受講生 合格体験記

令和7年度
予備試験
合格

挑戦から合格へ―
予備試験で切り開いた道

大学生S.K 様

  • 職歴・学歴

    法科大学院生/関西学院大学 法学部法理学科卒業

  • 受講講座

    逆算プラン7期

  • 年齢

    20代

  • 試験順位

    短答2000位台 論文300位台

  • 予備試験を目指したきっかけ

    良い法律事務所に入りたいという思い

迷いから決断へ―予備試験に挑んだ理由

合格されて率直なお気持ちはいかがでしたか?

今年は手応えもあり、「もしかしたら」という期待を少し抱いていましたが、実際に合格の結果を確認した瞬間は、人生で一番と言っていいほどの大きな喜びを感じました。

ロースクールに通われていた中で、あえて予備試験も受けようと思われた理由はどんなところにあったんでしょうか。

理由は2つあります。1つは、いわゆる東京の五大法律事務所のウィンタークラークに参加したかったことです。こうした事務所は予備試験合格者のみを対象にしていることが多いため、予備試験に挑戦しようと考えました。
もう1つは、ロースクールの勉強内容と予備試験の内容に大きなズレがなかったことです。同じ方向で勉強すればどちらにも対応できると考え、「一石二鳥」になると思い受験を決めました。

大学は法学部とのことですが、もともと法曹を目指そうと思って進学先を選ばれたのでしょうか?

大学選びの時点では司法試験を意識していたわけではなく、当初は別の大学を志望していました。再挑戦するか迷う中で、法曹を目指すほうが自分にとって有意義だと考え、この道に進むことを決めました。

最終的にその選択をして良かったと感じていらっしゃるのかなと思うのですが、いかがでしょうか。

今となってはこの選択で良かったと思っています。ただ、合格前は正直迷いもありました。
法律事務所のインターンなどは、京都大学出身などの方が優先される傾向も感じていたので、予備試験に合格するまでは「もう1年受験して別の大学を目指したほうが良かったのでは」と悩む気持ちも強かったです。

“実力で勝負できる世界”に惹かれて

いろいろな資格がある中で、今回予備試験・司法試験を目指されたのは、何か理由があったのでしょうか?

大きなきっかけは、資格スクエア創業者の鬼頭先生の著書を読んだことです。そこで予備試験を知り、「弁護士は実力で勝負できる仕事」という言葉に強く惹かれました。
当時は学歴にコンプレックスもあったので、この分野で挑戦したいと思い、予備試験の学習を始めました。

難関資格に挑戦するにあたって、不安はありませんでしたか?

学習初期は、資格スクエアのカリキュラムがとても具体的で、合格までの流れをイメージできていたため、不安はあまりありませんでした。
しかし、受験が2回目、3回目と進む中で伸び悩みを感じるようになり、その頃から少し不安が出てきました。

資格スクエアを受講しようと思った決め手はなんだったのでしょうか?

他の予備校も知ってはいたのですが、合格までの道筋を具体的にイメージできたのが資格スクエアで、「ここなら自分に合いそうだ」と感じました。
また、受講にあたって両親としっかり話し合い、「なぜこの試験を受けるのか」「なぜこの予備校なのか」を整理できたことで、自分の中でも理由や目標が明確になり、両親にも納得してもらえたことが大きかったです。

実際にご受講されて、資格スクエアの良かった点を教えていただけますか?

「短答攻略クエスト」と「論証集」は特に役立ちました。通学に1時間以上かかるのですが、電車の中では短答攻略クエストを解き、徒歩の時間には周囲の安全面を確認しつつ論証集に目を通すなど、スキマ時間をしっかり活用できました。
通学時間をそのまま学習時間に変えられたのは、かなり大きかったと感じています。

移動中にできる学習と、机に向かって行う学習を切り分けて、スキマ時間も活用されることを意識されていたという感じでしょうか?

もともと時間を無駄にするのがあまり好きではなく、スキマ時間でも何かできないかを常に考えていました。電車では短答攻略クエストや講義の見返しなどを試す中で、自分に合ったやり方としてこのスタイルに落ち着きました。
短答も論文も、普段はスキマ時間中心で進めて、直前期だけ机で集中的にやるようにしていました。

“あと一歩”で届かなかった壁との戦い

短答攻略クエストは直前期以外の時期に活用されていたとのことでしたが、その目的はどちらかというと復習の意味合いが強かったのでしょうか?
それとも、科目数や範囲の広さを踏まえて、知識を維持するために継続されていたのでしょうか?

1年目はまだ短答攻略クエストはなかったのですが、1回目から3回目までに短答式試験でギリギリ不合格が続いていました。
その経験から、単なる復習というよりも「短答が弱い」という課題意識があり、直前期だけでなく普段から触れておかないといけないと思い、継続して取り組んでいました。

短答式試験はどのあたりが難しいと感じられましたか?

1回目の受験は単純に勉強不足で大きく点数が足りていませんでしたが、2回目・3回目は手応えもあり、結果としても合格ラインに届くかどうかというギリギリのところでした。
その分、「あと一歩で合格」という位置で足踏みしてしまった感覚があり、振り返ると、この壁をどう乗り越えるかが自分にとって大きな課題だったと感じています。

合格ライン手前で感じていた「最後の壁」を乗り越えられたきっかけや、具体的な勉強法について教えていただけますか?

特別なきっかけがあったというよりは、やはり地道に積み重ねていくことが大事だったと感じていますが、敢えて言うなら、自分の弱点を明確にしたことです。実際、3回目の受験では憲法が30点中10点とかなり低く、ここを改善しないと合格は難しいと感じました。
最終年度は憲法を重点的に復習し、弱点科目にしっかり時間を割くようにしたことが、最後の壁を乗り越えるポイントになったと思います。

“ここを押さえればいい”と腹落ちした論証集の価値

論証集を通学中に読まれていたとのことでしたが、これはどういった目的や意識で取り組まれていた勉強法だったのでしょうか?

過去問を解く中で、結局は論証集の文言をしっかり押さえていれば解けると感じる場面が多くありました。もちろん「理解せずに暗記しても意味がない」という意見もありますが、自分の場合はある程度学習が進み、内容の背景や意味は押さえた状態にありましたので、合格に向けては論証集を繰り返し読み込むことが、最も効率的な方法だと考えて取り組んでいました。

論証集を覚えることで論文が書けるようになる、という感覚に至ったきっかけや考え方について、教えていただけますか?

学習は基本的に資格スクエアに絞っていたのですが、過去問の解説と論証集がしっかりつながっていることに気づいたのが大きかったです。
解説の中で出てくる結論や文言が、そのまま論証集に整理されているとわかり、「ここを押さえればいいんだ」と納得できたことで、論証集を繰り返し読むことを重視するようになりました。

過去問や講義を通じて納得感を持ったうえで、「最終的には論証集が大事だ」と感じられた、という流れだったんですね。

過去問を解いていると、初見ではまったく分からなかった問題でも、後から論証集を見返すと「この論証を使う問題だったのか」と気づくことが多くありました。
そうした経験を重ねるうちに、論証集に載っている内容をどんどん押さえていく必要があると実感し、結果的に覚えるべき論証の量も増えていきました。
その気づきから、「もっと論証集を読み込む時間を増やさないといけない」と考えるようになったのも大きかったです。

資格スクエアの論証集は、比較的コンパクトかなと思うのですがいかがでしょうか?

周りを見ても、きちんとまとまった論証集を持っている人はそれほど多くない印象でした。
実際に論証を見せてほしいと頼まれることもあったくらいで、そういう意味でもコンパクトに整理されていて使いやすかったと感じています。

学習効率とメンタルを支えたサポート

論文の学習という意味では、添削もかなり活用されていたのかなと思うのですが、その点についてはいかがでしたか?

添削の使い方については、かなり迷った部分でした。早い段階から積極的に提出はしていたのですが、何も分かっていない状態で出しても効果は薄いですし、逆に解説動画などを見て書いたものを出しても意味がないとは思うので。
振り返ると、ある程度、理解が進んだタイミングで活用する方が、より良かったのかなと感じています。

論文対策については、最終的には「過去問を解く→解説講義を視聴する→論証集で振り返る」といったサイクルを回す形で、うまく進められるようになったというイメージでしょうか?

基礎は資格スクエアでしっかり固められたと思うのですが、、それに加えてロースクールの授業で別の角度からの説明に触れたことで、「あの講義はこういう意味だったのか」と腑に落ちる場面が多くありました。
そうして複数の視点から理解を深められたことが、合格に向けて大きかったと感じています。

学習初期から大学3年生頃までの期間で、ワンクリック質問をかなりご活用いただいていた印象がありますが、この点についてはいかがでしたか?

回答がとても早い点が印象的で、本当にありがたかったです。疑問をすぐに解消できることで、もやもやを抱えたまま次に進むことがなくなり、学習の流れも止めずに続けることができました。

フォローアップにも継続的にご参加いただいていましたが、具体的にどのような点が印象に残っていますか?

フォローアップは短答式試験の直前期に利用していました。同じ試験を経験されている方が担当されていることもあり、特に短答で苦労している気持ちに共感していただけたのが大きかったです。
自分は一般教養で点数を伸ばせるタイプではなく、周囲との差に落ち込むことも多かったのですが、その状況を理解してもらえたことでメンタル面でもかなり支えになりました。

講義を軸にした復習スタイル

講義の進め方や復習の方法について、何か意識されていた点や工夫されていたことはありましたか?

最初に一通り講義を視聴したうえで、その後は分からない単元が出てきたときに、関連する講義をまとめて見直すようにしていました。ピンポイントで確認するというより、基礎に立ち戻って整理し直すイメージで復習していたため、継続的に講義を活用していたと思います。
というのも、基本書は自分にとってややハードルが高く、どこを重点的に押さえるべきか分かりにくいと感じていたのですが、講義は重要なポイントが整理されているので、復習も含めて講義を重視していました。

大学の授業などと並行しながら学習を進められていたと思いますが、両立の面で意識されていたことや工夫されていた点があれば教えてください。

大学入学当初は、司法試験の勉強に集中すると決め、最初の2年間はほぼ勉強一本で取り組んでいました。そのため当初は「両立」という意識はあまりありませんでした。
ただ、途中で行き詰まりを感じたこともあり、気分転換も兼ねてアルバイトを始めたり、ゼミに参加したりと、少しずつ他の活動も取り入れるようになりました。
その頃にはすでに学習の型がある程度固まっていたこともあり、学業やその他の活動と両立すること自体は、それほど負担には感じませんでした。

受験生へのアドバイスとして、勉強一本で進めるべきか、ある程度両立しながら進めるべきか、どちらが良いと考えますか?

正直なところ、これはその人のこれまでの経験による部分が大きいと思います。
例えば、受験経験が豊富で学習習慣がすでに身についている方であれば、他の活動と両立しながら進めることで、将来にも活きる視野の広さを養えるという意味でもおすすめできると思います。

一方で、自分のようにこれまで勉強中心の生活をしてこなかった場合は、少なくとも最初の1年は予備試験の勉強に集中した方が良いと感じています。ある程度のレベルに到達しないと、学習の進め方や時間の使い方の感覚も掴めないためです。
なので、特に初学者の方には、まずは一定期間しっかり勉強に集中することをおすすめしたいです。

ロースクール入試に向けての対策はどのようにされたのでしょうか。

予備試験が7月に短答、9月に論文となっているので、ロースクール入試との時期がかなり近いんです。
そのため、直前期まではロースクール入試の対策は行わず、予備試験の勉強に集中していました。直前期に入って残り1か月ほどのタイミングで入試の過去問に取り組んで、出題傾向を把握するようにしました。

予備試験合格で広がった選択肢

勉強方法が分かってきた一方で、短答に受からず壁を感じた時期もあったと思いますが、その際のモチベーションについて教えていただけますか?

学習が進んでくると「もしかしたら受かるのでは」と思える手応えも出てきましたが、一方で短答に合格できていない現実もあり、そのギャップに悩むことは多かったです。
そのため、モチベーションの面ではむしろ3年生以降の方が苦労しました。そうした時期は、資格スクエアのYouTube動画や弁護士の先生の話などを聞いて、「合格後の未来」を具体的にイメージすることで、気持ちを保ちながら学習を続けていました。

学習期間を通して「一番苦労したこと」は何だったでしょうか?

短答ももちろん苦労したのですが、論文で特に大変だったのは憲法の書き方でした。最後まで明確な“型”をつかみきれた感覚がなく、悩むことが多かったです。
講義では理解できているつもりでも、他の予備校の模試や模範答案を見ると書き方が異なっており、「なぜこうなるのか」が分からず混乱する場面もありました。
そうした書き方の違いに戸惑いながら試行錯誤が続いたことが、論文対策の中では一番苦労した点だったと思います。

最終的にはどうされたんですか?

論文の書き方に悩んでいた中で、他の参考書も読むようになり、その中でさまざまな書き方や考え方に触れる機会がありました。
特に、異なるアプローチの説明を見たことで、「なぜこの書き方になるのか」という背景が理解できるようになり、自分の中で腑に落ちた感覚がありました。
最終的には、一つの考え方に絞って、その型に従って書くと決めたことでブレがなくなり、論文の書き方を固めることができました

ご自身の経験を踏まえて、新しく挑戦しようとしている方に向けて、「これを伝えたい」というメッセージがあれば、ぜひお聞かせください。

予備試験に挑戦したのは、もともと良い法律事務所に入りたいという思いがきっかけでしたが、実際に合格してみると、合格前と後では自分の選択肢が大きく変わったと感じています。
現在就職活動をしていますが、合格前とでは取り組んでいる内容がまったく違っていて、言ってしまえば別人のような状況です。

もし「良い事務所で働きたい」「裁判官や弁護士として活躍したい」といった目標を持っているのであれば、予備試験に合格することはそのための最短ルートになると思います。
本気でそうした目標を持っている方には、ぜひおすすめしたいです。

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