夫が凝らされています。コロナウィルスの影響もあるため、昨今では通学スタイルよりもオンライン学習を選択される方も多いのかもしれませんね。

ここでは、王道の『通学型』と近年発展し続けている『オンライン型』の2つの学習スタイルをご紹介します。(本データは4月16日時点の情報となりますので、詳しくは各予備校のホームページをご確認ください。)

 

(1) 通学型

 

予備校名                          講座名など

                        (初学者向け)

合格実績 受講生サポート
伊藤塾 2年合格コース(伊藤塾長クラス)など講座プラン多数

★伊藤真先生の講義を一度は聞いてみたいと思われる方におすすめ!例年、合格者を多数輩出しており絶対的安心感!老舗ならではのじっくり型の講義

 ◎ あり
LEC 1年合格専用コース など

★老舗ならではの短期合格のノウハウと予備試験上位合格者講師が合格へと導く!

 ◎ あり
辰巳法律研究所 

            

  

予備試験専願ハイスピードスキーム(原孝至・基礎講座)

★分からない人目線での丁寧な解説が評判!Zoomを利用した東京本校の同時中継LIVEを取り入れた受講が可能。後からマイページ上での動画視聴も可能

   

 ◎ あり

 

(2) オンライン型

 

予備校名       講座名など

     (初学者向け)

合格実績 受講生サポート
資格スクエア 独学プラン/逆算プラン/逆算プレミアム

★AIを駆使した脳科学ラーニングは試す価値あり。受講生を脱落させない勉強順序の導きを可視化。答案添削数は業界最多の200通!(逆算プラン〜)丁寧な受講生フォローも好評 

 ◯ あり(逆算プラン・逆算プレミアムのみ)
アガルート 予備試験1年合格カリキュラム/予備試験1年合格カリキュラムマネージメントオプション など

★ついチェレンジしてみたくなるキャッチーなフレーズのテレビCMで一躍有名に!マネージメントオプションも人気 

 ◯ あり
studying 予備試験合格コース(総合)2022年度対応など

 

★無駄なコストを削減し圧倒的な低価格を実現!「勉強仲間機能」「暗記ツール機能」テキスト、問題、メモなどからキーワードで一発検索できる「検索機能」などスマホ一つで完結

 ※答案添削サービスはありません 

なし
Wセミナー 超速逐条予備フルパック/超速逐条総合パック など

★大手ならではの安心感。業界唯一の「一般教育訓練給付制度」対象講座があるので社会人経験者の方は要チェック! 

あり

 

以前は、比較的新しく作られたオンライン型予備校の情報があまり公表されていませんでしたが、徐々に各予備校の合格者インタビューなどもホームページ上で見られるようになりました。オンライン型予備校は、まだ日が浅い事もあり合格者数自体は大手に比べると少ないものの、確実に合格者を輩出しています。

いつでもどこでも学習する事ができ、オンラインに特化した機能も益々充実している事から通学しなくても良い学習環境が整っています。時間のやりくりに頭を悩ませなくても良いのは嬉しいですよね!忙しい社会人にとってオンライン受講は最高の学習環境と言えそうですよね。

 

(3) メリット・デメリット

「通学だと勉強仲間が作れてモチベーション上がりそう!」

 

「オンラインだと途中で挫折してしまいそう・・・」 など

 

各予備校の学習スタイルの違いを見てどのような感想をお持ちになりましたか?

ここでは、一般的にメリット・デメリットとしてあげられるものをピックアップしてまとめてみましたのでご参考になさってくださいね。

 

【あなたはどちらを選ぶ?! 通学orオンライン】

   通学       オンライン
メリット ・疑問点などをを直接講師に質問することができる

・通学自体がリフレッシュの時間になる

・他の受講生の意欲を感じモチベーションを維持しやすい

・勉強仲間が出来やすい

・自分の好きな時・場所で、いつでもどこでも受講できる

・比較的費用が安い

・オンライン機能が充実していて利便性が高い(レジュメ・過去問・条文機能など)

・高校や大学(法学部・他学部問わず)に通いながら予備試験合格対策ができる

デメリット ・受講費用が高い

・通学に時間がかかり時間のロスになる

・講義の時間帯が決まっているため他の予定を組みづらい

・教材が大量にあるので持ち運びが大変

・講義時間が比較的長く途中で挫折しやすい

・疑問点などをその場で講師に質問することができない

・講義のLIVE感を感じる事が出来ないので、緊張感をあまり感じる事が出来ない

・勉強仲間が出来にくいため孤独感を感じやすい

・他の受講生から刺激を受けないのでモチベーションの維持が難しい

・自律が求められるので挫折しやすい

 

一般的な予備校では、オンラインで講義を聴くだけでも300時間程かかります。1日3時間聴いたとしても100日間かかる計算となり、始めのうちは根気勝負です。

また、法律初学者の場合ですと、難解な法律用語や独特の言い回し、講義のペースなどに慣れる事が一つの山となります。焦ってしまうと挫折してしまう原因となりますので、最初からすべてを理解しようとせず、とにかくスピーディーにザッと一周して概要を掴むイメージで進めていただくのがおすすめです。

また、社会人受験生の多くの方が通勤電車やお昼休みなどのスキマ時間にスマホなどを活用しオンライン講義で時間を効率よく使っています。忙しい社会人にはピッタリの学習スタイルと言えそうですよね。

 

 

3 予備試験講座の価格を比較

続いて、最も頭を悩ませると言えるのが『講座価格』ではないでしょうか?

法曹三者を目指したいけれど経済的な理由から諦めざるを得なかった方にとっては、学習費用を比較的安価に抑えられる予備試験制度は、大変ありがたい制度ですよね。しかしながら、比較的安価な講座価格と言っても即決できる金額ではありません。

100万円を超える大手老舗予備校は複数ありますし、一方で比較的新しく出来たオンラインに特化した予備校であれば13万円程度から気軽に勉強を始める事が出来ます。

しっかりと確認しておきましょう。(本データは4月16日時点の情報となりますので、詳しくは各予備校のホームページをご確認ください。)

 

(1) 通学型 

 

予備校名             講座名+価格

            (初学者向け)

伊藤塾 2年合格コース(伊藤塾長クラス)など講座プラン多数

120〜130万円ほど

LEC 2021年春生入門講座/2021年春生1年合格専用入門講座 など

100万円台〜

Wセミナー 超速逐条予備フルパック/超速逐条総合パック/ハイブリッド予備合格フルパック など

50万円台〜

辰巳法律研究所            

  

予備試験専願ハイスピードスキーム(原孝至・基礎講座)

 54万円台〜

 

(2) オンライン型

 

予備校名                    講座名+価格

                   (初学者向け)

資格スクエア 独学プラン/逆算プラン/逆算プレミアム

54万円台〜(おすすめは逆算プラン87万円ほど)

アガルート 予備試験1年合格カリキュラム/予備試験1年合格カリキュラムマネージメントオプション など

84万円台〜

studying 予備試験合格コース(総合)2022年度対応 など

12万円台〜

Wセミナー 超速逐条予備フルパック/超速逐条総合パック/ハイブリッド予備合格フルパックなど

50万円台〜

 

去年に引き続き、今年も無料で択一模試にあたるAIを駆使した『未来問』が開催される事となった資格スクエアは要注目です。予備試験に合格するためには、天王山である論文試験対策が不可欠ですが、資格スクエアでは業界最多の200通を実施しています。気になる方は是非ホームページをチェックしてみてくださいね。

また、法曹を目指しているお子さんをお持ちの親御さんにとっても比較的費用を抑えて予備試験の合格を目指す事ができる点は『オンライン型』予備校利用のメリットと言えるのではないでしょうか。高校や大学(法学部、他学部問わず)に通いながら予備試験講座を受講しているお子さんもいらっしゃいます。

 

4 サマリー

予備試験に最短で合格するためには、『予備校』の利用が不可欠であり、最も効率的に勉強を進められるという事がお分かりいただけたのではないでしょうか。『通学orオンライン』どちらの学習スタイルを選択するか悩まれたら、各予備校が行っている『相談会』や『説明会』または『無料講義視聴』などを積極的に活用し自分で見聴きし確かめてみる事をおすすめします!決して安くない金額ですので納得いくまでリサーチしてくださいね。

 

5 まとめ

  • 難関国家試験である予備試験の受験料は17,500円
  • 予備試験合格のための最短ルートかつ効率的な勉強をするためには『予備校』の利用が欠かせず①通学型②オンライン型に大きく分けられる
  • 予備試験対策講座を運営している予備校の受講費用は13万円台〜100万円を超えるものまであり幅広い選択肢がある
  • 予備校の選択基準は①経済面②自分のライフスタイルに合っているかがポイント!
  • 一発合格をする事が出来たとしても予備試験合格までにかかる費用は、およそ13万円台〜100万円台であり、法科大学院にかかる費用と比べると安価に抑える事ができる

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