受講生 合格体験記

令和4年度
予備試験
合格

※写真はイメージです

「これはまずいな・・・」
論文対策に専念したラスト1年

社会人N.M 様

  • 職業・学歴

    会社員/京都大学 卒業

  • 受講講座

    独学プラン(5期)

  • 受験回数

    4回

キャリアを活かして予備試験受験を決意

予備試験のチャレンジを決心されたきっかけを教えてください

受験期の近い子どもと一緒に何か勉強できるようなことがないかなと思い出したのが、勉強しようと思ったきっかけです。当時法務にいましたが、部下に社内弁護士がおり、顧問の先生とお付き合いすることもありましたので、司法試験へのハードルがあまり高く感じませんでした。昔、法学部にいたこともあり、頑張ればなんとかなるんじゃないかなという思いと、将来的に定年退職した後に何かできる仕事(資格)があった方がいいな。そのあたりの3つぐらいの理由で、予備試験をやってみようと思いました。

1日何時間ぐらい勉強していましたか?

最初の3年は、週末も含めて毎日2時間位取れれば良い方でした。忙しい時はあまり勉強できませんでした。2回目の試験に落ちて、ちょっと答練受けるなりやり方を変えなければ、このまま終わらない戦いになるなと思い、最後の1年は、週末はずっと勉強をしていました。平日は、会社が終わってから3時間位できれば良いかなという感じでしたね。

短答対策は、直前4ヶ月ほど前から短答漬けの毎日

短答対策でご苦労されたことや勉強法を教えてください

2020年の試験は、コロナの影響で試験日程がずれた年で、時間が取れたので、ゴールデンウィークの直前4月ぐらいから司法試験の過去問も含めて、ほぼわからない肢がない位に毎日のようにずっと解いていました。資格スクエアのアプリや他社のアプリもダウンロードしたのですが、なかなか隙間時間にはできず、ほとんど法務省のホームページで過去問を印刷して時間を測って解いていました。そして、間違えた肢をノートに書いてリスト化し、すごく原始的にやっていました。

2回目の論文不合格で勉強の方向性を転換へ

何回目の受験で合格されましたか?

2019年に願書を出して、そこから始めていますので4回目で合格しました。2019年は5点ほど足らず短答で落ちたんです。ですが、翌年以降は短答に受かって、2020年の論文はだいたい1800番ぐらいの順位でほとんどFでした。去年は、1100番ぐらいで半分ぐらいF。今年は、230位という結果でした。

論文対策はどのようにされていましたか?

ざっくりとした答案構成みたいのはするんですけれども、ほとんど書いてなかったっていうのが実態です。仕事上、訴訟になっている案件の準備書面などを私の方で審査する立場でしたので、何とかなるかな・・・と思っていました。ノリだったんですね。(笑)1回目の論文ではともかく、2回目の論文がダメだった時に、ちょっとやっぱりこれはまずい、真剣に書く練習をしないと太刀打ちできないなと思い、昨年から他社で模試を受け始めました。
※受講されていたプランには添削なし

諦めようという考えは浮かばなかったですか?

ありましたよ!これどこまでやり続けるかな?勉強を始めたのが40歳ぐらいなんですけど、40代でいければいいかぐらいに考えた方がいいのか、来年45ですけど、45までには絶対と思って試験に行った方がいいのか。仕事帰りの新幹線でだいぶ悩みましたね・・・何か変えなくちゃいけないと思い即行動に移しました。帰りに妻に電話をして、模試を申し込みました。毎週土曜日6時〜2、3時間やるんでよろしくっていう・・・。それが、本当に良かったです。趣味のマラソンも封印しました。

今後のキャリアのイメージを教えてください

今後のキャリアのイメージを教えてください

正直なところ会社内の立場的にも、修習がネックになっていますが・・・。合格者という枠の中で自分なりにこれまで会社で働いてきたことや勉強してきたことを発揮できる場面があるなら、やりたいなと思っています。今後、弁護士をやろうと思えば、会社と相談して修習に行くかもしれません。ですが、来年、司法試験合格後に期待していることは、今日もこうしてお話しさせていただいてますけど(本インタビュー)、それによって人との繋がりが単に会社で勤めているよりはできると思いますので、このような会社や人との繋がりからいろいろな刺激が受けられたらいいなと思っています。

これから予備試験を目指す方に一言お願いします

これから予備試験を目指す方に一言お願いします

本気で目指すならやればいいと思うんですけども、私も最後の1年はだいぶ追い込んだので、生半可な気持ちではいけないと思います。自分は最初の2年、2回目の論文までは本当に仕事の延長でいけるだろうぐらいに考えてたんですけど1科目あたり70分という限られた時間の中で、考えてられる時間は本当に20分程度です。残り50分ひたすら論文を書くことに専念しなければなりません。例えていうなら、1000メートルのダッシュ10本やるみたいなイメージです。とにかく書かないと論文の力はつきません。チャレンジされるのであれば、できれば70分で答案を回収される環境が必要だと思います。

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