法律学習のコツを伝授!実は法律の丸暗記はNGだった?!

法律学習のコツを伝授!実は法律の丸暗記はNGだった?!

『1900』

この数字を見て、何の数字か分かりますか?

実は、この数字は日本の法律の数なのです。あの「模範六法」を販売している三省堂のデータによれば、日本には、およそ1900の法律が存在しているといわれています。

この膨大な法律の全てを丸暗記している人は、おそらく存在しないでしょう。また、法律の勉強を経験した事がある方なら、誰もが一度は『暗記の壁』に当たった経験があるのではないでしょうか?

「気合いと根性意外にないよ?時には暗記も必要!」

確かに、司法試験や予備試験などの難関試験を突破するには気合いと根性、一部分については暗記も必要です。ですが、論理的思考やちょっとしたコツを身につけてしまえば、テスト前の一夜漬けのようにすべてを丸暗記する必要はありません!

この記事では、法律学習の知識の定着に効果的なコツなどについて解説していきます。これから法律系の資格取得を目指している方や法律系試験の受験生の方は、是非ご参考になさってくださいね。

1 法律学習の暗記が苦しいのはなぜ?『イメージ化」で攻略しよう!

 

◆苦しい暗記は効率が悪い!法律知識を『理解』しよう(=“イメージ化”できるように)

『イメージ化』➡︎『理解』することは知的な喜びを味わうことができる(=勉強が捗る期待大!)

◆法律知識を理解すると記憶の定着率は大幅にアップする!

 

 

「社会人経験を経てある程度の経験を積んではいるものの、やりたいと思っていた法律の勉強が楽しくて仕方ない!」              (資格スクエア受講生 Y.K 女性40代・社会人・育児中 )

 

 

何か新しい事を学んで理解できたときに、知的好奇心が満たされて喜びを感じた経験は、年齢に関係なく多くの方が経験しているのではないでしょうか?とても嬉しい経験ですよね。

小さな子どもが何かを理解できた時のキラキラした笑顔は、まさに知的好奇心が刺激され満たされた瞬間ともいえます。

また、『記憶』と『理解』には、深い相関関係があります。

 

 

「ご存知の通り、「記憶」をほぼせずに試験で高い点数を取るのは不可能で、「記憶」は試験に必須の要素ですが、「理解」することで「記憶」の定着度は大幅にアップします。簡単に言えば「忘れにくくなる」のです。

これは、「理解」すると記憶対象を「イメージ化」できるようになり、そして「イメージ化」されてしまえば頭から離れにくいからです。」                            

                    資格スクエア 代表 弁護士 鬼頭政人

              引用:https://toyokeizai.net/articles/-/64790?page=2

 

テスト前の一夜漬けのように、机や壁に貼り付けてただただ修行のように条文を暗記するというのも間違えではないでしょうが、それはあくまでも一時的な記憶ですよね。その条文にまつわる事例や周辺知識がイメージ化を手助けしてくれることがありますので、セットで覚えてみると頭から離れにくくなるのでおすすめです。

インパクトの強い事例の多い刑法に関する知識などは、比較的覚えやすいともいえます。また、相続問題や婚姻・離婚問題など比較的身近な問題にまつわる法律知識もイメージがしやすいので覚えやすいのではないでしょうか。

 

理由1 |  法律学習は覚える事が多すぎる

冒頭でもご紹介したとおり、日本には1900に及ぶ法律が存在しており、民法の条文だけでも1050条ほどあります。例えば、予備試験に於いては、憲法・民法・刑法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法・行政法・選択科目(2021年から)を学ぶこととなり、その数は膨大です。

これらを一言一句暗記することは不可能ですよね。

また、法律学習特有の小難しい表現や言い回し、条文の読み替えをしなければならない科目もあるためテクニックが必要であったりと、より一層難しさを感じてしまうことも法律学習の暗記が苦しくなる要因となっています。

 

理由2 |  『論理的思考』を身につけるにはそれなりの時間が必要 

そもそも、丸暗記をしなくても法律知識を定着させるにはちょっとしたコツがあります!

最も効果的な方法は『論理的思考』を養うことです。

 

ですが、論理的思考は一夜漬けで身につけられるものではありません。法律の条文の立法趣旨、基本原理や原則、要件・効果、重要判例の理由付けなどを意識しながら、日々コツコツと法律学習に向き合っていれば、おのずと論理的思考が身についてくるでしょう。

 

つまり、法的な論理的思考を身につけるためには毎日の努力が欠かせません。なかなか成果がすぐに出ないこともあり、それなりに時間がかかってしまうことが法律学習が苦しくなってしまう要因となります。この段階で挫折してしまう人が少なくないことも事実です。

  

2 法律知識の暗記のコツは『反復学習』が鉄板!

 

たくさんの回数を重ねた反復学習で得た知識は、長期的に記憶することができ、また、その事柄にまつわる関連知識が相まって、より深く理解することができるといわれています。

 

また、一度身につけた知識を維持するためには、定期的なインプットやアウトプットが大切であり、しばらく時間が空いてしまえば忘れてしまうのが人間ですよね。

 

法律知識に於いても、鉄板と言われる『反復学習』ですが、どのように行えば効率が良いのでしょうか?

下記で、ご紹介していきますので、是非ご参考になさってくださいね。

 

コツ1 |  インプットはサクサク早めに1周させてしまう

 

◆長期的な記憶に持っていくためには短期間で復習回数を上げること(想起する機会を持つこと)が大切

 →ex.章ごとに適宜復習する

◆短期間で復習回数を上げるには、サクサクとスピード感を持って体系的にイメージを掴むことが大切

 →過去問で不正解ばかりでもどんどん前に進む(深掘りし過ぎない)

 

長期的に記憶を維持するためには、短期間で復習回数を上げること(想起する機会を持つこと)が有効だといわれています。これを法律学習に当てはめてみましょう。

ある一定の範囲のインプット(ex.民法なら「意思表示の瑕疵」など)が終わったら、すぐにその範囲の短答式の過去問を解いてしまいます。後述しますが、間違えてしまっても深掘りし過ぎずに、「過去問の解説を読む!」くらいの気持ちで取り組まれることをおすすめします。

 

コツ2 |  深掘りしすぎてはダメ!細かいことは気にしない

インプット学習ばかりに気を取られてしまい、試験日が近づいてきて、慌ててアウトプットを行うという受験生は一定数います。いったい、なぜなのでしょうか?

「だって、全然理解していないから過去問なんて解けない!自信ない・・。」

だいたいこのような理由が挙げられます。例えば、予備試験のインプットを終えて短答式の過去問を解いてみて間違えると、そのダメージは意外と大きく「きちんと理解してから過去問に取り掛かろう。」という思考になりがちです。

しかし、これには “ちょっと待った!”と敢えて提言します。

確かに、間違えてしまった時のダメージは大きいものかもしれませんが、「そういうものだ。間違えて当然!」と割り切ってしまいましょう。初学者のうちは、短答式問題を初めて解いた時、5割〜6割ほどの正答率でしょう。それで良いのです。一度見て知識が定着するような天才でもない限り無理な話ですよね。

したがって、正答率が悪かったとしても、あまり細かいことは気にせずにスピーディに先に進めていきましょう。深掘りしすぎると先に進まず、最悪の場合1周もできずに本試験を迎えてしまうこともあります。そうならないためにも、とにかく早めに全範囲を1周させて、科目毎に『体系的』なイメージを掴んで大枠を理解してしまいましょう。細かな部分は後からいくらでも補填する事ができますので、恐れるに足らずです。

 

天才を目指す試験ではありませんよね。大切な事は、合格レベルに引き上げる努力です!

 

コツ3 |  アウトプット学習を怖がるのはNG!過去問の徹底

 

◆法律学習の暗記のコツはインプットとアウトプットのバランスが大切!

〈講義(予備校利用者)、テキスト、過去問、六法 これらをひたすらルーティーン化させる〉

 

「もっとアウトプット(過去問演習など)を徹底すればよかった・・。」

「もっと、論文書いておけばよかった・・・。」

資格試験や進学の受験に共通して言える事ですが、一度不合格となった方は、アウトプット学習の大切さが身に沁みてお分かりになるのではないでしょうか?予備試験や司法試験などの法律系試験も例外ではなく、全体の勉強時間の大部分を占めると言っても過言ではないほどアウトプット学習は、合格に於いて大切なプロセスです。

法律学習は、専門的で難しいことは事実なのですが、特に、初学者の方はインプット学習に重きを置いてしまう傾向があります。専門用語ばかりで慣れていないのですから、これはある意味仕方のない事でもあります。

ですが、スピーディーにインプットを行うことを前提とすると『分からないところを飛ばす勇気』も大切です!

なぜなら、インプット学習で理解できなくても、過去問の解説などを見て「なんだ〜、そういう事だったのか!」とあっという間に理解できてしまうことが少なくないからです。

 

∞ インプット(講義や基本書)→過去問→解説を読む→間違えた箇所のテキストを読む ∞

 

このようなルーティーンで、2周目以降は間違えた問題だけを行ってみるのも良いかもしれませんね。

回数を重ねる毎に理解が及び、正答率も少しずつアップしていきます。まさに根気勝負といえますよね。同じ論点でも、視点を変えて問われたり、インプットとアウトプットを織り交ぜながら反復し繰り返していくことで、基本的な知識の定着を図る事ができます。基本書だけ見ても分からない箇所も、過去問や六法を引いていくことで、急に腑に落ちて理解が及ぶということもあります。

以上のことからも、アウトプットを主軸とした勉強を忘れないでくださいね。

 

3 サマリー

 

少し長い道のりですが、「コツコツと諦めないで努力する人が合格できる試験!」と仰る合格者の方もいらっしゃいますので、ここは一つ腹をくくり『イメージ化』を意識しながら理解に努め定着率をアップさせてみてくださいね。合格までの距離は短くないかもしれませんが、その先の未来はきっと明るいはずです!

資格スクエアMEDIAは、受験生の皆さんやこれから勉強を始めようと考えている方を応援しています!

 

4 まとめ

  • 法律学習は『イメージ化」で攻略しよう!法律知識を理解すると記憶の定着率は大幅にアップする!
  • 法律知識の暗記のコツは『反復学習』が鉄板!
  • コツ① インプットはサクサク早めに1周させてしまう/コツ③ 深掘りしすぎてはだめ!細かい事は気にしない/コツ③アウトプット学習を怖がるのはNG!過去問の徹底
  • 法律学習の暗記のコツはインプットとアウトプットのバランスが大切!

 

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