社会人でも司法試験合格を目指せる!予備試験ルートがおすすめな理由

社会人でも司法試験合格を目指せる!予備試験ルートがおすすめな理由

学生の頃に「法曹三者になりたい。」という夢を抱きながらも一度諦めて社会人として働いている方も少なくないのではないでしょうか?

 

一昔前は、法科大学院を卒業しなければ司法試験の受験資格を得ることができませんでしたが、現在は、予備試験に合格すれば年齢に関係なく司法試験の受験資格を得ることができる時代となり注目を集めています。

 

では、社会人が司法試験合格ひいては法曹三者の夢を叶えるには、どのようなルートを辿ればよいのでしょうか?

 

この記事では、司法試験の社会人合格者の健闘や社会人が司法試験の受験資格を得るためのおすすめルートなど、法務省のデータを元に紐解いていきます。

 

1 司法試験とは?

司法試験とは、法曹三者になるために必要な試験です。司法試験に合格し、およそ1年間の司法修習を経て、司法修習考試(いわゆる2回試験)に合格してはじめて法曹三者としての資格が付与されます。

 

試験概要についても、確認しておきましょう。

 

【令和4年度司法試験概要】

司法試験科目
試験日(例年) ・短答式試験及び論文式試験

5月中旬に中1日を挟み5日間       ※ただし、令和5年からは7月中旬に実施

試験方式 試験方式

・短答式試験は、マークシート方式

・論文式試験は、A4用紙8枚分に記述

合格率(例年) 30%ほどを推移

〈参考:令和3年度〉

・予備試験合格者の合格率93.5%

・法科大学院修了者の合格率34.6%

短答 憲法
民法
刑法
論文 憲法
民法
刑法
商法
民事訴訟法
刑事訴訟法
行政法
選択科目【倒産法・ 租税法・ 経済法・ 知的財産法・ 労働法・ 環境法・ 国際関係法(公法系)・ 国際関係法(私法系)】※いずれか1科目を選択

参照:法務省「司法試験について」をもとに作成

 

2 司法試験は社会人でも合格できる!データから見る社会人合格者

社会人受験生とは、一般的にいえば働きながら受験勉強をしている人のことをいいます。

 

また、「社会人受験生は勉強時間の捻出が難しい。」といわれています。例えば、遠方への通勤や突発的な残業、社内外のお付き合いなどは勿論のこと、育児や介護など家庭の事情にも大きく影響されてしまうからです。

 

このように、社会人受験生は、学生や専業受験生に比べて勉強時間の側面から見れば不利な状況にも思えます。しかしながら、このような厳しい状況下においても毎年多くの社会人受験生が、司法試験に果敢にチャレンジし健闘を収めています。

 

社会人受験生はいったいどのくらいの人が合格しているのでしょうか?法務省「令和3年司法試験の結果について」から紐解いていきましょう。

 

(1) 受験者数及び合格者数

下表は、司法試験受験生全体のデータです。合格率は、受験者数に対する合格率で示しており、令和3年度においては41.50%(令和2年度は39.15%)という結果が出ています。

受験者数のうち4割ほどが合格していることがわかります。この合格率は、低い数字とはいえませんが、司法試験の受験資格を得ている(※注)受験者層を考えると難易度が高い試験であるということに違いありません。

総計
合格者数(合格率%) 1,421人(41.50%)
出願者数 3,754人
受験予定者数 3,733人
受験者数 3,424人
短答式試験の合格に必要な成績を得た者の数 2,672人

※司法試験の受験資格を得る方法は、法科大学院修了者(法科大学院ルート)または予備試験合格者(予備試験ルート)の2つのルートのうちどちらかを取得しなければなりません(詳しくは後述)。

 

(2) 社会人受験生の健闘

次に、下表より受験者の内訳をみていきましょう。このデータからは、司法試験の受験資格を得ている2つのルートの内訳がわかります。法科大学院ルートの合格者が多いことは事実ですが、予備試験合格者の健闘に要注目です。特に、その合格率は驚異の93.5%となっており、予備試験に合格することが司法試験合格への近道となるといっても差し支えないほどの結果が出ています。

出願者 受験予定者 受験者 短答式試験の合格に 必要な成績を得た者 最終合格者 合格率(対受験者数)
法科大学院 3,342 3,321 3,024 2,272 1,047 34.62%
予備試験合格者 412 412 400 400 374 93.5%

※法科大学院の出願者には、法科大学院修了見込み者数も含まれています。詳しくは、法務省「令和3年司法試験の出願状況について」をご確認ください。

 

続いて、司法試験合格者の内訳(予備試験ルート)をみていきましょう。下記データをみると決して人数は多くはないものの、働きながら合格している社会人受験生が一定数いることがわかります。つまり、社会人が司法試験に合格することは叶えられない夢ではありません。

 

最終合格者(人)
公務員 18
教職員 0
会社員 31
法律事務所事務員 3
塾教師 0
自営業 9
法科大学院生 105
大学生 153
無職 44
大学院生 1
その他 10

参照:法務省「令和3年司法試験受験状況(予備試験合格者)」

3 司法試験に社会人が合格するためにするべきこと

それでは、社会人が司法試験に合格するためにするべきこととはどのようなことなのでしょうか?

 

◆受験資格を得るためのルートの選択(※法科大学院修了or予備試験合格)

◆自分に合った予備校選び

 

まず、司法試験受験資格の取得をどのルートで得るのかを選択しなければなりません。

 

一般的に、法科大学院に入学するためには大学卒業が要件となっています。また、法科大学院を修了するまでに2〜3年の時間がかかり、経済的負担も大きくなります。そのため、仕事を辞めて通うか、仕事をしながらでも通える夜間部が併設されている法科大学院を探す必要があります。法科大学院によって特色はさまざまですので、入学試験の内容なども含めてしっかりとリサーチしましょう。

 

また、法科大学院での勉強は、必ずしも司法試験の合格対策に特化したものではありませんので、場合によっては、予備校利用も検討しなければならないことも心に留めておきましょう。

 

一方で、予備試験は、年齢問わず誰もが受験できる試験であるため、社会人に人気のルートです。独学は絶対に無理とは言い切れませんが、時間的制約の大きい社会人受験生にとっては、合格するためのカリキュラムに則って対策を行うことが最善策といえます。予備校を利用し、働きながらスキマ時間や土日の時間をフル活用して合格を目指します。

 

タイムマネジメントに長けている社会人の方にとっては、スキマ時間の活用はそこまで難しいことではないでしょう。

 

また、予備校選びも慎重に行ってください。

なぜなら、予備校により費用や特色はさまざまだからです。後悔しないためにも、無料説明会や相談会などを上手く活用して事前リサーチは入念に行ってください。

 

※令和5年より、一定の条件を満たすことにより法科大学院在学中においても司法試験を受験することが可能となり従来に比べて早期に法曹となる道が開かれます。詳しくは、法務省等のホームページをご確認ください。

参照:法務省「司法試験法の一部改正等について」

   文部科学省「法曹コースとは」

 

4 社会人が司法試験受験資格を取得するなら予備試験ルートがオススメ!

社会人が司法試験の合格を目指すのであれば、予備試験ルートがオススメです!

 

なぜなら、経済的・時間的メリットが大きく、司法試験の合格率も高いからです。

 

往復の通勤時間なども含めれば、1日2〜3時間勉強時間に充てることが可能です。社会人受験生は、突発的な事情によっては全く勉強する時間が取れないという日もありますが、それは普通のことですので気にする必要はありません。

 

予備試験合格に必要な勉強時間は、一般的には2,000時間ほどといわれています。例えば、平日2〜3時間、土日合わせて10時間=1週間で合計20〜25時間くらい(1ヶ月で80〜100時間)勉強時間を捻出できたとして以下のように仮定し計算してみましょう。

 

〈例:1ヶ月で100時間勉強できたケース〉

◆2000時間÷100時間(1ヶ月)=20ヶ月(1年8ヶ月)

 

つまり、社会人の方が働きながら予備試験の合格を目指すには、1〜2年ほどの時間が必要であるということがわかります。この貴重な時間を使い合格を射程範囲とするためには、やはり予備校の利用は欠かすことができません。時間が有限であり貴重なものであることは、社会人の方は熟知しているはずですから、予備校を利用し効率良く勉強することが最善策であるということもご理解いただけるのではないでしょうか。

 

また、法科大学院ルートと予備試験ルートのどちらを選択するかでお悩みの方のためにメリット・デメリットをそれぞれまとめてみましたので、下表をご参考になさってください。

 

メリット デメリット
法科大学院ルート 幅広い知識を得ることができる 時間的・経済的負担が大きい
修了すれば、司法試験の受験資格を得ることができる(※注 令和5年より、一定の条件を満たすことにより法科大学院在学中においても司法試験を受験することが可能) 法科大学院の入学試験に合格する必要がある(入学には大学卒業程度の資格が必要)
勉強仲間ができやすい(モチベーション維持がしやすく競争心が生まれる) 別途、予備校利用が必要なケースが一般的
予備試験ルート 時間的・経済的負担が少ない 試験に必要な知識のみを学ぶ
予備校を活用すれば合格に必要な勉強期間の短縮ができる 予備試験自体の難易度が高い
合格後の就職に有利(社会人経験を活かせるなど) 勉強仲間ができづらく自律が求められる(モチベーション維持が難しい)

 

5 司法試験を目指す社会人にオススメの予備校

司法試験合格に必要な勉強時間は、一概にはいえませんが、法科大学院(未修者コース)の場合、一般的にはおよそ9,000時間必要であるといわれています。働きながら勉強する社会人にとっては、現実的な数字ではありません。

 

なぜなら、前述のように、1日に捻出できる勉強の可処分時間は、2〜3時間がやっとという方が殆どだからです。

 

最終目標は、司法試験に合格することですから、司法試験の合格率と時間的・経済的なメリットを考慮し、社会人受験生の方には「予備試験ルート」をオススメします。

 

ここでは、勉強の効率性とオンライン学習に特化した予備校「資格スクエア」をご紹介します。

 合格からの逆算思考で合格へと導く「資格スクエア予備試験講座」がオススメ!

〈資格スクエアのおすすめポイント〉

 逆算思考の合格術(最低学習時間から逆算した学習スケジュールをカスタマイズできるカリキュラム)

 ◆「三種の神器(合格読本、合格ロードマップ、ステップ学習シート)」で勉強方法や使用教材に迷わない仕組み

 ◆コストパフォーマンスに優れている(製本テキストなしプラン599,800円税抜〜)

 ◆論文学習主体(添削数205通。業界No.1)

 ◆受講生フォローが良い(合格コンサルタントによる丁寧な対応)

 

資格スクエアは、受験生個々の事情により上下はあるものの、およそ1,500〜1,800時間で予備試験に合格できるカリキュラムに設定されています。これは、従来型の老舗予備校のような重厚すぎる講義ではなく「合格するために必要な知識」に絞り、司法試験や予備試験に最も必要であるアウトプット重視のカリキュラムとなっているためです。

 

また、勉強の可処分時間(最低学習時間)から逆算した、学習スケジュールをカスタマイズできるカリキュラムとなっており、勉強の指針となる「三種の神器」で勉強方法や使用教材に迷うこともありません。

 

さらに、特筆すべきは、論文学習主体の方針です。司法試験や予備試験は、論文式試験が天王山ともいえる試験です。重厚すぎるインプットで試験日になっても「インプット講義が終わらない。」または、「アウトプットの時間が足りなかった。」という最悪の事態に陥らないために、合格に必要な知識に絞りアウトプットに学習の主体を置いたカリキュラムとなっているため安心です。

 

なお、一般的に、オンライン型の予備校は孤独になりやすい傾向があり自律が求められますが、資格スクエアでは、月に1度合格コンサルタント(予備試験・司法試験合格者による)による電話相談で学習支援を受けることが可能です。合格まで伴走してくれる強い味方となります。

資格スクエアから多くの社会人受験生が予備試験に合格しています。

6 司法試験合格者(社会人)の活躍するフィールドとは

社会人の方が、司法試験の受験を考えた時に「この歳で司法試験に合格しても仕事があるのか?」と懸念されますが、心配には及びません。

 

弁護士として就職や独立開業、インハウスローヤー として活躍することはもちろん、年齢によっては裁判官や検察官も夢ではありません。

 

テレビなどのメディアや政治家、起業家など、あらゆるフィールドにおいても社会人として経験してきたことを存分に活かすことができます。

 

マイナスなイメージが先行しやすいですが、むしろ、社会人経験がある法曹三者として即戦力として採用されるなどプラスに働くことも大いにあります。

 

働きながら最難関国家試験を乗り越えようとする努力は評価されますので、安心して勉強に取り組んでくださいね。

7 サマリー

働きながら司法試験の合格を目指す社会人受験生にとっては、勉強時間の捻出が1番のネックになるといっても過言ではありません。過去のデータをみても予備試験に合格できれば、司法試験合格もすぐそこまで近づいているといえます。資格スクエアで効率良く予備試験に合格し、司法試験も突破しましょう! 

 

8 まとめ

  • 司法試験とは、法曹三者になるために必要な試験。
  • 例年、司法試験の社会人合格者が出ているので諦めなければ夢は叶う!
  • 司法試験に社会人が合格するためにするべきことは、司法試験受験資格の選択自分に合った予備校選びが大切。
  • 社会人が司法試験受験資格を取得するなら予備試験ルートがオススメ!
  • 司法試験を目指す社会人にオススメの予備試験予備校は資格スクエア!
  • 司法試験合格後も社会人受験生は活躍できるフィールドがたくさんある!

 

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