司法試験の過去問一覧!司法試験合格には過去問がカギを握る?

司法試験の過去問一覧!司法試験合格には過去問がカギを握る?

はじめに

非常に難易度が高いことで知られている司法試験ですが、例え大学で毎日のように学習していてもその試験で本領を発揮できるとは限りません。

如何に試験で力を発揮できるかが重要になるわけで、その意味でも他の資格試験同様に過去問題にトライするという事が重要になります。

可能であれば、司法試験の過去問題でもお金をかけずにトライできると良いですよね。

ここでは、司法試験における過去問題の重要性と実際の過去問題について紹介していきます。

 

目 次
1.司法試験とは?
2.司法試験における過去問の重要性
3.司法試験の過去問を分析することで見えてくるもの
4.司法試験の過去問対策!そのやり方とは?!
5.過去問の一覧表
6.サマリー
7.まとめ

1、司法試験とは?

司法試験とは、法曹三者と呼ばれる弁護士、裁判官、検察官を目指すものが受験する試験の事を指します。

正確には、司法試験を合して司法修習と二回試験と呼ばれる1年間の司法修習の最後に実施される修習生考試があり、これに合格しないと判事補、検事、または弁護士となる資格を取得できません。

ただ、大きなハイライトとして司法試験があることには間違いありません。

では、司法試験を受験する要項などは存在するのでしょうか?

 

1-1.ルートは2つある!

司法試験を受験するためには、大きく2つのルートが用意されています。

1つ目は2004年にからスタートした法科大学院ルートであり、法科大学院に入学して、その中で既修者コースを2年間、もしくは未修者コースを3年間受講し、修了したものが受験することが可能です。

法科大学院の入試試験があり、これは大学卒業の前年に受験することが可能となっています。

ただ、原則として、出身学部は問わないものの4年制の大学を卒業していることが必須となります。

この試験自体もハードルが高い試験として知られていて、ここでふるいにかけられることもあります。

もう1つの方法としては、予備試験ルートがあります。予備試験とは、法科大学院を修了するのと違い、誰でもすぐに受験することができます。

予備試験とは、大きく3つの試験があり、5月に短答式試験、7月に論文式試験、10月に口述試験が行われ、各々に合格したものが司法試験を受験する資格を得ることができます。

すぐに受験することができるのは魅力的ですが、難易度が非常に高く相当勉強して臨まないとクリアできる試験ではありません。

 

1-2.司法試験の受験資格とスケジュールは?

司法試験の受験資格は、先に紹介した法科大学院ルートまたは予備試験ルートを通過したものが受験できますが、残念ながら資格取得後5年以内までしか有効ではありません。

要するに、予備試験ルートであれば5年を経過すると、また一から取得し直す必要がありますので注意が必要です。

試験は、毎年5月下旬の4日間に渡って行われます。

他の試験と違い、長丁場となっているのが特徴です。

しかも、1日最長7時間にも渡ることもあります。

体力勝負という側面もあるので、しっかりと実力を発揮できるように準備したいところですね。

願書の交付は例年11月上旬~12月上旬までに行われ、願書受付は11月下旬~12月上旬となることが多いです。

 

1-3.試験の概要は?

司法試験にも、大きく分類して短答式試験、論文式試験の2つがあります。

短答式試験は、試験最終日に行われる試験で、マークシート方式で行われ、憲法、民法、刑法の3つから出題されます。

憲法、刑法は20~25問程度で50点満点で行われます。

民法については、30~38問程度で75点満点となっています。

司法試験には足切りという概念があり、すべての科目で40%以上の得点を取る必要があります。

要するに、苦手なジャンルがあってはならないということを意味しています!

 

論文式試験は、試験1~3日目に行われ、公法系(憲法・行政法)、民事系(民法・商法・民事訴訟法)、刑事系(刑法・刑事訴訟法)、選択科目(労働法・倒産法・知財法・経済法・租税法・環境法・国際公法・国際私法より選択)という幅広いジャンルから出題されます。

選択1科目については出願時にどの科目を受験するか決定しなければなりません。

ある程度得意分野などを自分で把握しておき、自分に有利なものを選択することが重要です。

各科目100点満点で配分されており、合計800点満点となっています。

特に民事系では300点が配分されていますので、この点について力を入れて勉強することも重要となります。

 

1-4. 司法試験の合格率

最も気になるのが司法試験の合格率ですよね。

全体的な合格率を見ると、概ね22%~26%程度となっています。

厳しい要件をクリアして試験を受験している方が多い中で、決して高い数字とは言えませんね。

但し、予備試験ルートを通過して司法試験を受験した方に限定して合格率を見ると、平成29年度の司法試験合格率は72.5%と一気に上昇しています。

それだけ、予備試験の難易度自体も高いということが言えますね。

 

 

2.司法試験における過去問の重要性

どの資格でも、過去問題が重要であり、多くの過去問題集が提供されています。

司法試験は、他の試験と違って4日間にも渡って行われるということもあり、なおさら過去問題が重要な勉強法となります。

その他、次のような理由で過去問題が重要となるのです。

 

2-1.出題範囲がある程度把握できる!

司法試験は、法律を一から十まで知っているプロフェッショナルを養成する試験でもあり、その出題範囲は広義に渡ります。

ただ、実際にはすべてのジャンルからまんべんなく行われてはいますが、重箱の隅をつつくような細かすぎるも問題ではなく、ある程度出題範囲というものが絞られる傾向があります。

絶対に過去問題と同様の問題が出題されるということは皆無ですが出題側がどのようなコンセプトで出題するかの傾向は掴むことができます。

また、各法律の重要なポイントも把握できるという意味でも、過去問題を中心に勉強することで効率化を図ることが可能です。

 

2-2.過去問題はプロが作成している!

一般的な試験の過去問題の場合は、単純に過去問題をそのまま一冊の本にまとめただけのものが多く見られます。

これも決して悪くありませんが、司法試験の場合はそうも行きません。

司法試験の論文式の問題は、実は司法試験考査委員と呼ばれる組織で監修しています。

この組織では、裁判官や弁護士、大学教授などの法律のプロフェッショナル約30人で構成されており、1年かけてたった1問を作成しています。

これだけの人たちが知恵を絞って作成する試験であり、素人がいきなり臨んでクリアできるほどたやすいものではありません!

過去問題同様に、次回の司法試験で出題されるであろう問題を考える予想問題というものがあります。

これは、各予備校や塾などの講師が監修しており、クオリティ自体は非常に高いものですが、流石に司法試験考査委員までのレベルには達していないのが実情です。

よって、出題意図や変化に富んだ問題の意図などを把握するためには、過去問題をクリアしてその傾向を掴むことが重要になるのです。

 

2-3.教材を選択する必要がない!

過去問題を入手すれば、ひたすら反復学習によりその傾向を掴んでいきます。

その中で、どうしてもわからない点やより詳しく学習したいというポイントが明確になってきます。

逆にいえば、完璧な自信があるジャンルについては、それ以上力を入れなくても良いということになります。

各々のポイントが明確になったら、あとは苦手としているジャンルに必要な教材を入手するという方法を採用すればよいのです。

全く状態がわからないままでは、どんな教材を手に入れれば良いかもわからないものですが、その点でも過去問題から手を付けるというアプローチがおすすめできるのです。

 

3.司法試験の過去問を分析することで見えてくるもの

司法試験の過去問題を冷静に分析すると、様々なものが見えてくるものですが、ここでは、短答式試験と論文式試験の過去問題の分析について解説します。

 

3-1.短答式試験の傾向

短答式試験では,記述されたものに対して正誤を問い、正確な法律知識を備えているのかを試す問題が出題されます。

特に、短答プロパー知識と呼ばれる短答式試験でしか問われないオリジナルの細かい知識を問う問題が出題される傾向があります。

但し、論文式試験ほどの高度な思考力は必要とされず、解答の形式もマークシート式であるので、ある程度の知識さえ持っておけば一定程度の得点を取ることが可能です。

 

3-2.論文式試験の傾向

法律基本科目で求められる知識の範囲は、短答式試験よりかなり絞られる傾向があります。

但し、短答式試験のようにマークシート式ではなく論述式であり、法学に関する知識や理解を法律文書という特殊なフォーマットの中に表現しなければなりません。

更に、問われる知識の範囲が狭い中で、法律のプロが議論を重ねて作成した問題が出題されるので、相当難易度が高いものとなっています。

過去問題を解いていても初見な問題に対して、基本的な知識を基に、論理的思考力や応用力や文書表現力を駆使して回答しなければなりません。

 

4.司法試験の過去問対策!そのやり方とは!?

司法試験の過去問題を活用して勉強していく中で、どのようなポイントを重視して行うことが重要なのでしょうか?ここでは、各試験におけるポイントについて紹介します。

 

4-1.短答式試験のポイント

短答式問題では、短答プロパー知識を如何に習得できるかが重要です。

憲法については、例年判例知識の正確な理解が問われることが多いので、ひたすら過去問題を解いていき採点して間違っている場所を把握して確実な知識としていくことが重要です。

人権分野では、判例知識を問われる事が多く、まずは重要判例の判旨を正確に理解しましょう。

ただ、あまり深いところまで潜り込むと、されだけに時間がかかってしまうことがあるので注意しましょう。

民法では、特定の分野に偏ることなくコンスタントに出題されます。

あまりの範囲の広さに戸惑うこともありますが、その点も過去問題に対応しておくことで適切に対応が可能です。

正解率も重要ですが、如何に早く回答できるかも意識して勉強することがおすすめです。

刑法のジャンルでは、主に判例知識を問う問題が出題される傾向があります。

過去問題をしっかりとクリアしておくことで、見たような問題がいくつも出題されますので、何度も繰り返しておきましょう。

ちなみに、会社法については平成26年に改正があり、過去問の中には正解が存在しないものもありますので、注意しましょう。

 

 

4-2. 論文式試験のポイント

論文式試験の対策としては、いきなり過去問題から手を付けるのは無謀です。

最初に、必要な知識をインプットしていく必要がありますが、まずは短答式試験対策の勉強で知識を積んでいくことがおすすめです。

また、すべてを網羅した参考書で知識を習得するのが良いですね。そこで一通りの知識をインプットしていきます。その後、論文式独特な表現方法を学んでいきます。

こればかりは知識の有無は関係なく、センスが問われるものとなりますので、ひたすら過去問題で実践を重ねてスキルを身につける必要があります。

その後、重要問題を中心に学んでいく傾向があります。

重要問題とは、重要な最高裁判所の判例を素材とした問題の事を指し、典型問題や基本問題が該当します。

もしにっちもさっちもいかなくなった場合は、再度知識のインプットに戻って学習し直すという事が重要です。

個々のジャンルについて説明すると、憲法については有名判例の事案や判旨を把握する事が重要で、三者間の主張反論において、誰の主張に生かすことができるのかを常に意識して学ぶ必要があります。

行政法は、誘導という考え方について如何に素早く読解し、論ずべき事項を特定できるかが重要です。

民法については、ひたすら地道に学習を重ねて知識のインプット数を増やすという事が重要になります。

 

5.過去問の一覧表

過去問題は、実は法務省のホームページですべて公開されています。

ここでは、過去問題の一覧を紹介しますので、ここから必要な問題を閲覧して、過去問題対策として活用すると良いでしょう。

なお、論文式試験については解答は公開されていませんので、各種過去問題集などで確認してください。

 

短答式試験過去問題

 

憲法・行政法

民法・商法・民事訴訟法

刑法・刑事訴訟法

一般教養科目

平成25年

問題

解答

問題

解答

問題

解答

問題

解答

平成26年

問題

解答

問題

解答

問題

解答

問題

解答

平成27年

問題

解答

問題

解答

問題

解答

問題

解答

平成28年

問題

解答

問題

解答

問題

解答

問題

解答

平成29年

問題

解答

問題

解答

問題

解答

問題

解答

 

論文式試験過去問題

 

憲法・行政法

民法・商法・民事訴訟法

刑法・刑事訴訟法

法律実務基礎科目

(民事・刑事)

一般教養科目

平成25年

問題

問題

問題

問題

問題

平成26年

問題

問題

問題

問題

問題

平成27年

問題

問題

問題

問題

問題

平成28年

問題

問題

問題

問題

問題

平成29年

問題

問題

問題

問題

問題

 

6.サマリー

いかがでしたでしょうか?

司法試験において如何に試験勉強を効率よく行えるかが重要です。

その点で、過去問題を攻略できるかが重要になるわけですが、今回紹介したポイントをしっかりと掴み、難関と言われている司法試験にぜひ合格できると良いですね!

 

7.まとめ

  • ・司法試験は予備試験ルートと法科大学院ルートがある
  • ・合格率は22 %~26 %と決して高くない
  • ・過去問題を解いていくことで出題がある程度把握でき出題傾向もつかめる
  • ・短答式試験では短答プロパーに対しての攻略が鍵となる
  • ・論文式試験では論理的思考力や文書表現力が重要

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