司法試験の受験回数と合格率の関係は?最短で合格する重要性について徹底解説!

司法試験の受験回数と合格率の関係は?最短で合格する重要性について徹底解説!

司法試験は、5年間で5回受けられる試験制度になっていますが、実は不合格になってしまっても、5回全て受けている受験生は少なく、受験回数を重ねるごとに受験者数も合格者数も減ります。勉強時間が長ければ長いほど合格率も上がりそうなイメージを持つかもしれませんが、実は1回目の受験で合格する受験生が多いのです。

この記事では、司法試験の受験回数と合格率の関係を推察してみます。是非参考にしてみてください。

1 司法試験の受験回数について

司法試験は、予備試験に合格するか、法科大学院を修了すると、受験資格が与えられます。

司法試験の受験資格が与えられると、5年間で5回まで受験することができます。予備試験に合格した場合には、合格後の最初の年の4月1日から5年間、法科大学院を修了した場合は、修了後の最初の年の4月1日から5年間という計算になります。

2 司法試験の難易度(合格率)

司法試験の合格率及び合格率の推移は以下のようになっています。

 

この推移を見ると、司法試験の受験者数は2015年から減少傾向にある一方で、合格率は2016年から上昇傾向にあります。

直近の令和3年度司法試験では、合格率が初の40%台に入り、受験者としては合格を狙える最大のチャンスといえます。

合格率が上がっている要因としては、政府の法曹養成制度改革推進会議が合格者数を毎年1,500人程度以上とする方針を決定したため、合格者数が毎年1,500人前後に維持されていることと、受験者が毎年減っていることが関係しています。法科大学院の入学者数も減少しているため、受験者数が減っているものと推測できます。一方で、予備試験の受験者数に大きな変動はないため、必ずしも法曹志望者が減っているということはいえません。

3 司法試験合格者は1回目の受験でどれくらい合格してる?

では、司法試験合格者の受験回数ごとの割合はどれくらいなのでしょうか。

令和3年度司法試験合格者の受験回数ごとの割合を算出してみました。

▼令和3年度司法試験合格者の受験回数ごとの割合

受験回数 合格者数 割合
1回目 1,024名 72.1%
2回目 173名 12.2%
3回目 101名 7.1%
4回目 76名 5.3%
5回目 47名 3.3%

こちらの統計を見ると明らかなとおり、1回目の受験で合格している割合が全体の72.1%と、3分の2以上の人が占めていることが分かります。

また、2回目の受験で合格した割合が12.2%と、1回目合格の割合に比べると一気に割合が減っています。

4 司法試験合格者の平均受験回数の推移

では、例年司法試験合格者の平均受験回数はどのように推移しているのでしょうか。

▼司法試験の平均受験回数(平成29年度~令和3年度)

年度 平均受験回数
平成29年 1.85
平成30年 1.88
令和元年 1.83
令和2年 1.66
令和3年 1.56

 

直近5年間の司法試験合格者の平均受験回数に大きな変動はなく、1回~2回で合格している受験者が多いことが分かります。

上記の統計を見ると、1回目で合格している受験生が最も多いことが分かりましたが、勉強時間が長くとれる複数回受験の方が合格しやすいのでは?と思っていた方にとっては意外な結果だと思います。

1回目の受験が最も合格しやすいということは推測できますが、2回目以降の受験は受験者数も減っていることから、回数を重ねるごとに受験を諦めている方が多いことも現状です。

その要因としては、先に合格した仲間によって、一緒に勉強できる仲間がいなくなってしまうなどにより、モチベーションが一気に下がってしまうことや、経済的な事情から仕事と両立しなければならず、試験に対する意欲を失ってしまうなどが考えられます。

ただ、2回目以降の受験の合格率が下がるということは断定できないので、1回目の受験で不合格になってしまったからといって、落胆する必要はありません。実際に複数回の受験を経て合格している方もたくさんいます。

単純に1回目の受験で不合格になってしまったことで落胆してしまうよりも不合格となってしまった要因や、複数回受験で合格を勝ち取った方からアドバイスを受けるなどして、合格のためにできることをしていきましょう。

5 最短合格を目指しましょう!

司法試験の受験回数を重ねるごとに、自分の周りの環境や状況も同時に変化していくので、試験勉強だけに集中できる方は多くないかと思います。司法試験は1年に1回しか行われないので、5年間という受験年数を考えると、とても過酷な試験だといえます。

これから初めて受験する方の中でも、模試や法科大学院での成績があまり振るわず、「試験本番までに間に合わないのかも、、」と諦めてしまう気持ちが出てしまうかもしれませんが、1回目の合格が最も合格できるチャンスだと捉えて、最後まで頑張ってくださいね。

6 まとめ

  • 司法試験は5年間で5回まで受験することができる
  • 令和3年度司法試験の合格率は41.5%と初の40%台に入った
  • 令和3年度司法試験の受験回数と割合は、1回目受験が71.2%、2回目受験が12.2%、3回目受験が7.1%、4回目受験が5.3%、5回目受験が3.3%
  • 令和3年度司法試験の平均受験回数は、1.56回
  • 1回目の受験で司法試験に合格する受験生が多い

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