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- 予備試験 令和6年度試験 合格体験記(4)
令和6年度
予備試験
合格
大学生中嶋様
法科大学院生/法学部出身
逆算プラン 7期(現在の『合格フルパッケージ』)
3回
自分の長所との相性
理系科目が得意でした!
まず、正直短答式試験は落ちたと思っていたので合格を知ったときには驚きました。
法科大学院の授業が始まり、期末試験が予備試験の短答式試験と同じ7月にあったため、うまく対策が両立できていなかった認識だったので。
論文合格がすごく嬉しく、口述は安心したという感じでした。
もともと大学に入る前は理系科目が好きだったのですが、本を読むことも好きで弁護士を扱った本も読んでいて、頭を使って人を救う姿がとてもかっこいいなと思っていました。
そういった弁護士への憧れに加えて、自分の強みであるコミュニケーションが苦手ではないこと、人に共感できること、冷静沈着な性格などの長所を併せ考えると、弁護士として活躍できるのではないかなと思い法学部を目指すことに決めました。
個人的には、理系科目と似通っている部分と全く違う部分、どちらもあったなと振り返っています。
理論的な思考が求められることや緻密さについては、数学をはじめとした理系科目と似通った部分があるなと思いました。ですので、自分の得意も活かすことができるなと思いました。
また法律の考え方には「原則や条文だけで考えると認められないけれど、感情的には納得できない。だからこそ、信義則を用いて妥当な結論へと導こう」といった感情が入り込むような面もありました。
そういった部分も含めて法律を学ぶことの楽しさだなと感じましたね。
経済的に豊かではなかったので、独学も考えなかったわけではないです。
これまでもいわゆる塾をあまり使ったことがなくて、現役生としての大学入試の際にも塾や予備校を利用せず、独学でした。
独学での勉強というのは、私の中では割と自然な発想でしたが、結果、浪人をすることになりさすがに1人で家で勉強し続けるのはな、と思い奨学金で予備校に通わせてもらいました。
そこで初めて予備校を利用して、独学でも十分できるかなと思いつつも、予備校を利用する意味もわかるなと感じました。
大学入学後に予備試験に挑戦しようと思った際には、勉強の方向性が見えないという壁に突き当たりました。
例えば、数学だったら教科書を読んで、公式があって、問題を解いてたら慣れる、といった感じで進んでいけるのですが、予備試験対策の勉強の場合は基本書を読んでも、「じゃあどうやって論文に書き起こしますか?」ってわからないと思うんですよ。
ですので、独学によって後から予備校や法科大学院に通うことになれば、かえって費用がかさむと考え、早い段階で予備校に通うことのほうが合理的だと判断し、親に相談しました。
まずは安いことです。
単純な比較で他の予備校は120万かかるけれど、資格スクエアは80万くらいだったと思うんです。
また、資格スクエアで予備試験合格を目指している大学の先輩が「資格スクエアがいいよ」と仰っていて、自分で受講を体験してみたら本当にいいなと思いました。
いろいろな予備校の講義の体験もしてみましたが、他の予備校では習う内容がレジュメに箇条書きの形式で単語がポンポンポンと書かれていて、文章としての繋がりが見えないといったこともあり、自分には合ってないなと思いました。
まず基礎講義が簡潔で良かったなと思います。
おかげでサクサク進めました。
最初に基礎講義で大枠を示してもらって、細かい知識は後で短答対策の講義で詰めるといったカリキュラムでしたので、とにかく前に進めるし、大枠をつかみやすいと感じました。
さらに、問題演習に取り組むうちに、「基礎講義で習った内容ってこういうことだったんだ」と徐々に細かい部分も理解できるようになりました。
大枠すらつかめていない段階で長時間の講義で知識を詰めこんだとしても、無理があると思います。
むしろ詳しい内容を扱った講義が最初から入ってくることで、学習の進みが遅れてしまうといったことも考えられます。ですので、基礎講義がサクサク進められたことは良かったですね。
一人暮らしなので自炊をしたりその他の家事をしたりという時間もあったため、例えば1日10時間勉強するといったことはできていませんでした。
勉強時間を計るということをあまりしたことがないので、正確には自分でも把握できていないのですが、時間があるときには、できるだけ頑張っていました。
一番苦労したのは基礎問から論文式試験の過去問に移行するタイミングでした。
そのあたりで、挫折というか「法律嫌いかも」って思いました(笑)
資格スクエアの講座のカリキュラムが悪いというわけではなくて、そもそも、過去問とそれ以外の問題との難易度の差が激しいからこその課題だと思います。
後々、学習した内容を理解した上で過去問を見てみると、過去問と知識の関連性もよく分かるようになりました。
答案構成はしっかりやって、解説講義を見てしまうことが多かったと思います。
それを繰り返していく中でそろそろ添削をしてもらいたいなと思い始め、一番手を付けやすい刑法の答案を添削に出しました。
評価は悪かったですが、答案用紙を埋められる位の分量は書けるなという自信がつきました。
そういった経験を繰り返していく中で、徐々に書くのが苦痛ではなくなっていきました。
そうですね…。
暗記を先にすれば書けるようになるというのは、ちょっと違うかな…。それでも、まずは解いてみるしかないと思います。
過去問を解く際に、「基本的な知識を覚えられていないから、そこからやり直そう」という考えはあまりおすすめできません。過去問が難しいと感じたなら、問題のレベルを調節すべきだと思っています。
過去問が難しいのなら市販の問題集を、市販の問題集が難しいのなら資格スクエアの基礎問を…といった具合で、自分のレベルにあった問題を選んでみるのがいいと思います。
できない・書けないという事実に捉われて慌てるのではなく、「自分が今どこにいて、どれ位のものだったらできるのか」と冷静に見極めることが大切だと思います。
一方で、他の人の勉強方法に惑わされてしまう受験生が多いなと感じています。
例えば、予備校を選ぶ際に、「この先生についていけば合格できるかもしれない」と思って選ぶことも良いと思うんですよ。
ただ、誰かが勧める勉強法を盲信してしまい、自分に合った勉強法やタイムスケジュールを考えられない受験生が多い気がします。自分はそれを考えなくてはならない状況にあっただけなのかもしれませんが…。
私は短答対策が結構好きだったので苦痛ではなく、楽しかったですね。
民法は難しいなと思うこともありましたが、そこまで苦手意識もなく、細かい知識が出てきてもこんな条文があったんだという形で捉えられて面白かったです。
モチベーションの要素が大きいかなって思っています。
これも自分の性格に関することなので参考になるかわからないですが、自分は淡々と勉強していました。
「受かるかもしれないし受からないかもしれない」といった不確かな考えに左右されず、自分の状況に集中することが大切だと思います。
1人で勉強することが続かないなら、友だちと自習室に行く等「諦めない仕組み」を作っておくと、やる気がある日でもない日でも平常心で勉強できるようになるかもしれません。
これは、添削ですね。
「書いて提出したらリアクションがもらえるんだ!だったら書こう!」といった気持ちで取り組みました(笑)。
自分で書いた答案を自分で採点しても、その答案が本当に正しいかは把握できません。そもそも私、模範答案例が好きではないんです。これが正しいと決めつけられているような気がしてしまうので。
言葉の紡ぎ方って人によって全然違うので、答案例が自分には納得できないことがありました。
もちろん自分が書いた答案と答案例を見比べれば、論点くらいの答え合わせはできます。ただ、その論じ方で採点官に伝わるかを把握することはできません。
添削を出すことで自分の答案が採点者にどう伝わっているのかがわかりましたし、誰かが見てくれるからちょっと頑張って書こうという気分になれました。
正直に言うとありませんでした。むしろ、予備試験当日にその思いが湧いてきた感じです。
物事に対してすごく不安になることがあまりないので試験本番でもあまり緊張せず、席に座って問題を解いて、「あれ、これ書けるやん」といった感じで(笑)。
頑張っていると自分では成長に気が付かないこともあると思うのですが、変に意識し過ぎずに目の前の問題に集中して、一問一問向き合っていたら論文も書けるようになっていました。
勉強に集中している時期の息抜きは、散歩や音楽を聴いたり、あとは毎日絶対に本を読むようにしてました。
読書がすごく好きなのですが、勉強を始めるとどうしてもそちらを優先してしまうタイプで、結果的に本当に自分が好きな読書ができなくなってしまったことがありました。
でも、自分の好きなことをする時間も大切なので、夜寝る前の時間は勉強ではなくて読書に時間を割こうと決めました(笑)。
勉強に集中することも大切ですが、ゆとりを持ってリラックスできる時間を毎日つくったほうがいいと思います。
これはもう、初学者の方ですね。
全体像をつかむまでに、サクサク進めたことです。
他の予備校を選んだらどうなっていたかはわからないですけれど、1周目の学習でやったことってどうしても覚えきることができないと思っています。
例えば他の予備校に通っている子に聞いてみると、講義自体がすごく長いなんてことがありますよね。
まず、その長い講義を聞き終わらない人がすごく多くて、比較してみると、私が全科目の講義を聞き終わったのにその子はまだ3科目しか聞いてないなんてこともありました。
そうすると、3ヶ月前に1回習った内容を詳細に記憶するのは難しいと思うので、それなら1周目の学習が早い方がいいと思います。自分の場合には。大枠を早めにつかめたので結果として、より早く問題演習に入れたと私は思っています。
予備試験対策の勉強って、量が多いのでサクサク感はかなり大事だと思っています。
勉強していく中で、自分の現在地が見えないことが実は大きな問題です。
例えば高校だったら期末試験をクリアしていくことで段階を踏むことができますが、予備試験の場合には科目も多いですし、論文対策はわかりづらいので不安になることもあると思います。
学習内容が難しいということではなく、単に量が多いということで苦しく感じる時期もあるかもしれません。でも、そういう挫折も合格までにはいい経験になると思うんです。
だから、自信を失わないで大丈夫です!
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