司法試験の短答式試験にはどうやったら受かる!?各科目の対策方法を解説!

司法試験の短答式試験にはどうやったら受かる!?各科目の対策方法を解説!

この記事では司法試験の2種類の試験形式のうちの1つ、短答式試験について、合格のためにはどのような勉強をしたらよいのかという点を各科目の特徴を踏まえた上で詳しく解説しています!現在、法曹を目指して司法試験の受験を考えている方だけではなく、司法試験の勉強を既に始めたものの、具体的にどのような勉強方法を行えば短答に受かることができるのかよく分からないからこの機会に知りたい!という方もぜひこの記事をご覧ください。

1 司法試験の短答式試験とは

司法試験短答式試験の勉強方法について見ていく前に、そもそも司法試験短答式試験とはどのような試験なのでしょうか。

司法試験は「短答式試験」「論文式試験」の2種類の試験によって構成され、合否は両者の総合点に基づく総合評価により決まります。両者のうち、今回取り上げる「短答式試験」は、複数の選択肢の正誤を判断し、マークシートで解答するという形式の試験となっています。

試験科目は憲法・民法・刑法の3科目です。短答式試験においては、各科目40%の最低ラインや「一定の得点」の足切り制度によって短答式試験の段階で不合格にならないようにすることに注意しなければいけません。

 

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2 司法試験の短答式試験の勉強法

(1) 短答式試験全体の勉強法

まずは3科目に共通する短答式試験全体の勉強法をみていきましょう。

① 何度も同じ問題集を繰り返す

司法試験の短答式試験の教材には予備校のものを含めれば様々なものがあります。しかし、短答式試験の勉強では教材の幅を広げずに、1つの問題集を繰り返すことが大切です。

答式試験の試験科目は3科目と、予備試験の短答式試験に比べれば科目数は少ないものの、合格に必須といえる過去問を潰すだけでも過去問の量はかなりの量があります。それにも関わらず、色々な教材に手を出してしまうと演習量はこなしていても、人は暗記したものでもすぐ忘れてしまうために問題演習の完成度は低くなってしまいます。

そこで、短答式試験では、過去問形式や肢別の問題集などの形式面での違いはさておき、短答式試験の過去問題集を軸にそれを繰り返して、1つの問題集の完成度をできるだけ完璧に近づけることが有効な勉強法となります。

② 条文と判例を重視する

続いて、短答式試験では基本的には条文と判例を大事にすることが大切です。裏返していえば、学説を重視しすぎないということです。勉強が進んでいくと判例だけではなく、様々な学説にも興味が飛びがちですが、短答式試験では基本的には条文と判例を素材にした問題が出題されるので、過度に学説にのめり込みすぎないようにしましょう。そして、条文に特化して勉強をしたい際には、ポケット版六法の条文を「要件」と「効果」を意識しながら素読することが有効です。

なお、憲法や刑法については一部、学説を素材にした問題が出題されますが、それらの問題では学説を知っているかどうかが問われているわけではなく、学説を事例にあてはめるなどをして法律的に「思考」することができるかどうかを問いているので、学説を知識として丸暗記する必要性は高くありません。

③ 苦手な問題だけに絞って演習する

最後のポイントは、苦手な問題だけに絞って問題演習を行うということです。前述の通り、短答式試験の試験科目は3科目と科目数は少ないものの、過去問自体は非常に多く蓄積されています。そこで、問題演習の際には、1つの問題集を繰り返すことに加え、既に自信をもって解けた問題については演習の対象から外して、苦手や分からない問題に絞って演習をすることが効率化のコツとなります。

具体的には、問題演習では、解けた問題(肢)には◯、自信がない・間違った問題には×などを付けて、それ以降では×のついた問題のみを解きます。これを繰り返すことで、自分の分からない問題だけを演習することができます。

(2) 各科目の勉強法

① 憲法

憲法は大まかにいえば①総論分野、②人権分野、③統治分野に分かれています。この中で、メインなのは論文式試験の学習で中心となる②人権分野となります。しかし、人権分野の短答式試験は問題によっては細かい判旨の内容の理解まで求められているものも多く、正解することが難しいものもあります。そこで、短答式試験においては①総論分野や③統治分野で安定的に得点することを目指しましょう。

①総論分野は過去問をしっかりと潰せば対応可能ですし、③は過去問の完成度を高めることに加え、統治分野の条文を素読するなどしてしっかりと抑えることが対策のコツとなります。

② 民法

民法はとにかく演習量が多く、過去問演習をすべて行うだけでも大変だと思います。ただし、出題の傾向としては、3科目の中で最も条文と基本的な判例の理解を問われているといえ、過去問と条文をしっかりと潰していくことで、安定的に得点することができでしょう。こなさなければいけない量は多いですが、やればやるだけ伸びる科目でもあるので頑張って勉強しましょう。

③ 刑法

刑法は細かな罪数論など短答式試験にしか出題されない分野(いわゆる短答プロパー)を除けば、論文式試験の勉強で短答式試験にも対応可能でしょう。そのため、前提として論文問題の勉強がしっかりと行えていることが大切です。

一部には学説問題もありますが、学説を知っているかどうかというより、学説を元に一定の結論を導くことができるかという点が問われているので、過去問で出題形式に慣れておけば大きな心配はないといえます。

 

3 サマリー

いかがだったでしょうか。司法試験の試験形式の1つである短答式試験。3科目と科目数が少ないことからの油断を原因として足切り制度により不合格とならないためという点ではもちろん、論文式試験でのミスを埋めるためにもきちんと勉強するようにしましょう。その際には、今回の記事で取り上げた勉強方法を用いながら効果的に学習を進めていってくださいね!

4 まとめ

  • 短答式試験は司法試験の2種類の試験形式のうちの1つ
  • 条文と判例を中心に過去問題集で対策を! 
  • 間違えた問題だけを潰していくことが大切
  • 各科目の特徴に気を払いながらメリハリをつけて勉強する

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