「行政書士に挑戦したいけれど、今からでも遅くない?」
「40代や50代からでも合格して、独立・開業できるの?」
行政書士試験は、年齢・学歴・国籍等に関係なく受験できる国家試験です。40代・50代の受験者・合格者も多く、これまでの社会人経験を活かして独立開業やキャリアチェンジを目指すこともできます。
なお、行政書士試験研究センターは合格者の「平均年齢」そのものは公表していません。年代別データを見ると、令和7年度試験では30代・40代の合格者数が多く、50代・60代以上からも多数の合格者が出ています。
ただし、資格を取るだけで収入や開業後の成功が保証されるわけではないため、試験制度と取得後の働き方を正しく理解しておくことが大切です。
行政書士の平均年齢は公表されていない|合格者の年代別実態
合格者の平均年齢を示す公式データはない
行政書士試験研究センターは、受験者・合格者を年代別に公表していますが、合格者の平均年齢は公表していません。
そのため、「行政書士合格者の平均年齢は○歳」と断定するのではなく、年代別の受験者数・合格者数を見るのが正確です。
| 年代 | 受験者数 | 合格者数 |
|---|---|---|
| 10代以下 | 723人 | 66人 |
| 20代 | 8,294人 | 1,517人 |
| 30代 | 9,907人 | 1,923人 |
| 40代 | 12,161人 | 1,867人 |
| 50代 | 12,330人 | 1,445人 |
| 60代以上 | 6,748人 | 474人 |
令和7年度試験では30代の合格者が1,923人、40代が1,867人と多く、50代も1,445人、60代以上も474人が合格しています。
50代以上だけでも合格者は1,919人で、全合格者7,292人の約26%を占めます。40代・50代からの挑戦は珍しいものではありません。
出典:一般財団法人 行政書士試験研究センター「最近3年間における行政書士試験の受験者・合格者の属性」
40代・50代の受験者も多い
令和7年度試験では、40代の受験者が12,161人、50代が12,330人で、両年代を合わせると受験者全体の約半数を占めます。
行政書士試験は年齢・学歴・国籍等による受験制限がないため、社会人経験を積んだ後や、定年後の働き方を考え始めてから受験することも可能です。
ただし、受験動機別の公式統計は公表されていないため、「40代・50代は独立目的が多い」などと年代だけから断定することはできません。
年齢よりも学習計画・実務準備・集客設計が重要
試験合格では、年齢そのものよりも、学習時間を確保できるか、民法・行政法を理解できるか、記述式や基礎知識科目まで対策できるかが重要です。
合格後に行政書士として働く場合も、専門分野の選定、実務知識、顧客対応、営業・集客方法などによって結果は大きく変わります。
「若いから有利」「年齢が高いから不利」と一括りにせず、自分の経験をどの業務に活かせるかまで考えることが大切です。
行政書士試験に年齢制限はある?
受験資格に年齢・学歴・国籍等の制限はない
行政書士試験は、年齢・学歴・国籍等に関係なく受験できます。中卒・高卒の人や、法律を初めて学ぶ人でも受験自体は可能です。
ただし、受験できることと、短期間で合格できることは別です。
法律初学者の場合は、民法・行政法の基礎理解、記述式対策、学習時間の確保を計画的に進める必要があります。
最年少13歳・最年長77歳の合格者がいる
行政書士試験では、若い世代からシニア層まで幅広い年代の合格者が出ています。
行政書士試験研究センターによると、令和7年度試験では合格者の最年長は77歳、最年少は13歳でした。
年齢だけで合格の可否が決まるわけではありません。試験範囲に合った学習を継続し、合格基準を満たすことが必要です。
出典:一般財団法人 行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験実施結果の概要」
【注意点】未成年者は行政書士登録できない
試験自体は年齢に関係なく受験できますが、行政書士として業務を行うには、日本行政書士会連合会の行政書士名簿への登録が必要です。
行政書士法では、未成年者は欠格事由とされています。
そのため、未成年で試験に合格しても、成年に達するまでは行政書士として登録して業務を行うことはできません。
40代・50代から行政書士を目指すメリット
これまでの社会人経験や人脈を活かせる可能性がある
行政書士の仕事では、書類作成の知識だけでなく、依頼者の状況を正確に聞き取る力、説明力、期限管理、関係者との調整力も求められます。
40代・50代で培ってきたビジネスマナー、業界知識、人脈は、独立後の営業活動や顧客対応で強みになる可能性があります。
ただし、それだけで実務を行えるわけではなく、行政書士業務の専門知識や扱う分野ごとの実務経験も必要です。
定年後のセカンドキャリアとして検討できる
行政書士には会社員のような定年がないため、セカンドキャリアとして検討することができます。
50代で資格取得や実務準備を進め、定年後に独立開業を目指すことも選択肢の一つです。
ただし、開業後に安定収入を得るには、専門分野の選定、実務知識の習得、集客方法、資金計画が必要です。
知識・経験を活かしながら長く働ける可能性がある
独立開業すれば、働く場所や時間を自分で調整しやすくなる面があります。
行政書士業務には書類作成や相談対応などのデスクワークも多く、これまでの知識や経験を活かしながら働ける可能性があります。
ただし、役所への確認、顧客対応、営業活動、実務調査なども必要になるため、「パソコンだけでどこでも完結できる仕事」と考えるのは避けましょう。
【年代別】行政書士資格を活かした就職・転職と独立開業
【20代・30代】法律知識を就職・転職のアピール材料にできる
20代・30代であれば、行政書士試験で学ぶ法律知識を、法務・総務・不動産・建設・許認可関連業務への就職・転職でアピールできる場合があります。
ただし、資格だけで採用が決まるわけではありません。
実務経験、応募先の業務内容、資格取得後に何をしたいかまで合わせて伝えることが大切です。
【40代・50代以上】転職だけでなく独立・現職との掛け合わせも検討する
40代以降で実務未経験の場合、行政書士資格だけで一般企業への転職が大きく有利になるとは限りません。
転職だけでなく、独立開業や現在の仕事・業界経験との掛け合わせも含めてキャリアを考えることが大切です。
自宅開業を検討する場合も、事務所要件、行政書士会への登録費用、集客方法、実務習得の方法を事前に確認しておきましょう。
公務員経験者は試験合格以外のルートで資格を得られることもある
行政書士となる資格には、行政書士試験合格以外のルートもあります。
日本行政書士会連合会によると、国または地方公共団体の公務員として行政事務を担当した期間などが通算20年以上ある人、または高等学校卒業者等で通算17年以上ある人は、行政書士となる資格を得られる場合があります。
ただし、実際に対象となるかは、担当していた事務内容や欠格事由の有無なども含めて確認が必要です。
40代・50代が効率的に行政書士試験を攻略する勉強法
過去問演習を早めに取り入れる
40代・50代から学習を始める場合、学生時代以来の試験勉強で、学習習慣を取り戻すところから始める人もいます。
テキストを読むだけでなく、早い段階から過去問演習を取り入れ、どの知識がどのように問われるのかを確認しましょう。
間違えた問題は、解説や条文に戻って理由を理解し、繰り返し復習することが大切です。
スキマ時間を活用して学習時間を確保する
社会人にとって大きな課題は勉強時間の確保です。机に向かう時間だけでなく、通勤中、昼休み、寝る前など、短い時間も学習に使えるようにしましょう。
スマホでの問題演習や音声学習を取り入れ、細切れの時間でも継続的に学習できる環境を作ることが役立ちます。
独学に不安がある場合は通信講座の活用も視野に入れる
仕事や家事と両立しながら行政書士試験を目指す場合、学習計画の作成、法改正対応、記述式対策をすべて一人で管理するのが難しいこともあります。
独学に不安がある人は、通信講座を活用することで、重要論点や頻出テーマを整理しながら学習を進めやすくなります。
ただし、通信講座を使えば必ず合格できるわけではないため、過去問演習と復習を継続することが重要です。
40代・50代の学習にも資格スクエアを活用しやすい
資格スクエアの行政書士講座は、講義視聴や問題演習、記述式対策をオンラインで進められる講座です。
スマホやPCを使って学習できるため、仕事や家事と両立しながら学習時間を確保したい人にも利用しやすいでしょう。
スキマ時間に法令択一クエストで過去問演習できる
資格スクエアの「法令択一クエスト」は、スマホやPCから利用できます。
27年度1年合格講座では、21年分の法令等科目と8年分の「行政書士法・戸籍法・住民基本台帳法」の過去問をテーマ別・肢別で演習できると案内されています。
法令等科目は21年分・約3,000肢を収録しており、スキマ時間の反復演習にも使いやすい設計です。
法律初学者向けの「森T」講義
担当講師は、森広志先生、通称「森T」です。難しい法律用語や条文の考え方を、具体例を交えながら説明する講義スタイルが特徴です。
講師との相性は人によって異なるため、申し込み前に無料講義やサンプル講義を確認し、自分にとって理解しやすいかを見ておくとよいでしょう。
AI「記述式」添削を回数無制限で利用できる
資格スクエアの27年度1年合格講座では、AI「記述式」添削を利用できます。公式サイトでは、平成27年度〜令和8年度の最大12年分・全36問で利用でき、使用回数は無制限と案内されています。
採点基準は資格スクエア独自のものであり、本試験の評価基準とは異なります。
本試験の点数を保証する機能ではなく、答案作成の練習や弱点確認の補助として活用しましょう。
資格スクエアのコースと料金一覧表
| コース名 | 料金(税込) | 対象・特徴 |
|---|---|---|
| 森Tの1年合格講座(テキストあり/27年度合格目標) | 159,500円 | 基礎から学ぶ初学者向け。製本テキスト付き |
| 森Tの1年合格講座(テキストなし/27年度合格目標) | 148,500円 | 製本テキストなしで費用を抑えたい人向け |
| 森Tの速習合格講座(テキストあり/26年度合格目標) | 119,900円 | 約半年で学習を進める講座 |
| 森Tの速習合格講座(テキストなし/26年度合格目標) | 108,900円 | Web中心で速習したい人向け |
| 森Tの短期集中合格講座(26年度合格目標) | 69,300円 | 約4か月で要点を絞って学ぶ講座 |
1年合格講座と速習・短期集中講座では対象年度が異なります。料金、販売状況、教材、視聴期限、キャンペーンは変更される可能性があるため、申し込み前に公式サイトで最新情報を確認してください。
行政書士の年齢に関するよくある質問(FAQ)
60代から勉強を始めても遅くないですか?
60代から行政書士試験の勉強を始めても、受験資格の面では問題ありません。令和7年度試験でも60代以上の合格者が474人います。
ただし、合格後に開業して仕事を得るには、専門分野の選定、実務知識の習得、集客方法、体力面・資金面の計画が必要です。
人生経験が顧客対応で強みになる可能性はありますが、資格取得後の準備もあわせて考えましょう。
学歴(高卒や中卒)は合格率や実務に影響しますか?
行政書士試験は、年齢・学歴・国籍等に関係なく受験できます。合否は試験の得点によって判断されるため、学歴による受験制限はありません。
一方、合格率と学歴の関係を示す公式データは公表されていないため、「学歴によって合格率が変わる」「まったく影響しない」といった断定はできません。
実務では、専門知識、正確な書類作成、誠実な対応、顧客の課題を整理する力を身につけることが重要です。
年齢が高いと独立開業時の資金面で不利になりますか?
行政書士は大規模な設備投資を必要としないケースもありますが、登録や開業には一定の費用がかかります。
行政書士会への登録費用、事務所環境、職印、備品、Webサイト、広告費、実務書籍、研修費などを事前に見積もっておきましょう。
自宅を事務所にする場合も、事務所として使えるか、賃貸契約や秘密保持の環境を確認する必要があります。年齢だけで判断せず、無理のない資金計画を立てることが大切です。
行政書士の平均年齢・40代50代からの挑戦まとめ
行政書士試験の合格者平均年齢は公式には公表されていません。一方、年代別データでは30代・40代の合格者数が多く、50代・60代以上からも多くの人が合格しています。
令和7年度には50代1,445人、60代以上474人が合格しており、40代・50代以降から挑戦すること自体は珍しくありません。
年齢にかかわらず、合格には学習時間の確保と試験範囲に合った対策が必要です。独立開業を考える場合は、試験対策だけでなく、専門分野、実務習得、集客、資金計画まで考えておきましょう。
独学で学習計画や記述式対策に不安がある人は、資格スクエアのような通信講座を比較するのも一つの方法です。
この記事について
本記事は、一般財団法人行政書士試験研究センター、日本行政書士会連合会、資格スクエアの公式情報をもとに、行政書士試験の年齢層、受験資格、40代・50代からの受験、資格取得後の働き方を整理しています。試験制度や講座内容は変更される可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
資格スクエアMEDIAについて
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