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- 予備試験 令和6年度試験 合格体験記(8)
令和6年度
予備試験
合格
大学生I.S 様
法科大学院(既修2年)/法学部出身
3回
短答700位台 論文2桁後半 口述1桁
アウトプットにこだわった学習
お客様のために働きたいという思い
合格がわかったときは、やはり嬉しかったです。特に論文式試験については、勉強を進めながらも「本当に網羅的にできているのか」とずっと不安で、試験直前もかなり不安でしたし、自分のレベルがどの程度かがわからずにいました。なので、そこを乗り越えられたことが一番嬉しかったです。
そうですね。勉強時間も限られている中で、網羅的に勉強するというのは個人的には相当難しいんじゃないかなというのが本音で・・・なのでみんなができるような問題をまず盤石にして、その後に、応用的な問題や、問題文の事情を使う練習などを通じて、もう少し法律的な文章の練習をすることの方が重要かなと思います。
試験当日もそもそも自分の中で論点が分からない問題も出たんです。ただ、その中でも自分の持っている知識を最大限活かしたというところが大きかったのかなと思います。
口述試験の前は緊張していたんですが、実際に試験官の方と対面して話してみると、思ったより落ち着いて対応できました。
これまで受けた2回の予備試験で落ちてしまっているので法科大学院生として在学中受験できるとはいえ、自分の中でこのまま予備試験に落ちたままじゃいられないなという気持ちがあり受験を決意いたしました。
医療従事者の方が、患者さんに向き合って一生懸命頑張る姿というのが印象的で自分もお客様のそばで働けるような仕事がいいなと感じたことがきっかけです。そこから色々な職業を探し始めた中で、法律を使ってお客様に関わることができる弁護士という職業に強く惹かれるようになり、本格的に目指し始めたのは高校2年生の頃です。
進学にあたっては、法学部のみを受験しました。そして、司法試験を見据えた本格的な学習として予備校を利用し始めたのは、大学2年生に進級する少し前からでした。
大学で1年間、自分なりに法律を勉強してみたのですが、独学では限界があると感じるようになりました。特に秋学期の試験を終えたあと、問題の難しさに直面して「これは独学では太刀打ちできないかもしれない」と痛感し、予備校での学習を始めることを決めました。
様々な予備校を比較した中で、コンパクトなカリキュラム・教材でかつ、費用も抑えられる点に大きな魅力を感じました。分量が多すぎると、初学の段階では重要なポイントを掴みにくいと感じていたので、コンパクトな教材を何周もすることで法律の全体像をつかみ、効率的に学習を進めたいと考えていました。
実際に予備校を選ぶにあたっては、自分の学習スタイルや目的に合うかどうかを重視して自分自身で調べて決めました。実際に使ってみて、全体像を早めに把握できる講座だったので、自分に合った良い選択だったと感じています。
アウトプット重視ということですかね。
例えば実務基礎科目では、インプットをほとんどせず過去問だけを使ってどうにか乗り切ったという感じです(笑)。
論文式試験で問われるポイントはある程度限られているので、基本書やテキストを通読するよりも、具体的な問題を通じて論点の問われ方や当てはめ方を学ぶ方が試験対策としては効率的だと感じていました。
私自身、そもそもあまり講義は視聴していなかったんです。基本的な7法は一通り視聴した思うのですが、基礎問や論文過去問講義などはあまり視聴せず、答えだけを見て進めていました。自分の教材として使うにはそれで十分だと感じていたからです。ただ、講義自体は要点を押さえつつ、「論文ではこう書く」といった実践的な内容が多く、論証の使い方なども具体的に示されていた内容だったなという印象はあります。
アウトプット用の問題集について、問題文が短めで、論点となる箇所が分かりやすい設問が多かったかなと思うので、最初期のアウトプットとしては非常に適切で良い教材だったなという感覚です。
短答式試験は、集中してやるような感じで、試験の3ヶ月くらい前からやるようにしていました。1回もしくは複数回間違えた問題をとにかく潰すということを意識しました。
基礎問は、科目によりますが2、3周くらい回していました。訴訟法や行政法などの想像がつきにくいものを特に選んでやっていたと思います。
予備試験の過去問は、インプットが完璧とは言えない時期から着手していましたが、トータルで3周くらいはしたかなと思います。
自分の答案の中で納得がいかないような当てはめの仕方や文章の構成の仕方があった時にその部分だけ取り出してもう一度構成し直すといったことを意識してやってました。
実は、最初はかなりインプット偏重の学習をしてしまって、それは今振り返ると大きな失敗だったと感じています。
分からないなりにも、自分がインプットした範囲を、基礎問などの簡単な問題を使って実際に演習し、アウトプットしてみるべきだったと後悔しています。
予備試験で求められているのは、インプットした知識をそのまま再現する力ではなく、「問題に応じて何が聞かれているのか」を考え、問題文の事情を拾いながら答える力です。そのため、インプットに偏りすぎると、こうした対応力を鍛えることが難しくなってしまいます。
ですので、論点の抽出や当てはめなど、実践的なプロセスを含むアウトプットを早い段階で挟んでおくことが大事だったなと感じています。
大学3年次に早期卒業のための試験に落ちた際に挫折を経験しました。その後、少し幅広く演習書に取り組み、答案の書き方や当てはめ方をより重視するように意識を変えた記憶があります。
やはり、勉強を最初に始めた時ですかね。
そもそも予備試験がどういう試験かも分からないし、どうしたら合格できるんだろうと悩んだり、インプット偏重でずっとテキストを読みながらこの勉強法は正解なのかといったことを考えてた時期が一番大変でした。
やっぱり弁護士になりたかったので、もうやるしかないというか・・・ロー入試で浪人をしたとしてもどうにか法曹になるしかないと覚悟を決めていたので諦めることはありませんでした。
そうですね。私はロースクールも受験しているのですが、その試験会場に行って実際問題を見た時に「これ分かるな」とか、終わった後に「これはもう絶対受かったな」感覚があった時に手応えを感じました。
なかなか自分を客観視できるような機会はなかったので、外部の試験を受けてそこで初めて実感するということが多かったです。
1回目も2回目も短答で落ちていて、具体的な数字は思い出せないのですが1回目は全然点数も取れてなくて・・・。
2023年の2回目の受験時は1問差くらいで落ちていたと思います。
大学の期末試験については、予備試験の勉強をしている中で楽になったと感じることがありました。基本の7法に関して、大学の講義で扱う内容も予備試験対策で学ぶ内容も大きくは変わらないので、予備試験対策で学んだことを基に大学の試験もどうにか対策できたという印象です。
ロースクール入試に向けてはそれまでの学習で十分対応できると感じていましたので、特別な勉強はしませんでした。
アルバイトですね。ホテルの朝食バイキングで働いたり、家庭教師をやっておりました。
またサークルでは一時期バレーボールをやっていましたし、趣味でお菓子作りをしてました。予備試験勉強以外の時間も楽しめるようにしていたと思います。
そうですね。個人的にはワンクリック質問機能が役に立ったのでおすすめです。
あてはめでこの場合どうするんだろう?と思った時、基本書を当たって探すのが難しいのでそのような時にすごく助かりました。本当にちょっとした質問でも丁寧に答えていただけました。
はい、電車に乗ってる時などちょっとした隙間時間に使用していました。
毎週配信されるミニテストは解くと決めて通学時間に取り組んでおりました。そこで自分の短答の習熟度合い、知識の定着度を確認していました。
ひとつ挙げるとすれば、本当に法律知識がまったくない初学者の方に、とてもおすすめできると思います。
「ここでやれば受かる」なんて言えたらかっこいいと思うのですが、それはちょっと言えなくて・・・勉強にはそれなりに時間もかかります。人によっても異なる部分があります。
ただ、勉強を進めていく中で、少しずつ法律の知識がわかってきたと感じたり、外部の試験を受けてみて、実際にできるようになったなという実感が湧いてきた瞬間は、すごく達成感があります。
それは普通の大学生活では味わえないものだと思うので、その点では勉強を続けることが楽しいと感じる瞬間があるかもしれません。
だから、チャレンジしてみるのも一つの手だと思います。
絶対に受かることは言えないのですが(笑)
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