受講生 合格体験記

令和3年度
予備試験
合格

不合格を経験しても、それをバネに
自分を信じてやれば大丈夫

学生浜田 雅己 様

  • インタビュー時の職業・学歴

    2021年度九州大学法学部卒業後専業受験生

  • 受講講座

    合格パック(4期)(※現在の合格フルパッケージ)

  • 学習期間

    約3年間

  • 受験回数

    3回。1年目は短答で不合格、2年目は短答合格も論文で届かず、3年目に全て合格。

  • 予備試験を目指したきっかけ

    大学1年の時に学部で開催された模擬裁判

  • 勉強タイプ

    夜型、コツコツタイプ

法曹を目指したきっかけと予備試験挑戦

予備試験の合格、本当におめでとうございます!受講開始が2018年の4月なので約3年半の道のりですね。率直に合格された時のお気持ちを聞かせてください。

すごく嬉しかったですね。
論文式試験に受かった後に達成感があり、口述試験当日は安心感もあって自信をもって受けられました。

まずは法曹を目指したきっかけを聞かせていただけますか?

「法律って何だか面白そうだな」という漠然とした思いから法学部に決めましたが、法曹に興味をもったのは大学入学後です。法学部で学ぶうちに法律を使った職に就きたいと考えるようになりました。
転機になったのは大学1年の時に学部で開催された模擬裁判です。実際に参加してみたところとても楽しくて、そこではっきりと法律家を目指そうと思いました。
法学部を目指して受験勉強をしている間は何となく「弁護士になりたいな」と思っていましたが、模擬裁判で検察官を担当したことで「検察官になろう」と目標が定まった感じです。

法学部に進学した理由はなんでしょう?

高2の時のオープンキャンパスに行って法学部に決めました。その時はまだ志望を法学部に絞っていた訳ではなく、英語が得意だったこともあり文系の学部を見て回っていたんです。そんな中、法学部で色々な話を聞いて「あぁ、法律って面白いなぁ」と。
ちなみに文系志望ですが国語は一番苦手でした(笑)。

予備試験を受けることを決めたきっかけや、勉強をスタートした時期を教えてください。

法学部で様々な学びに触れるうちに検察官への憧れが強まり、法曹を目指そうと思いました。予備試験を受けようと決めたのは大学2年になる少し前です。
法学部卒業後に法科大学院へという選択肢もありましたが、やはり予備試験ルートの方が司法試験合格率が高いというところが大きなポイントで、割と初期の頃から予備試験一本でと決めていました
両親に相談すると「おぉ、やってみろ」と背中を押してくれたのも大きかったですね。本格的に勉強をスタートさせたのは大学2年の4月からです。

勉強に対する姿勢、勉強スタイル

少し遡って、大学に入って法曹を目指す前の小中高までのことを教えてください。

子どもの頃からずっと「真面目」と言われてきました(笑)。あとは「几帳面」とかですね。
決めたことはしっかり取り組む方で、小3から中学まではサッカーに打ち込んでいました。小学校時代はそこまで勉強に身を入れていた訳ではないです。中学受験もしませんでしたし。
中学時代はサッカー部に所属しました。練習や試合があり忙しかったですが、勉強も頑張っていました。学年が上がるにつれて成績は上がって、中3の頃は学年一位でした。自分なりの学習習慣や勉強法が徐々に掴めてきたのかなぁと思います。高校受験に関しては、部活を引退した中3の4月くらいから対策を始めました。
高校に入学してからは勉強に力を入れました。部活に所属しなかったので勉強に充てられる時間が増えたんです。そんな訳で大学受験を視野に入れたのも、部活をやっている周囲の皆と比べると少し早めで、受験勉強は高2の春くらいから始めました。
学校以外では1日5時間程度は勉強していたかな。高3の最後の登校しなくてもいい期間になると、ほぼ一日中勉強していました。短期集中派よりは、コツコツ派なんだと思います。

大学は九州大学を第一志望として受験されたんでしょうか。また差し支えなければ模試での順位等、教えてもらえますか?

他に目指す志望校があったんですが、センター試験の後に九州大学を目指し始めたという感じです。
高校の時に受けた模試はあまり順位が良くなくて、判定はBやCだったかなと思います。順位は半分よりは上ではあったと思います。

ちなみにご自身の勉強スタイルは朝型ですか?夜型ですか?

夜型だと思います。結構ダラダラと3時くらいまで勉強を続けてしまったりとか(笑)。直そうと努力したんですけれど、結局今も直らず夜型です。

学習開始から合格を掴むまで

予備試験対策を開始されてから合格までどのように勉強を進めていきましたか。

試験の結果で言うと大学3年の令和元年度で短答不合格、大学4年の令和2年度で短答に合格し論文が不合格、翌年令和3年度で短答・論文・口述は全て合格したという流れです。
大学2年の4月から資格スクエアの講座を受け始めて、大体半年間吉野先生(資格スクエア4期基礎講義担当講師)の基礎講座を聞いてから短答対策に取り組みました。そして翌年(令和元年)、大学3年の5月の短答式試験が終わってから初めて論文の学習に移りました。
大学3年では短答が不合格だったため大学4年の直前期には改めて短答対策をしましたが、それ以外は主に論文に力を入れていました。

短答の勉強はどうやって進めていきましたか。

短答の勉強を始めた頃は、1本30分程度の講義動画を1日10本くらい見ていました。大学の授業がない時に図書館でパソコン使い集中して見ていた感じです。講義を見ながら、紙のレジュメに書き込んで。
比較的スムーズにスタートできたとは思いますが、やはり自分にとって全てが新しい内容なので、頭の中で整理して覚えていくのは大変でしたね。一度で理解できなかったところは、分かるまでテキスト等をちょこちょこ見返していきました。

短答で不合格だった時の原因は何だったと思いますか。

吸収する知識量が膨大なので知識を定着させるのにすごく時間がかかってしまって・・・1回目の短答式試験の時は、間に合わなかったというか。過去問を繰り返す回数も足りなかったです。
2年目の短答学習では過去問の密度を上げていきました。平成18年から平成30年の短答過去問を2周くらい繰り返しましたね。ひたすら過去問を解くという方法は間違ってなかったなと思います。
ちなみに、直近の短答式試験前は資格スクエアの短答演習アプリを使っていました。前年に短答合格して「もう大丈夫かな」と思ってからは、短答の過去問はあまりやっていなくて。スキマ時間を使える短答演習アプリが役立ちました

論文の勉強の方はどう進めたのでしょうか。

短答式試験が終わったタイミングで論文攻略講座(4期の論文講義の名称。現在の「論文過去問講義」に相当。)の動画を見て、論文の過去問を解き始めました。大学4年(令和2年)の時、論文式試験が不合格だった後はもうひたすら論文の勉強をしていましたね。
令和3年の2月くらいになって短答のための対策を始めましたが、試験が延期されてしまったのでまた論文の勉強に戻って・・・その年の短答式試験は結局8月になったので7月からは直前対策をしましたが、それ以外は論文演習に時間を充てていました。

論文に苦労されたようですが、どのような対策で乗り切りましたか。

論文は難しかったです。答案を書くこと自体がもう大嫌いでした(笑)。やはり4ページ埋めるのはとても疲れるし、時間もかかるしで。「書けるようになってきた」という実感が湧いたのも結構試験直前になってからで、具体的には今年の短答式試験が終わった後の論文勉強期間なんです。
時間を計って実際に答案を書くというのが、やはり一番勉強になりました。論文が不合格だった時は、答案を書く量が足りていなかったのが原因だと思っています。
勉強時間は取っていたんですが無駄が多かったなと。ちゃんと答案を書かずに講義を見るだけとか・・・インプットに偏っていたかなと。論文は演習しなければ書けるようにならないんですよね。
ひたすら量をこなし、100通以上答案構成をして苦手を克服していきました。

模試は受けていましたか?

大学3年の時から毎年受けていました。論文は他校の模試を受けて、短答と口述は資格スクエアと伊藤塾さんのものを受けました。

勉強スケジュールとモチベーション維持

予備試験対策中の1日の勉強時間やタイムスケジュールなどを教えてください

1日平均して8時間くらい勉強時間を取っていました。大学3年生以降だと大学の講義がほとんど無かったので図書館にこもって学習して。自宅よりも大学の図書館の方が集中できたんです。
例えば大学3年くらいの時だと、朝大学に行って講義を受けるか、講義のない時はお昼まで図書館で学習。お昼ごはんを食べて、また講義か図書館での学習、という形です。

直前期は勉強時間も変わりましたか?

不合格の時と今年で、直前期の過ごし方もちょっと変わりました。不合格の時は平均して1日12時間くらいやっていたんですね。多すぎたというか、あまり中身のある勉強ができていなかったなという感じがあったんです。それで今年は1日7時間程度に減らして密度を上げていくスタイルに切り替えました。
試験対策の学習計画やスケジューリングは特に参考にした情報はなくて、自分なりに実行して確立していったという感じです。

大学2年生当初からかなり気持ちを保って勉強されてきた印象ですが、どんな風に息抜きをしていましたか?

Youtubeを見たり、休みの日は大学の友達と遊びに行ったりしてました。
週に1度遊びに出かける程度でしたが、逆にそれを楽しみにして勉強を頑張るという感じでしたね。

学習全体を通して、どんな形でモチベーション維持や不安の解消をしていたんでしょうか。

論文が苦手で答案練習の結果が良くない時には「今年もダメなのかな」と思う時も正直に言えばありました。でも自分は負けず嫌いなところがあるので、試験に落ちたりすると逆に「いや、もう絶対受かってやる!」という気持ちになって。やはりそれが最後まで自分を支えてくれました
不安を解消するには、とにかく勉強するしかなかったかなって思います。

資格スクエアを選んだ理由と良かったポイント

独学や通学型、オンライン型など様々な選択肢がある中で資格スクエアの講座に決めた理由は何だったのでしょうか。

やはりすごく安かったのが大きいですね。他の通学型の予備校は100万くらいかかるところもあって、それは大分抵抗がありました。
もちろん他にもリーズナブルなオンライン予備校がありましたが、資格スクエアにした一番の決め手は高野先生と吉野先生(※資格スクエア予備試験講座6期短答講座の講師)の存在です。講義サンプルを見て「これはいいな」「分かりやすいな」と。それで、説明会参加前に「ここにしよう」と決めてしまったんですよ。だから説明会に行ったのも他の予備校と比較するためではなく、勉強を始める前に参考にしてみたかったという感じでした。
独学の道に関しては、実は「法律家になりたい」と両親に話してから、最初ちょっとだけ自分で勉強していた時期があったんですが、それは1週間くらいで挫折しまして・・・民法と刑法の基本書を買って、ちょっと読んだくらいで「何これ」で終わりました(笑)。
それで「予備校で勉強させてほしい」と両親に相談しました。色々な予備校がありますが、そこは特に口出しはせず、「自分で決めたならそこで頑張ってみなよ」と応援してくれました。

資格スクエアで学習する中で良かった点を教えてください。

資格スクエアの基礎講座のおかげで法律好きになれたと思います。予備試験だけでなく司法試験までを見据えた講義で、プラスアルファの知識の部分が面白く分かりやすくて。「ここが大事」とポイントを絞って教えてくれたので、話が頭に入っていきやすかったです。
それからオンライン講義の「ワンクリック質問」が便利でした。講義で分からなかったところをすぐに質問できるのが良かったです。

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