合格者インタビュー

地方の大学だって質を保った勉強の継続で合格できる

令和2年度 予備試験合格

お名前:池田圭吾さん学生

大学名:九州大学

予備試験合格おめでとうございます!率直に今のお気持ちはいかがですか?

ありがとうございます。
僕は大学4年生で、予備試験合格かロースクール進学かというところだったので安心感が大きいです。

なぜ法曹を目指そうと思ったんでしょうか?

親が公務員だったので、その影響から漠然と安定した職業に就きたいと思っていました。
安定の代表格としては公務員だと思うのですが、法律を勉強したい、その知識を活かしたいという想いだったり、資格があった方が食いっぱぐれしないということで法曹を目指そうと思いました。
もちろん難関資格なので、合格できないリスクはありますが、法律はどんな仕事をする中でも絶対に必要で、仮に合格できなくても学んだことは無駄にはならないと考えていました。

いつ頃から法曹を目指していたんですか?

子供の頃からなりたかったわけではなく、大学で法学部に入学してからでした。
法学部に進んだのは、文系科目が得意だったことや、法律家が本だったりドラマだったりで取り上げられる職業なのでイメージしやすかったからです。

大学に入学して法曹になろうと思ったきっかけはありますか?

資格スクエアの説明会が一つのきっかけでした。
司法試験の制度が変わり、旧司法試験より目指しやすくなったというお話を聞きました。
さらに資格スクエアの講座は値段も安く、いい意味でハードルが低かったことが大きかったです。
具体的に弁護士になりたいと思ったのはもう少し先です。
再審で無罪を勝ち取った弁護士の先生の話を聞く機会があって、どれだけ苦労されたかや、被告人の無念について、お話を聞いたんです。依頼者の人生に大きく関わる仕事だと分かって、そこにやりがいや魅力を強く感じました。

どんな学生生活を送っていましたか?

僕は福岡の田舎出身で、勉強という勉強は高校受験まではしたことなかったです。
中3の夏に部活を引退した後高校受験の勉強をはじめました。
部活については中学でテニスをしていました。サッカーやバトミントンを習っていたこともあります。

その他にも友達と遊ぶことだったり、趣味の本を読むなどに打ち込み、その時々で興味あることを広げていきました。

ズバリ勉強は得意だったんですか?

嫌いではなかったです。
ただ他の人もやっており、やらなきゃいけないという理由ではじめました。

受験期以外での勉強の習慣はありましたか?

記憶を定着させるために、必ず次の日の朝に復習するという習慣はありました。
続けるのは非常に大変でしたが、やらないとムズムズしてました(笑)

高校時代はどんな過ごし方をしていましたか?

これまでとは一転して部活はしないで3年間勉強ばかりしてました。
塾は中学でも通っていましたが、高校でも継続していました。

大学受験の学習で工夫したことはありますか?

一番大事にしていたことは、やっぱり復習です。
学習内容も高度になり、自分だけでは限界があるので、第一に学校や塾の勉強を大切にしつつ、学んだことを復習をして定着させるというように基本に忠実に勉強してたと思います。

親御さんに法曹になりたいと相談したタイミングはいつ頃でしょうか?

大学1年の5月頃です。親には「お前本当に受かるのか」と言われました。
やはりそんなに安いお金ではないので、どうしてもやりたいということを伝えて何とか説得し、そこまで言うなら仕方ないかと理解してもらい、親に教材費を出してもらいました。

アルバイトやサークルなど入っていましたか?

大学では釣りサークルに入りました。
日曜の晩飯は釣りで調達するといった感じで1年生の間はかなり釣りをしていました。
サークルでは釣りに関する情報交換をしつつ、僕はいけなかったんですが、夏場はトカラ列島に行くなど遠征をしてました。
アルバイトについては勉強時間を確保したかったということもあり、日雇いのものをしていました。
基本的にサークルとアルバイト以外の時間は勉強に費やしていました。

資格スクエアの講座に決めた理由はなんですか?

価格が安いわりに講師の先生がしっかり整っていたからです。
当然、金額に目がいっちゃうんですけれど、有名な先生が在籍しているというところで安心感がありました。

資格スクエアの説明会で印象に残っていることはありますか?

鬼頭さんと高野先生が登壇されたライブ説明会に参加しました。
その時の高野先生の話が印象に残っています。
実際に司法試験ではこんな問題を解くんだよというさわりの問題を簡単に説明していただき、どんな勉強をしていくのかイメージが沸いたことで漠然と興味を持ちました。

大学の勉強と講座の学習をどのように両立していたんですか?

両立についてはかなり難しかったです。
予備試験の勉強としては、とにかく基本七法1周をまず終わらせたいところですが、大学で上三法をやっている中で、家では民事訴訟法の勉強をやっているといったように上手く学習内容がかみ合わずどっちつかずになることがありました。

そんな中で大学の勉強は学術的な側面が強いので、興味関心を深めるために活用し、実際の司法試験の勉強は講座をメインにしていました。
具体的には大学の基本書、参考書は辞書的に使い、講座の講義で論証を詰めてました
あとは疑問点があったら学者の先生の本を読むといったこともしていました。

学習期間と受験歴について伺いたいのですが、2017年5月に学習開始、2020年の予備試験が初受験ということでよいでしょうか?

実は2019年も願書を出したんですが、当時の力量ではまだまだだと判断して受けなかったんです。そういう意味で2020年が初受験でした。

基礎のインプットはいつから始めましたか?

大学1年のときに憲法から入り、抽象度が高く面食らいました。
その後民法Ⅰの総則と物権で軽く挫折をして・・・あまりに難しいと思い、釣りに逃げた時期がありました(笑)
なので1年生の間は憲法と民法の前半しかやっていないです。
あまり勉強していないですが、講座を聞きつつ、大学受験と同じようにとにかく復習しようと思って進めてました。
その中で失敗したなと思うのは、大学受験と同じように”全部理解してから進もう”となりすぎていたことです。
1周目は全然わからないはずなのに、完璧に覚えようと進めたことで心が折れてしまいました。

学習できていないことに対する焦りはありましたか?

お金をかけて講座を取っていたので、当然焦りはありました。
また、1年間遊んでしまったのでその罪悪感もありました。
地方の大学にありがちだと思うんですが、法曹を目指していた人はほとんどいませんでしたし・・・周りもあまりやる気がないのでずるずると流されてしまったんです。

大学1年時に挫折を経験したにも関わらず、改めて勉強しようと思ったきっかけはありますか?

大学2年生の時に転機がありました。
1年生の頃にしっかり勉強できなかった反省を踏まえ、最初はわからないのが当然で、まずは1周回した後で何度も繰り返すことが大事だと気づきました。そうすることで学習が継続できると考えたんです。
また、2年生から法学部の勉強がはじまり、学術的な勉強の楽しさを知ったことで心機一転して勉強を再開することができました。

具体的には2年生の4月から本格的に勉強を開始しました。
1年生の時に少しだけインプットした憲法と民法についても、学習した内容を忘れていたので一から勉強をやり直しました。

基礎のインプットはいつ頃終わりましたか?また何周回しましたか?

2年生の10月くらいまでなので、半年かかりました。
インプットについては1回目を行った後、寝る前の復習と次の日の朝にも復習するサイクルで進めていたので、これを3周と考えると5,6周はしていたと思います。
何周もした理由は、スピード感は持ちつつもなるべく抜け漏れなく覚えたいと考えていたからです。

基礎のインプットで最も苦労したことは何ですか?

1番苦労したのは1回目のインプットです。何もわからない中で、繰り返せばできるということを自分自身に納得させることが難しかったですね。
これは時間が解決するものだと考えて学習を進めるうちに、何周も回すことでだんだん理解できていくことがわかってきました。

論文の攻略講座(アウトプット)に入った時期はいつ頃ですか?

2年生の11月から開始しました。 これについても何周もしているんですが、学習期間は半年くらいかかったと思います。
とにかく1周目は数をこなして、分からないところは講座を聞く、という形で回してました。
具体的には、まず講義を聞かずに自分で答案構成をし、わからないところがあれば模範解答を見て、さらにわからないところについては講義を見るといった形です。
講義を見るのは2,3問に1回程度で、講義も全部見るのではなく、わからない箇所の説明部分だけを見ていました。
この学習法を取り入れたのは、基礎講座と同じように回していては学習が終わらないのではないかと思ったからです。

アウトプットで最も苦労したことは何ですか?

1番苦労したのは、論点としてはわかるんですが、実際の問題にどう反映されていくのかがリンクできていなかったことです。
論証自体は知っていても、目の前の問題で使うことがわかっていない状態で、基礎講座で学んだ内容との結びつきがまだまだできていませんでした。
僕の場合は、過去問を大量に解く中で、こういう問題がでたらこの条文が問題になって、その条文の中のこの文言が問題になるんだ、ということが分かるようになっていった感じでした。まとめて流れを勉強する中で、問題を読んだ時に論点に気づけるようになっていったというか。
これについては、基礎講座の段階で条文と絡めてもう少ししっかり理解しておけば良かったかなと思っています。

アウトプットの時期にモチベーションで苦労したことはありますか?

引き続き周りのモチベーションが低く、自分自身のモチベーションにも不安はありました。
ただ、論文講座の過去問が到達点だとわかっていたので、それが解けるようになったら嬉しく、1周目、2周目で自分の成長が実感できたので、そこをモチベーションに変えながら頑張りました。

3年時の予備試験を受けない意思決定したタイミングはいつ頃ですか?

大学3年生の4月頃です。
短答試験の過去問を解いているんですが、それが終わらず、1ヶ月前にこれはまずいと気づきました。論文もやりつつ、短答の過去問をやる必要があるのですが、上三法しかまともに過去問を解けませんでした。これについては年明けの短答対策のタイミングが遅れた事が原因だと考えています。

大学3年生の4月以降はどのように勉強していましたか?

やはり天王山は論文試験なので、とにかく論文をやろうと決めて、過去問を繰り返しやっていました。1日7題は解いていました。
解き方については、実際に答案を書くこともしたのですが、条文は引きつつ、答案を書く代わりに口に出すやり方もしました。これだと時間効率がよいので量をこなせるんです。1日の勉強は復習も含めて論文に費やし、短答期に入るまではこのやり方で過去問を繰り返し解いていました。

短答式試験が終わった後の直前期には論文添削を活用させて頂きました。
自分だけじゃどこが悪いのかわからないので、先生に答案を見ていただき、最後の仕上げとして活用しました。

民法の改正は苦労しましたか?

はい。旧民法で勉強していたのでこんがらがってしまいました。
最初のうちはどこが改正されたのか、どう反映すればよいのかわからず不安でしたが、講座を受けたり勉強を重ねることで整理はできました。

論文がかけるようになったと手ごたえを感じた瞬間はいつ頃ですか?

過去問を7,8周してからです。時期的にいうと3年生の10月頃でした。
その時期になると、過去問は模範解答のようなものが書けるようになっていたと思います。きっかけはとにかく過去問を解き続けたことなので、やはり過去問が一番勉強になると思います。

受験期間を通して、モチベーションを維持し続けることができた理由は何ですか?

初心を取り戻そうということで、弁護士の先生の話や漠然とした憧れといった目指したきっかけを思い出すことを心がけていました。

あとは、3年からだとゼミがはじまるので、あえて議論が多い厳しいゼミに入ってペースメーカーにしていました。1週間に1回しっかり勉強する時間をつくれば、自分のなかでリズムができると考えて、しっかり勉強も復習もしました。結果としてそれで良い循環が生まれました。

あとは釣りです。僕はリフレッシュの時は勉強の事は完全に忘れたいタイプで・・・釣りをしている最中は頭空っぽになるのでよかったです。

ちなみにロースクールへの進学は考えたことはありますか?

できる限り早く司法試験を受けたいという考えがあったので、最終的にロースクールは受けましたが、ほとんど考えてなかったし、勉強もしていませんでした。
入試に関しても既習コースは予備試験の勉強でいけると考えていました。

周りに勉強している人がいない中で、相対的な立ち位置をどう把握していましたか?

相対的な立ち位置は、最後まで全然わからなくて・・・困りました。
模試については当落線上にいると思っていたので、試験直前に落ち込むリスクがあるなと思って受けませんでした。代わりに試験の及第点である合格者答案のC答案と比べながら立ち位置を把握するようにしていました。

資格スクエアの機能でよかったものはありますか?

基礎講座だと先生の説明が凄く的確でした!他の予備校に比べてコンパクトにまとまっていると聞いていたのですが、勉強をする上で何をするか明確で助かりました。

あとは論文添削です。 論文試験において独力の勉強では自分で気づくことが出来ない問題点があるため、他の人に客観的に判断してもらうという方法は不可欠だと思います。
僕自身も、論文攻略講座を7周ほどした上で添削して頂きましたが、自分の書き方の傾向や誤って理解していた部分を指摘して頂き、各論点だけでなく論文の書き方そのものが改善されたと思います。
本番では、添削していただいた論点そのものが出ずとも、論文の書き方という大枠が改善されていたおかげで合格答案に近づけることが出来たと思います。
解説も分かりやすく、提出した答案の理解度に応じて解説内容を変えて頂いていた様で、その時の自分に合った講座の使い方ができると感じました。
もちろん、論文の勉強がそれほど進んでいない人が早い段階から添削を利用することで論文の正しい考え方や論文の書き方を身につけることも非常に効果的だと思います!
僕は論文試験の直前期に使うことで最後のブラッシュアップをしようと思い利用したので、模範解答とあえて違う自分の考えで答案を作成してどの程度評価されるのかを確認したりしました。
よく分からない部分についても、模範解答の内容をあえて真似せずに自分の考えを書くことでその部分を重点的に解説してもらったんです。参考となる判例の規範を指摘して頂けたので、それにより一通りの復習を完結できてありがたかったです。

最後に、これから受験されるかたへ一言いただけますか?

僕自身、地方の大学ですし、幼少期のころからしっかり勉強してきたわけではないです。
そういう自分でも指導にしたがって、しっかり毎日勉強時間をとって、一定の質を保った勉強を継続できれば十分合格可能だと思うので、本当に受かるのかなと思っている方がいれば僕の経験が後押しになれば幸いです。

オンライン学習で予備試験突破するなら
資格スクエアの逆算思考合格術