受講生 合格体験記

令和7年度
予備試験
合格

「まずやってみよう」から始まった
予備試験挑戦

社会人真玉 侑弥 様

  • 職歴・学歴

    日本大学 法科大学院(既修2年)/広島大学 法学部

  • 受講講座

    5期

  • 年齢

    29歳

  • 試験順位

    短答1136位 論文365位

  • 予備試験を目指したきっかけ

    現実的な理由から、まずはやってみよう

  • 注目ポイント

    「才能」より「戦略と量」

パイロット志望から弁護士へ――現実的な選択

合格されて率直なお気持ちはいかがでしたか?

もう…長かったですね…。やはり嬉しさがありますね。

ロースクール在学中に予備試験を受けようと思われた背景を教えてください。

理由は大きく2つあります。1つは、これまで5〜6年くらい予備試験を目指してきたんですけど、短答に一度も受からなかったのが、正直ちょっと心残りだったというのがあります。

もう1つは、試験科目について。司法試験の短答は3科目ですけど、予備試験は7科目ですよね。なので、その7科目の短答演習をしっかりとやることで自然と基礎力が固まって、その積み重ねが司法試験にも効いてくるのではないかと考えたからです。

法曹を目指そうと思われたきっかけを教えてください。

正直に言うと、動機としてはあまり純粋なものではありませんでした(笑)。
もともと私は本当はパイロットになりたかったんです。大学時代も飛行機の勉強をしていたんですが、パイロットの試験ってものすごくお金がかかるんですよね。それをどうやって貯めるかと考えたときに、収入面を考えると弁護士が一番現実的かなと思いました。
法学部に在籍していたこともあって、目指してみたいと感じたのが弁護士だったので、そこから司法試験を本格的に目指し始めました。

挑戦をされるにあたって、不安に感じたり迷ったりすることはありましたか?

資格スクエアの創業者の鬼頭さんのYouTubeを見て、意外と気軽に始めてもいいのかなって思えたんですよね(笑)。
予備試験自体も誰でも受けられるし「ちゃんと頑張れば可能性はある」といったメッセージだったので、それに背中を押されました。なので、とりあえずやってみよう!という感覚でスタートしたのが正直なところですね。

初学者目線を徹底した、分かりやすさ

資格スクエアをお選びいただいたきっかけをお伺いできますか?

やはり資格スクエアのYouTube動画の影響がかなり大きかったです。鬼頭さんの言葉はもちろん、様々な先生方の発信を見てすごく感化され、その影響で資格スクエアで挑戦してみたいと思うようになりました。
また、講座の料金も比較的安かったので、その点も決め手の一つになりました。

実際に受講をされてみて、よかった点を教えてください。

基礎講義がかなり分かりやすかった点ですね。
まず、スライドがすごく分かりやすかったというのが、一番印象に残っています。
また法律の初学者でも分かるように、かなりかみ砕いて説明してくださっていたので講義動画を見ていても巻き戻しをする必要がありませんでした。一度聞いただけで、すんなり頭に入ってくる感覚がありました。

「基本を大切にする」という理念のもとに組まれたカリキュラムですが、実際に受講されてみていかがでしたか?

そうですね、やはり分かりやすさをかなり徹底されていたなという印象があります。
法律は、突き詰めていくと本当に難しい世界だと思います。
いきなり初学者に話しても、正直なかなか理解できないと思うんですね。そのあたりを意識されているように感じて、まずは「全体の大枠を押さえよう」というところから教えてくださっていたのが印象的でした。
今振り返ってみても、とても良い講座だったなと感じていますね。

論文を固めるのが、いちばんの近道だった

受講されてから半年ほどで一気に講義視聴を進められていたと思うのですが、その進め方について何か意識していたことはありますか?

とにかく「まずは一周しろ」とYouTube動画でも仰っていたので、分からなくても止まらずに進めて大枠をつかむことを意識していました。
短答対策も並行できればよかったんですが、そこは全然手が回らずほぼ放置の状態でした。
ただ、基礎講座と並行して基礎問演習を少しやっていて「とりあえず書こう」という意識で答案を書いて添削に出していました。今振り返ると内容は全然でしたが、まずは書く経験を積んでいたという感じですね。

「早く一周する」「論文対策を中心にする」といった考え方を実践されていたと思いますが、実際に合格された今、そうした価値観を振り返ってみていかがでしたか?

間違いなく正しいと思いますね。やはり、早い段階から論文対策中心で、とにかく書くべきだと思います。
時間に余裕があれば短答対策を並行して進めるのもありですが、基本はまず論文ですね。

「まずは論文から」という方針について、「短答からではないのか?」と疑問に思う方もいると思います。合格者の立場から、その理由をどう説明されますか?

論文対策を通じて法律の考え方の一番土台になる基礎力を鍛えられる一方で、いちばん時間がかかる部分でもあります。
論文対策を飛ばして、短答対策に終始してしまうと、基本的な知識のないまま、点の知識をなんとなく知っている状態になりがちです。また、短答の演習量はかなり多いため、いきなりその量を目の前にすると心が折れる方もいるのではないかと思います。

今回の試験で初の短答突破、そして最終合格という流れでしたね。短答対策は一般教養に苦戦されていたのでしょうか。

その通りですね。多少自信家のようで恐縮なのですが、本来は3度目の予備試験受験の時点で合格していてもおかしくなかったかなと思っています。
その年の短答式試験の結果では、一般教養が9点だったんですが、法律科目自体は140点以上取れていたので一般教養のでき次第では短答を突破しても不思議ではない点数でしたし、その時点で論文もかなり仕上がっていた感覚がありました。なので短答を突破できていれば、そのまま最終合格していてもおかしくなかったのかなと。

それでも、やはり論文対策の方が勉強時間も長くかかりますし合格に直結する部分だと感じています。やはり先に論文対策をやっておくという選択は結果的に正しかったなと思いますね。

早い段階で論文の基礎力を完成させることができたその勉強法や、これが良かったと感じている点があれば教えてください。

論文対策として、答案構成だけを4〜5周くらいひたすらやっていた時期がありました。
そのうち、ある程度論点が拾えるようになってきたので、1日1通は必ず書くと決めて予備試験の過去問を中心にやるようになりました。
3回目の受験時点で、論文はトータルで350通くらい書いていました。正直、その勉強法を実践したことが実力が伸びた理由だと思っています。
とにかく毎日1通書き続けていたことで、じわじわと論文の型が体に染みついていったという感覚もありました。

短答突破の壁となった一般教養

お仕事と両立しながらの勉強だったかと思うのですが、どのように勉強時間は捻出されていたのでしょうか?

仕事のほうはやるべきときに集中してやり、なんとか時間を作っていました。一番追い込んで勉強していた時期は、朝3時に起きて出勤時間の6時まで論文を書いていました。
あとは通勤中バスの中で1時間ほど、短答の肢別問題を解いていましたね。
仕事が終わった帰りのバスでも、また短答を解いたり、ちょっと論証集を見たりはしていましたが、正直かなり疲れていてほぼ頭には入ってなかったです。夜8時くらいに帰って、すぐ寝て、また3時に起きるという生活を繰り返していました。
今思うと、あの頃はちょっとストイックさに酔っていた時期だったかもしれないですね。

学習されている中で一番大変だったと思われることはなんですか?

一般教養に苦戦したことが、かなりしんどかったですね。
法律科目自体は140点くらい取れていたんですけど、一般教養が肢を引っ張り、どうしても合格点には届かなくて。

今回の短答合格にあたって、得点戦略を何か大きく変えた部分はありましたか?一般教養とのバランスなども含めて、意識して変えた点があれば教えてください。

論文自体は3年目の時点である程度仕上がっている感覚があったので、今回の受験時は短答に全振りでした。
その頃、ロースクールで予備試験に合格されていた先輩がいたので「どうしても短答が通らないんです」って相談したんです。
そうしたら「法律科目は何点くらい取れてるの?」と聞かれて、「だいたい140点くらいです」と答えたら「それだとまだ甘いんじゃない?150点を超えないと厳しいと思うよ」と言われたんですね。

それを聞いて、「じゃあ150点を絶対に取りに行こう」と腹をくくって法律科目を徹底的に詰めました。
その結果、本番では155点ほど得点することができ、短答を突破できたという感じです。

短答を突破する上で勉強法など、大事にされていたことは何かありましたか?

そうですね、できなかった問題をしっかり抽出して、それを自分用の「まとめノート」にしていました。
そのノートをひたすら読み返すというのを繰り返していましたね。

各科目ごとに得点をとりやすい分野とそうでない分野があるので、苦手な分野を一個ずつ潰していくという意識でやっていました。その中で、たとえば刑事訴訟法は満点を狙いにいくといった感じで、科目ごとにある程度の得点戦略を立てて勉強していました。
今回の予備試験では一応戦略が役に立った感じはあるかなと思います。

やり切った経験が、そのまま自信に…

働きながらの受験を乗り越えた立場として、同じ境遇の方にアドバイスするとしたら何かありますか?

社会人として受けるなら、勉強が最優先になる覚悟は必要だと思います。
仕事面でも、ある程度融通がきくポジションか、多少余裕を持って働ける環境にいられるかという点は意識できるとよいかもしれません。

ご家族がいらっしゃるなら、可能であればしっかりサポートをお願いすることも重要ですし、転職ができる状況であれば、思い切って勉強しやすい環境に移るという選択肢も全然ありだと思います。
それくらい「人生をかける」覚悟は必要かなというのが正直なところですね。

今後は、どのような形でご活躍されていくご予定でしょうか?

先ほどお話しした通り、もともとはパイロットになりたかったので、最初の頃はよく「弁護士にはなりたくない」みたいなことを口癖のように言っていました。今思うと、ちょっと逃げの発言だったなとも思います(笑)。
ただ、勉強を続けていく中で、「弁護士って意外といい職業かもしれないな」と思うようになってきて、今ではちゃんと弁護士になりたいと思っています。

ご自身の中で「ここは成長できたな」と感じる点や、「この経験ができて良かった」と思うことがあれば、ぜひ教えていただけますか?

やはり一番大きかったのは、自信がついたことですね。
最難関試験に合格できたという経験があるので、これから別の資格だったり違うことに挑戦するにしても、「多分いけるだろうな」っていう漠然とした自信が持てるようになりました。

予備試験に挑戦していたときは、「これに受からなかったら人生終わる」くらいの気持ちで他のことを考える余地もなく、とにかくやるしかなかったんですよね。
毎日、自分で決めたことを淡々と続けてきたので、その積み重ねをやり切れたという達成感もすごく大きいです。

長い間、勉強を続けられた一番の理由って今振り返ると何だったと思いますか?

振り返ると、続けられた理由は大きく2つあると思います。
1つは家族の支えですね。両親はいないんですが、婚約者が5〜6年ずっと見守ってくれていて、苦しい思いをさせてきた分、絶対にこの試験を突破して報いたいという気持ちがありました。

もう1つは、「ここで落ちたら自分は何をするんだろう」という思いです。
ある意味、強迫観念に近かったかもしれませんが、弁護士以外に現実的な選択肢が見えなかったので、「これしかない」という気持ちで続けてこられたのかなと思いますね。

これは皆さんに伝えておきたい!というお話はありますか?

これまでの話だと結構ストイックに見えたかもしれないんですけど、実際はちゃんと息抜きもしていました。
彼女から「どこか行きたい」と言われることもありますし、自分自身もたまには遊びたいなと思うのでだいたい月に1回ほどのペースでは遊んでいました。

勉強のことを完全に忘れて過ごす時間があってもいいと思いますし、正直サボる日も全然ありました。
1日1時間も勉強したくないみたいな日もありましたし、それでもいいんじゃないかなと思っています。

なので「ずっとストイックじゃないとダメ」というわけではない、というのは安心してしていただきたいですね。

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